ベルギーのオープニングウィークエンドのオンループ・ヘットニュースブラッドが開幕。
参加した、QuickStep-AlphaVinyl、Bora-Hansgrohe、TotalEnergiesのライダーのバイクに、全く新しいRovalのホイールが装着されているのが発見されている。
一見すると、既存のRapide CLXのホイールに見える。
しかし、バルブの横にさりげなく貼られたラベルが、このホイールがチューブレス対応であることを物語っていると言う。
新型Rapide CLXホイールなのか?
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Image credit: Josh Croxton
2020年にRovalは、Rpide CLXとAlpinist CLXのホイールを発売している。
大きな特徴はこのホイールがチューブレスタイヤに対応していないことだった。この製品から、スペシャライズドも態度が一変している。
Rovalはこれまで、チューブレスこそがロードタイヤの将来の形であると考えており、Roval CLX 32、CLX 50、CLX 64はすべてチューブレス対応だった。
だが、Rpide CLXとAlpinist CLXのホイールのチューブレス非対応のホイールの出現により変わってきた。
スペシャライズドは、その後クリンチャータイヤで大きく成功したのは間違いない。
ロンド・ファン・フラーンデレンではクリンチャータイヤで勝利しているし、ジュリアン・アラフィリップはツール・ド・フランスでステージ優勝している。
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バルブの上のレーベルでチューブレス対応だとわかる Image credit: Josh Croxton
ただ、スペシャライズドとローバルはチューブレス対応のホイール開発も決して中止していた訳ではないことが、今回の新型ホイールの発見によってわかった。
写真だけでは、Rovalがフック付きリムとフックレスリムのどちらを採用したのか、また、これまで重要だと主張してきた重量を軽減できているのかは不明ということだ。
チューブレスは、タイヤ圧に対応するためにリム重量が増えるという欠点がある。
それでも、チューブレスタイヤの乗り心地、パンクシール性、そして低い転がり抵抗は捨てがたいというメリットがあるので、開発は続けているということだ。
当然、リム重量が軽く出来ればメリットのほうが上回る。
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Image credit: Josh Croxton
ひとつだけはっきりしているのは、このホイールに未発売のS-Worksタイヤが装着されていることだ。
スペシャライズドも新しいタイヤを用意していることがわかる。
S-Worksブランドのタイヤは、ブラックとタンの2色が目撃されており、バルブ付近にS-Worksのロゴがあり、Turbo RapidAirと同じトレッドパターンが採用されている。
結局、Rovalはチューブレス対応のホイールに戻るかもしれない。その時にはリム重量とタイヤも軽くなった製品となっていることが期待される。
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