4月16日に2023 アムステルゴールドレースがアルデンヌクラシックの最初のレースとしてスタートする。
このアムステルゴールドレースだけど、2019年にはマチュー・ファンデルプールが怒涛の追い上げを見せてゴール前でジュリアン・アラフィリップらを捕らえて勝利。
だが、2021年、2022年と連続して写真判定で勝敗が決められるほどの大接戦。これについては、多くの不満や納得できない状況が作りだされていた。
2021 ワウトとピドコックの写真判定
Even with the UCI’s advanced, space-aged finish line technology, the men’s Amstel Gold Race was a close call! Pidcock doesn’t seem convinced…
Who do you think got it?
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— GlobalCyclingNetwork (@gcntweet) April 19, 2021
まず2021年だけど、ワウト・ファンアールトとトム・ピドコックがゴールでハンドルを投げた。そのタイム差は0.004秒だったと言われている。
上記はトム・ピドコックが写真判定されたスマホの写真を見せられているが、後に斜めから撮影された写真をだしてピドコックは疑問を呈していた。
納得がいく結果とはなっていない。
2022年 ミハウ・クフィアトコフスキとブノワ・コヌフロワの着順ミス
昨年も最後に微妙な判定に。最初はAG2R Citroën Teamのブノワ・コヌフロワが勝ったと宣言されていたのだ。
だが、すぐに訂正となってINEOS Grenadiersのミハウ・クフィアトコフスキが勝利となった。
詳しくは以下の記事に書いてある通り、見た目でレースラジオに着順を伝えたためだ。
2023年からは確実となるか
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2023年からは、写真判定でミスはなくなりそうだ。アムステルゴールドレース主催者は写真判定のスペシャリストMatsport社と契約している。
Matsportは、あるゆるスポーツの計時及び表示装置を提供している会社。オリンピックからモータースポーツのゴール写真提供などを行っている。
Matsportは、これまでも30のサイクリングイベントと提携している。これに2023年男女のアムステルゴールドレースも加わった。
上記のような写真判定がゴール後に即座に行われる。これで、写真判定によるミスがなくなる可能性は高い。全てのサイクリングイベントで導入されると良いのでしょうけど、コストもかかる。
ゴール地点での設置、プレスルームの設営、配信のための設備など準備は大掛かりとなる。
スポンサーからの資金提供に頼っているサイクルレースの現状では、全てのレースに導入というのは難しそう。
とりあえず、2023アムステルゴールドレースでは写真判定でもめることはなくなるだろう。
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