ジュリアン・アラフィリップ率いるQuick-Step Alpha Vinyl Teamは、ストラーデビアンケに向けて準備をしている。
チームはこの日のために無印のチューブレスタイヤを装着。
これは、オンループ・ヘットニュースブラッドで見られた新型Rapide CLXホイールとチューブスの組み合わせと一緒だ。
アラフィリップとウルフパックは、2020年後半からクリンチャーでレースを行っており、ツール・ド・フランスではチューブ入りタイヤで注目のステージ優勝を果たしている。
だが、アラフィリップのバイクには、S-Worksとしか書かれていない未発売のチューブレスタイヤのセットが装着されている。
スペシャライズドは、現行のS-Works Turbo RapidAir 2Bliss Readyモデルとは異なるサイドウォールを持つこの新しいタイヤについてのコメントは全くない。
クリンチャーからチューブレスの開発にまた戻るのかは定かでない。ジュリアン・アラフィリップがストラーデビアンケで乗るSpecialized Tarmac SL7を見てみよう。
Specialized S-Works Tarmac SL7
ジュリアン・アラフィリップとQuick-Step Alpha Vinyl Teamは、先端からテールまでスペシャライズドとシマノでレースをする。
トップチューブには、ジュリアン・アラフィリップの名前、垂直のレインボーリボン、そして世界選手権優勝シーンを祝うための「Imola2020」と「Leuven2021」という言葉の形で特別なペイントがされている。
こちらが新型と思われるチューブレスタイヤ。タンウォールに名前が書いてあるが、型番などは当然わからない。
トレッドは現行のS-Works Turboタイヤと似ているが、サイドウォールが違いますね。ゴムコンパウンドも新しいのかな。
ホイールはスペシャライズドのRoval Terra CLX。これもチューブレスタイヤに合わせてリム形状が変わっているのだろうか?
アラフィリップの#2バイクは、彼の#1スティードの完璧なレプリカ。赤いペイントの部分に2のシールが見える。
多くのプロ用バイクで流行している完全統合型バー/ステムとは対照的に、スペシャライズドの統合型Tarmacステムは、あらゆるハンドルバーを使用することが可能。
アラフィリップはパワーメーターを含め、デュラエース9250のフルグループを搭載している。
彼のチームメイトを含む多くのワールドツアープロは、9250のバイクに9150のパワーメーターを搭載。
9250は12速、9150は11速だが、クランクはDi2グループと互換性がある。アラフィリップは、172.5mmクランクに54/40リングを装着している。
ジュリアン・アラフィリップは、2019年に優勝したが2020年はパンクの嵐で24位。今回チューブレスを使用することでパンクの回数は減るだろうか。
ここでジュリアンが良い成績を出せば、Specializedはチューブレスの道に回帰するかもしれない。その時には、リムもタイヤも軽量となっているはずだ。
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