タデイ・ポガチャルは、ツール・ド・フランスを制覇したライダーとして初めてストラーデビアンケを獲得。
彼は信頼するコルナゴV3Rに乗り、ホイール、コックピット、サドル、コンポはツールを制覇したときと同じモデルだ。
ストラーデビアンケでは、タイヤとギアリングの2つだけが変更されている。最も大きな変更はチューブレスタイヤを使ったことだ。
プロの世界では、チューブラーからチューブレスへと移行が進んでいると裏付ける結果となっている。
今回のレースでは、ジュリアン・アラフィリップもチューブレスで走っている。残念ながら落車したが、Quick-Step Alpha Vinyl Teamはカスパー・アスグリーンが3位に入り、チューブレスでの成果を出した。
結局、表彰台の1位と3位はチューブレスタイヤを使用して結果を出したことになる。
ColnagoV3R
昨年、UAE Team EmiratesはVittoria コルサコントロールでレースをしていた。これはプロが使う定番のチューブラータイヤだ。
だが、昨年PirelliがUAE Team Emiratesのタイヤスポンサーとなった。
これもあり、チームはストラーデビアンケで、Pirelliのチューブレスタイヤを使用。
ポガチャルは28mmのP Zero TLRチューブレスタイヤで、フロントタイヤを71psi、リアタイヤは75psiとしてストラーデビアンケに参戦した。
ポガチャルの体重は約66kg。
UAE Team Emiratesは、チューブラーを使用したディエゴ・ウリッシを除き、全員がチューブレスで走った。
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タデイ・ポガチャルがストラーデビアンケで使用したコルナゴ PHOTOS BY: JAMES STARTT
タデイ・ポガチャルは、コルナゴのエンジニア、ダビデ・フマガリが設計したV3Rを「私の小さなアーミーナイフ、ほとんど何にでも使えるバイク」と呼んでいる。
ツールからリエージュ〜バストーニュ〜リエージュ、ストラーデビアンケまで勝利し、ポガチャルはそれが真実であることを証明している。
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PHOTOS BY: JAMES STARTT
コルナゴV3Rは32mmまでのタイヤを扱うことができ、ダウンチューブとシートチューブにエアロ形状を組み込んでいる。
ポガチャルが使用した28mm幅のP Zero TLRチューブレスタイヤも余裕で入るクリアランスがある。
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PHOTOS BY: JAMES STARTT
ハンドルはDeda Alanera。ハンドル幅42cm、ステム140mmと推定。ステムに描かれているRichard Milleは、スポンサー名。
Richard Milleは、時計のブランドで、チームのメンバーの時計はRichard Milleだ。
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PHOTOS BY: JAMES STARTT
ツール・ド・フランスでは、ポガチャルは標準的な53/39クランクを使用。ストラーデビアンケでは、54/39でグラベルロードに挑んでいる。
ストラーデビアンケは、獲得標高3,200mの起伏があり、グラベルもあるが、これで乗り切ってしまうだから凄いパワーだ。
UAE Team Emiratesは、カンパニョーロ・スーパーレコードEPSの電子グループにSRMのパワーメーターを使用。
カンパを使用するワールドチームは、Cofidis、AG2R Citroën TeamとUAE Team Emiratesの3チームとなっている。
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PHOTOS BY: JAMES STARTT
タデイ・ポガチャルは、ゼッケン211番で勝利。
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PHOTOS BY: JAMES STARTT
11か所のグラベルセクターは、綺麗に印刷して貼られている。これはチーム員全員がハンドルに貼っているんでしょうね。
タデイ・ポガチャルは、第8セクターでアタックして逃げだした。
今後もタデイ・ポガチャルがチューブレスタイヤを使うのかはわからない。ピレリのタイヤも種類が沢山あるのでレースによって使い分けるのは間違いない。
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