Campagnoloは、フラッグシップモデルのBora Ultra WTO ホイールセットとBora WTO のラインナップをバージョンアップ。
どちらのホイールもリム内部幅は23mmと広くなっている。 軽量化も図れており、最軽量の Bora Ultra WTO 35 ホイールセットの重量は 1,285gとなっている。
更新されたホイールは、Bora Ultra WTO 35、45、60、および Bora WTO 35、45、60のホイールセット。
Campagnoloは1994年に最初のBoraを発売し、ホイールセットは現在12回目の更新となる。
2024 Campagnolo Bora Ultra WTO & Bora WTO ホイール
Campagnolo BORAホイールの発売から 30年が経過し、最新のアップデートでは、2024 年に向けてBora Ultra WTOとBora WTOロードレース ホイールにいくつかの調整が加えられている。
WTOの名前は、エアロ性能が低空力抵抗に最適化されていることを意味している。WTOは (Wind Tunnel Optimized)の略。
Campagnoloは、ホイールのすべての部品(ハブ、スポーク、ニップル、リム)を社内で製造するというCampagnolo独自の立場を引き継ぎ、ほとんどのホイールメーカーよりも統合されたホイール全体を構築することができる。
リム自体は、HULC (Handmade Ultra-Light Carbon) レイアップで作られ、高度に研磨された金型にUV安定樹脂が使用され、内部のカーボンファイバーが途切れないようにスポーク穴が成形されている。
つまり、金型から追加の塗装、クリアコート、フィラーなどの必要はない。その結果、Campagnolo はプレミアムC-Lux 仕上げと呼ぶ、微妙な銅色のデカールを追加するだけだ。
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ホイール名のUltraはトップスペックのベアリングを示唆しており、Bora Ultra WTOホイールはすべて、CampagnoloのCULT(Ceramic Ultimate Level Technology)セラミックベアリングで回転し、内部抵抗を最小限に抑える。
内部にグリースはなく、軽油だけで、CULTベアリングは信じられないほどスムーズに回転し、最悪の条件でも長持ちすることが証明されている。
従来通り、2-Way Fitにも対応となっており、チューブレスタイヤも使用可能。
2-Way Fitとは
標準のクリンチャーとインナーチューブまたはチューブレスタイヤと一緒に使用することが出来るホイール。
ホイールセットの最新バージョンは、リムとタイヤの間にドロップ型のプロファイルを備えており、空気の流れとコントロールを最適化する。
Campagnoloによれば、これにより前モデルと比較して向かい風抵抗が13%減少し、15度の横風では80%に低下するという。
前世代と同様、Bora Ultra WTO ホイールはCampagnoloのAero Mo-Mag テクノロジーを利用しており、ニップルは専用のニップル シートに収まっている。
2024 Campagnolo Bora Ultra WTO & Bora WTO spec
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Bora Ultra WTO
- スポーク : フロント・リア共に21本 Aero楕円形、G3パターン
- ハブ : CULTセラミック
- リム高さ : 35mm、45mm、60mm
- リム材質 : UD高強度カーボンファイバー
- リム内部幅 : 23mm
- リム外部幅 : 28.4mm
- タイヤ互換性 : チューブレス、チューブレスレディ、クリンチャー
- 2-Way Fit対応
- 重量 : 1,285g(35mm)、1,325g(45mm)、1,395g(60mm)
- 価格 :667,000円
Bora WTO
- スポーク : フロント・リア共に24本 Aero楕円形、G3パターン
- ハブ : USBカップアンドコーンベアリングシステム
- リム高さ : 35mm、45mm、60mm
- リム材質 : カーボンファイバー
- リム内部幅 : 23mm
- リム外部幅 : 28.4mm
- タイヤ互換性 : チューブレス、クリンチャー
- 重量 : 1,370g(35mm)、1,405g(45mm)、1,460g(60mm)
- 価格 :469,700円
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