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2022 パリ~ニース第1ステージ  なんと歴史的な凄いゴールシーンを見せて貰った

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Photo credit: Département des Yvelines on Visualhunt.com
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太陽へのレースと呼ばれるパリ~ニース。UAEツアーに続くワールドツアーのステージレースだ。

第80回目となるレースは、3月6日から13日まで8ステージ、合計1,396kmで争われる。

パリ〜ニースのルートは、パリの西50 kmにあるマントラヴィルから、日曜日にニースで終わる。

2年前には、コロナが始まり全てのステージが行われなかった。今年は、観客をいれてのステージとなる。

昨年、最終ステージで落車して総合から脱落したプリモッシュ・ログリッチは忘れ物を取り戻すことが出来るかな。

 

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第1ステージ  マントラヴィル~マントラヴィル   159.8 km

コースプロフィール  photo paris-nice

 

スタートは、パリ中心部から西​​に50キロ離れた、人口2万人の町マントラヴィルで行われる。第1ステージはいつもの古典的なスプリンターのためのステージではない。

ゴール手前に、3級山岳コートドブレイユボワロベールの短いけれど急こう配の登りが待っているる。

頂上からゴールまでは6km。初日はパンチャーが逃げ切れるのか足が試されるステージとなりそうだ。

 

  1. 3級山岳 ヴェタイユコート 1.8km・5.7%
  2. 3級山岳    クレテスコートデラルート  1.6km・6.0%
  3. スプリントポイント Boinvillers   0.9km・6.9%
  4. 3級山岳    コートドブレイユボワロベール  1.2km・6.9%
  5. スプリントポイント  Magnahville    1.0km・5.0%
  6. 3級山岳    コートドブレイユボワロベール  1.2km・6.9%

 

注目されるライダーは

  • BORA – hansgrohe アレクサンドル・ウラソフ、サム・ベネット、マキシミリアン・シャフマン
  • Cofidis ギョーム・マルタン、ブライアン・コカール
  • Jumbo-Visma プリモッシュ・ログリッチ、ワウト・ファンアールト
  • Team Arkéa Samsic ナイロ・キンタナ、コナー・スウィフト
  • INEOS Grenadiers アダム・イェーツ、ダニエル・マルティネス、イーサン・ヘイター
  • Astana Qazaqstan Team  ダビ・デラクルス
  • Bahrain – Victorious ジャック・ヘイグ、ソンニ・コルブレッリ、ルイスレオン・サンチェス、ワウト・プールス
  • Groupama – FDJ ダヴィ・ゴデュ、シュテファン・キュング
  • UAE Team Emirates ブランドン・マクナリティ、ジョアン・アルメイダ、マッテオ・トレンティン
  • AG2R Citroën Team ベン・オコナー、オリバー・ナーセン
  • Trek – Segafredo バウケ・モレマ、マッズ・ピーダスン
  • Quick-Step Alpha Vinyl Team ファビオ・ヤコブセン、マウリ・ファンセヴェナント、イヴ・ランバールト
  • Team BikeExchange – Jayco サイモン・イェーツ、ディラン・フルーネウェーヘン
  • Movistar Team ゴルカ・イサギレ、イバン・ガルシア
  • Team DSM セーアン・クラーウアナスン、ジョン・デゲンコルプ、ケース・ボル
  • Lotto Soudal トーマス・デヘント、フィリップ・ジルベール
  • EF Education-EasyPost シュテファン・ビッセガー
  • TotalEnergies ピエール・ラトゥール
  • Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux レイン・タラマエ、ビニヤム・ギルマイ
  • Israel – Premier Tech カールフレドリク・ハーゲン
  • Alpecin-Fenix ジャスパー・フィリップセン

出場予定だったアレクセイ・ルチェンコ(Astana Qazaqstan Team )は病気でDNS。

 

スタート前

Tizz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

Lotto Soudalは、カレブ・ユアンがいないので、ステージ優勝狙いとなるかな。トーマス・デヘントは昨年逃げを見せてくれたが、今年はどうだろう。

 

Team BikeExchange – Jaycoはサイモン・イェーツが総合を狙う。

 

元世界チャンピオンのマッズ・ピーダスンは第1ステージは狙い目ではないかな。エトワール・ド・ベセージュ第1ステージで登りゴールを制しており調子は良い。

 

UAE Team Emiratesは、エースナンバーはブランドン・マクナリティ。ジョアン・アルメイダがアシストに回るのかな。どちらもTT得意だから調子の良いほうが狙うパターンか。

 

Bahrain Victoriousのヨーロッパチャンピオン、ソンニ・コルブレッリも第1ステージの優勝候補だ。

 

INEOS Grenadiersのエースは、UAEツアーでタデイ・ポガチャルと最終ステージで戦ったアダム・イェーツ。そろそろ、今シーズンの勝利が欲しいところ。

 

Team Arkéa Samsicは、ツール・ド・アルプスで総合優勝したナイロ・キンタナがエース。隣のコナー・スウィフトはアシストに回る。

 

ストラーデビアンケをパスしたワウト・ファンアールト。このパリ~ニースではどういった立ち位置なんだろうか。

 

やはり、プリモッシュ・ログリッチがエースとなるんだろうな。

 

BORA – hansgroheは、スプリントはサム・ベネット。総合は昨年優勝のマキシミリアン・シャフマンが狙う。

 

先頭には左から、プリモッシュ・ログリッチ、ダヴィ・ゴデュ、ナイロ・キンタナ、マキシミリアン・シャフマン、ワウト・ファンアールトと並んだ。

 

逃げは2人

逃げは僅かに二人。しかも逆風が吹いているようで最初の1時間はav37km/h。厳しい逃げとなりそう。

  1. マシュー・ホームズ(Lotto Soudal)
  2. アイメ・デヘント (Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)

 

残り77.6kmでタイム差は55秒。

 

二人は、残り73.2kmで捕まってしまった。

 

まだ73kmもあるのに、誰か逃げださないのかな。

 

集団はINEOS Grenadiersのスペインチャンピオン、オマール・フライレが引く。

 

残り46kmで落車が。

 

 

最後まで残ったのはBORA – hansgroheのフェリックス・グロスチャートナー。鎖骨とか折れてないといいのだけど。

    1.  フェリックス・グロスチャートナー (BORA – hansgrohe)
    2. ビニヤム・ギルマイ(Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)

 

【追記】

やはり、フェリックス・グロスチャートナーは鎖骨骨折。6週間はレースに出れない。

 

3人の逃げ

Lotto Soudalのフレデリック・フリソンが逃げだす。

 

これに二人がジョインしそうだ。

 

集団はQuick-Step Alpha Vinyl Teamが前面に出る。メンバーはファビオ・ヤコブセンのためのスプリントアシストが多い。

 

先頭は3人。グレブ・ブリュセンスキーはカザフスタロードチャンピオンの22歳。

    1. グレブ・ブリュセンスキー (Astana Qazaqstan Team )
    2. フレデリック・フリソン(Lotto Soudal)
    3. アレクシー・グジャール(B&B Hotels – KTM)

 

3級山岳    コートドブレイユボワロベール  1.2km・6.9%

3人は残り21.2kmまできた。

 

3級山岳はアレクシー・グジャールが1位通過。アレクシー・グジャールはツール・ド・ラ・プロヴァンスで良く逃げてましたからね。ギリギリで捕まったこともあるし。

  1. アレクシー・グジャール(B&B Hotels – KTM) 3ポイント
  2. フレデリック・フリソン(Lotto Soudal) 2ポイント
  3. グレブ・ブリュセンスキー (Astana Qazaqstan Team ) 1ポイント

 

Jumbo-VismaやQuick-Step Alpha Vinyl Teamは本気で追い始めた。

3人は途中から逃げているので、割と足はフレッシュだ。特に、アレクシー・グジャールは良く逃げるので気を付けないといけない。

 

集団で落車。Team BikeExchange – Jaycoのキャンベル・スチューワートかな。

 

集団は31秒遅れでゴールラインを通過。

 

スプリントポイント  Magnahville    1.0km・5.0%

3人はスプリントボイントを通過。

  1. グレブ・ブリュセンスキー (Astana Qazaqstan Team ) 3ポイント・3秒
  2. フレデリック・フリソン(Lotto Soudal) 2ポイント・2秒
  3. アレクシー・グジャール(B&B Hotels – KTM) 1ポイント・1秒

 

この後、3人は残り11kmで捕まってしまう。

 

ワウト・ファンアールトは集団の先頭付近に上がっている。

 

なんと優勝候補のソンニ・コルブレッリが遅れてしまった。

 

Jumbo-Vismaは、先頭でスビードを上げまくる。一列棒状になっている。

 

3級山岳    コートドブレイユボワロベール  1.2km・6.9%

Jumbo-Vismaが総攻撃だ!

 

なんと4人で後続を引き離した。スプリンターは全員遅れた。

 

ゼネク・スティバルがついていたが見事に振るい落とした。そして、Jumbo-Vismaは3人となる。

  1. プリモッシュ・ログリッチ
  2. ワウト・ファンアールト
  3. クリストフ・ラポルト

 

残り2.9kmで16秒。チームタイムトライヤルで3人は突き進む。下っているのでスピードが乗る。逃げ切れるか?

 

プリモッシュ・ログリッチが全開で引きまくる。ついにタイム差は24秒に。集団が追っているのにタイム差が広がるなんて。

 

見事だ。見事すぎる。

 

プリモッシュ・ログリッチはゴール前まで引きまくる。

 

誰がゴールを切るのかな。

 

クリストフ・ラボルトはプリモッシュ・ログリッチをねぎらう。

 

なんと優しい。最後はクリストフ・ラポルトに二人はゴールを譲った。

 

3人が並んでゴール!

こんな美しいゴールがあるだろうか。

 

こんな強いチームは見たことがない。

 

当然、クリストフ・ラボルトは移籍後の初勝利。強いチームに来るとこんな良いこともあるということだ。

これで、これからのレースではアシストとして二人を強力に支えていくことだろう。Jumbo-Vismaは第1ステージから見事な走りでアドバンテージを築いた。

個人タイムトライヤルまで、チームは上位を独占してしまいそうだ。

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

第1ステージ リザルト

クリストフ・ラボルトのコメント

それは計画されていなかった。私は自分自身の位置が良かったので、降下中はすでに前線に立っていた。その後、ネイサンの番であり、それから、ワウトがハンドルを握った。

私も限界に達していたが、その後ゼネク・スティバルがリリースされた。

勝つことは私にとって素晴らしいことだ。信じられない。チームに本当に感謝したい。ワウトは最後の1キロでそれは私のためだったと言った。

パリ〜ニースで黄色いジャージとステージ優勝をしているので、それは素晴らしい贈り物だ。ここでの初めての勝利でもある。

Jumbo-Vismaへの移籍は本当にうまくいった。それはすでに報われている。

私は高度で3週間のインターンシップを行った。そこでは、細部にまで注意を払っている。それは今報われている。

私たちは良い関係を持っている。私たちは一緒に笑い、一生懸命働く。これは素晴らしい。チームと一緒に黄色いジャージを楽しむよ。

しかし、主な目標は、プリモッシュを最前線に保つことだ。それが私たちの優先事項であり、それを忘れてはいけない。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 LAPORTE Christophe
Jumbo-Visma 6 3:48:38
2
 ROGLIČ Primož
Jumbo-Visma 4 ,,
3
 VAN AERT Wout
Jumbo-Visma 2 ,,
4
 LATOUR Pierre
TotalEnergies 1 0:19
5
 PEDERSEN Mads
Trek – Segafredo 1 0:22
6
 GIRMAY HAILU Biniam
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux   ,,
7
 GARCÍA CORTINA Iván
Movistar Team   ,,
8
 WRIGHT Fred
Bahrain – Victorious   ,,
9
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin-Fenix   ,,
10
 SÉNÉCHAL Florian
Quick-Step Alpha Vinyl Team   ,,

 

総合

3位のワウト・ファンアールトのコメント

その登りでレースを難しくする計画があった。それは私の勝利のチャンスとプリモッシュの順位の両方にとって良かった。

クリストフはネイサン・ファンフーイドンクから一生懸命引き継いだ…それが私たちが皆を限界に追いやったところだ。

チームから3人が残っていることにも驚いた。そうすれば、同意して最後までやり遂げるのも簡単だ。

時間があまりなかったが、クリストフが自分の国にいるのはいいことだと思う。彼はまた黄色いジャージを持っている。プリモッシュにとって、一般的な分類が最も重要だ。

これは最も良い方法だった。そして少なくとも足は良い。

それは非常に特別な勝利だ。フィニッシュラインを3人で越えるという事実は非常に特別であり、それを大切にする必要がある。そのような攻撃を仕掛けるのにそれほど頻繁に起こることはないでしょう。

意図は私の勝利のために行くことだったが、このシナリオではなかった。

決めるのは簡単だった。これは彼のキャリアの最大の勝利であり、彼は最初にクールネで、そして今では彼が今日どのように乗ったかを知っている。彼はこれに値する。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 LAPORTE Christophe
Jumbo-Visma 10 3:48:28
2
 ROGLIČ Primož
Jumbo-Visma   0:04
3
 VAN AERT Wout
Jumbo-Visma   0:06
4
 LATOUR Pierre
TotalEnergies   0:29
5
 PEDERSEN Mads
Trek – Segafredo   0:32
6
 GIRMAY HAILU Biniam
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux   ,,
7
 GARCÍA CORTINA Iván
Movistar Team   ,,
8
 WRIGHT Fred
Bahrain – Victorious   ,,
9
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin-Fenix   ,,
10
 SÉNÉCHAL Florian
Quick-Step Alpha Vinyl Team   ,,

 

ポイント賞

Rnk Rider Team Points
1
 LAPORTE Christophe
Jumbo-Visma 15
2
 ROGLIČ Primož
Jumbo-Visma 12
3
 VAN AERT Wout
Jumbo-Visma 9
4
 LATOUR Pierre
TotalEnergies 7
5
 FEDOROV Yevgeniy
Astana Qazaqstan Team 6
6
 PEDERSEN Mads
Trek – Segafredo 6
7
 GIRMAY HAILU Biniam
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 5
8
 GARCÍA CORTINA Iván
Movistar Team 4
9
 WRIGHT Fred
Bahrain – Victorious 3
10
 FRISON Frederik
Lotto Soudal 3

山岳賞

Rnk Rider Team Points
1
 HOLMES Matthew
Lotto Soudal 6
2
 DE GENDT Aimé
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 4
3
 GOUGEARD Alexis
B&B Hotels – KTM 3
4
 FRISON Frederik
Lotto Soudal 2
5
 FEDOROV Yevgeniy
Astana Qazaqstan Team 1
6
 KEISSE Iljo
Quick-Step Alpha Vinyl Team 1
7
 LEYSEN Senne
Alpecin-Fenix 1

新人賞

Rnk Rider Team Time
1
 GIRMAY HAILU Biniam
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 3:49:00
2
 WRIGHT Fred
Bahrain – Victorious ,,
3
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin-Fenix ,,
4
 BATTISTELLA Samuele
Astana Qazaqstan Team ,,
5
 EEKHOFF Nils
Team DSM ,,
6
 JORGENSON Matteo
Movistar Team ,,
7
 MCNULTY Brandon
UAE Team Emirates ,,
8
 LEKNESSUND Andreas
Team DSM ,,
9
 ALMEIDA João
UAE Team Emirates ,,
10
 ZIMMERMANN Georg
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux ,,

 

 

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