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革新的な統合ハンドルSpeeco Aero Breakaway Barは超エアロポジション

https://www.speeco.tech/abb-aero-break-away-handlebars/ 機材情報
photo speeco.tech
この記事は約4分で読めます。

昨日、プロロードレースでフレアハンドルが使われている理由を記事にした。

フレアハンドルの場合には、上のブレーキフードを持って走ることでハンドル幅を狭くして空気抵抗を抑えていた。

だが、今回紹介するSpeeco Aero Breakaway Barならば、もっと空力的に有効だ。

 

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Speeco Aero Breakaway Bar

 
 
 
 
 
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オランダの航空スペシャリストであるSpeecoは、Roompot-CharlesのプロライダーであるJan-Willem van Schipと協力して、新しいSpeeco ABB(Aero Breakway Bar)一体型カーボンファイバーハンドルバーを開発。

Jan-Willem van Schipは、極端なフレアハンドルでレースをしているライダー。身長は194cmあるがハンドル幅320mmのハンドルを使用している。

 

 
 
 
 
 
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上のインスタの写真を見て貰うとわかる通り、物凄くリーチの部分が長い。2枚目の写真を見て貰うとわかるが、ハンドル幅はとても狭い。

つまり、フレアハンドルと同じで空気抵抗を少なくするポジションが取れるのだ。更に、このSpeeco Aero Breakaway Barは、TTと同じようなポジションも取れる。

 

photo speeco.tech

ステムはずんぐりとした70mm。リーチを長くすることで、調整している。

最近のプロは凄く長いステムで対応しているが、ステムを長くして、肘を折りたたんだTTポジションで走ると手首の部分しかハンドルにかからず安全上は良くない。

これを解決したのが、Speeco ABBハンドルで、逆のパターンでハンドルのリーチで調整する感じだ。

 

photo speeco.tech

リーチ部分も、手が置きやすいようにTTのトライバーのような形になっている。

 

photo speeco.tech

開発に参加した、Jan-Willem van Schipはトラック選手でもあり、ハンドリングテクニックはとても上手いことも考慮しなかければならない。

つまり、トラックで狭いハンドル幅にも慣れており、安全に走る技術は当然持っている。

横からみると、完全にTTポジションだ。前腕もしっかりと、リーチ部分にのっており安定する。

ドロップを握ると前腕が空気抵抗となるが、このポジションならば前腕は全て隠れる。

 

Jan-Willem van Schip

ドロップ部分は、ハンドル幅が広がっておりフレアとなっている。

さて、肝心の数値やハンドル幅だが、これは完全にカスタマイズとなる。ハンドル幅は通常アマチュアの場合肩幅を基準に考えれる。

つまり、人によって寸法は変わるのでSpeeco Aero Breakaway Barはカスタマイズして作られるということだ。

価格は事前に500ユーロ。最終的に1500ユーロ(約18万円)。誰が買うんでしょうねえ~。

費用には、風洞実験とかの費用も入っているのかな。でないと、ハンドルで18万円は考えられないですよね。世界に一つのハンドルだから、高いのかも。

どこかのプロチームが使ってくれると面白いのですけど、どうですかね~。

 

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