Colnagoがリムブレーキを装備したカーボンロードバイクC68 Rim Brakeを発表。
ディスクブレーキ全盛の時代に、リムブレーキモデルを出してくるとは、なんて素敵なことだ。
C68 Rim BrakeはC68 Roadと同じデザインとジオメトリー。モジュラーフレームでもあり、Cシリーズのハンドクラフト製法を用いて、カンビアゴで手作業で組み立てられた完全イタリア製フレームとなっている。
C68 Rim Brake
Colnagoは公式サイトでリムブレーキモデルを出した理由を説明。
この自転車は、 従来のリムブレーキシステムを今でも好むサイクリストのために特別に設計された 。Colnagoは、熱心で情熱的なサイクリストのために尽力したいと考えており、その願いを最も高級な自転車であるC68で実現している。
C68がリムブレーキに対応できるように、フレームに改良が加えられている。
- ダイレクトマウントのダブルピボットブレーキを作動させるためのフォークの改造
- ダイレクトマウントのリムブレーキに対応するためのシートステーの再設計
- 3Dプリントのチタンドロップアウトの追加
これにより、最大 28mm幅のタイヤを備えたダイレクトマウントのデュアルピボットリムブレーキ キャリパーと互換性がある。
ただ、機械式には対応しておらず、電子グループセットとのみ互換性がある。
- Campagnolo Super Record EPS Groupset 2×12 – Mechanical Rim Brakes
- Shimano Dura-Ace Di2 R9250 2x12v Rim Brake
- Sram Force eTap AXS 2X Rim Brake Groupset
Los frenos de llanta “sobreviven”… Colnago lanza una nueva C68 Rim Brake con ellos: https://t.co/Sqle8bmthW pic.twitter.com/V13R5Z7Gtu
— ESMTB.com (@esmtb) August 7, 2024
未塗装フレームの重量は925g(サイズ485)と記載されており、塗装済みフレームの重量は 1,080gとなっており、少し重い。
フレームには、ディスクブレーキC68と同じT47ボトムブラケットが付属している。フレーム販売のみ対応しており、価格は7,750ドル(約110万円)。
【追記】
コメントで、動画のタイトルの英訳についてlastの意味について、説明文から解釈すると最新の追加という意味があるということを教えていただきました。
Colnagoの最後のリムブレーキモデルとなる予定はないようです。リムブレーキ派には嬉しいかも。
コメント
Colnago C68 Rim Brake | The last Colnago Rim Brake
コルナゴは最上級モデルC68にリムブレーキモデルを投入しましたね。(ダイレクトマウントブレーキ)
(動画は7日前にアップロード)
Colnago introduces the C68 Rim Brake, a carbon road bike with rim brakes. It is the latest addition to the C series.
説明文にthe latest addition とあるので、「直近の追加」という意味になるでしょう。
説明文のlatestの意味と同じであれば、動画タイトルのThe last Colnago Rim Brakeのlastも最後のという意味でなく「直近の」(most recent)という意味。
例:last night=直近の夜=昨夜、 last year=直近の年=昨年、last day=直近の日=昨日
動画タイトルThe last Colnago Rim BrakeはThe Most Recent Colnago Rim Brake 最も直近の(最近の)コルナゴリムブレーキの意味になります。
Comment on 14th August 2024
Maggioさん、詳しい英語の解説ありがとうございます。
タイトルに最後のしたのは、自分で勝手につけたものです。ほとんどのブランドがディスクのみの製造となっておりColnagoでも最後となるかなと。
ただ、タデイ・ポガチャルがまじかまで使っていたこと。また、リムブレーキモデルが良いと考えるユーザーもいるのは確か。
Colnagoは、今後もリムブレーキを出すんですかね。それならば、リムブレーキ派も嬉しいかも。でも、フレーム重量がディスクよりも重いというのはいただけない。
Maggioさん、英訳の解釈の違っている部分があったら、また教えて下さいませ
>Colnagoは、今後もリムブレーキを出すんですかね。
C64までは作っていたので正確には「リムブレーキのハイエンドモデルを再開した」
となるようです。
本国のWEBを見るとC68リムブレーキモデルをトップページに出しています(08月2024現在)
輪界やメーカーが2025(来年)シーズン入りする10月、11月ごろ(2024年)のWEBも同じようにリムブレーキモデルをトップページに掲載するかどうかに興味があります。
余談ですが、パナソニックPOSは10年間続けてきたDBロードを2024ラインアップからすべて廃止しています(リアエンド142ミリのスルーアクスル)。(シクロXバイクのみDBを継続)
Comment on 18th August 2024
なるほど、再開したとなる訳ですね。
リムブレーキモデルが継続されるのか、注目となりそう。
パナソニックのバイクの話題少し懐かしい。私が最初に買ったのがパナソニックのロードバイクでした。