2023チャレンジマヨルカ　トロフェオ アンドラッチ　　雨を味方につけた勝利したのは?

チャレンジマヨルカの3日目。

トロフェオ アンドラッチ。Trofeo Andratx – Mirador D’es Colomer (Pollença)(1.1)

ここまでは、ルイ・コスタとマライン・ファンデンベルフが勝利している。

1. 1月25日　トロフェオ カルビア　ルイ・コスタ
2. 1月26日　トロフェオ セス・サリーナス アルクディア　マライン・ファンデンベルフ
   
3. 1月27日　トロフェオ アンドラッチ
4. 1月28日　トロフェオ セラ・デ・トラムンタナ
5. 1月29日　トロフェオ パルマ

 

過去の優勝者は

• 2022　アレハンドロ・バルベルデ
• 2021　ウイナー・アナコナ
• 2020　マルク・ソレル
• 2019　エマヌエル・ブッフマン
• 2018　トムズ・スクインシュ
• 2017　ティム・ウェレンス
• 2016　 ジャンルーカ・ブランビッラ
• 2015　CUMMINGS Steve
• 2009　ダニエーレ・ベンナーティ
• 2008　 ROJAS José Joaquín

 

アンドラッチ～コル・デ・ラ・クレエタ

 

チャレンジマヨルカ3日目は、マヨルカ島の海岸線をひた走るコース。昨日と同じように後半に山岳があり、ここで生き残らないとゴールに絡めない。

ゴールレイアウトも登っており、簡単にはスプリンターが勝てないコースになっており、優勝者にはパンチャーが並んでいる。

 

1. スプリントポイント　ボード・デ・アンドラッチ
2. スプリントポイント　アンドラッチ
3. 3級山岳　Col de sa Gramola  5.9km・5.1%
   
4. 3級山岳  Col de Grau  3.6km・3.5%
   
5. 1級山岳  コルド・クラレ  10.7km・3.7%
   
6. スプリントポイント　Liuc
7. スプリントポイント　ポリンカ
8. 3級山岳　ポリンカ　3.1km・6.2%

 

注目のライダーは

スタート

今日は、また寒いようで、みんな着こんでいる。雨が降らないといいのだけど。

 

前半からアタックがかかり続けているけど、逃げも中々決まらない。

 

7人の逃げ

決まった逃げは7人。

1. シアン・エイテブルックス　BORA-hansgrohe
2. フレン・アメスケタ　Caja Rural – Seguros RGA
3. ダビテ・ベイス　EOLO-Kometa
4. コービー・ホーセンス　Intermarché – Circus – Wanty
5. マティス・パースヘンス　Lotto-Dstny
6. ミヘル・リース　Team Arkéa Samsic
7. ETXEBERRIA Asier　(Euskaltel-Euskadi)

 

残り44.7km。タイム差は1分19秒。

1. シアン・エイテブルックス　BORA-hansgrohe
2. フレン・アメスケタ　Caja Rural – Seguros RGA
3. コービー・ホーセンス　Intermarché – Circus – Wanty
4. マティス・パースヘンス　Lotto-Dstny
5. ミヘル・リース　Team Arkéa Samsic

 

さらに下りで二人が先行。

1. シアン・エイテブルックス　BORA-hansgrohe
2. コービー・ホーセンス　Intermarché – Circus – Wanty

 

集団は、UAE Team Emiratesのミッケル・ビョーグと、Soudal – Quick Stepが引く展開。

 

シアン・エイテブルックスはシーズン序盤から好調だ。

 

集団最後尾は、Team Arkéa Samsicのワレン・バルギル。ウインドブレーカーを着ている。バイクはBianchiだ。

 

集団先頭を引くのはSoudal – Quick Stepのルイス・ファルファーク。

 

スプリントポイント　Liuc

下りにあるスプリントポイントも通過。通過した順位は

1. シアン・エイテブルックス　BORA-hansgrohe
2. コービー・ホーセンス　Intermarché – Circus – Wanty
3. ミッケル・ビョーグ　UAE Team Emirates
4. ルイス・フェルファーク　Soudal – Quick Step
5. マウリ・ファンセベナント　Soudal – Quick Step
6. イラン・ファンワイダー　Soudal – Quick Step
7. ジョアン・アルメイダ　UAE Team Emirates
8. ファウスト・マスナダ　Soudal – Quick Step

 

残り28.4kmでタイム差1分10秒とほとんど変わらない。

 

下りで、シアン・エイテブルックスがコービー・ホーセンスから遅れる。雨が降っているし、路面は濡れているので無理に追えない感じか。

 

コービー・ホーセンスは、集団に対して1分21秒のリード。

 

コービー・ホーセンスは、残り17.3kmで1分37秒とリードを更に広げた。

 

先頭を引いていた、ミッケル・ビョーグが左足を叩いて遅れていく。どうやら痙攣したようだ。

 

あららっ、集団がバラバラになってきた。Soudal – Quick Stepの二人が先行か。

 

残り11.9kmでタイム差は1分47秒。シアン・エイテブルックスは30秒後ろ。

 

集団から3人が追走となった。

1. レナード・ケムナ　BORA-hansgrohe
2. イラン・ファンワイルダー　Soudal – Quick Step
3. ルイス・フェルファーク　Soudal – Quick Step

 

コービー・ホーセンスは、最後の登りまでリードを保てるか。残り8.6kmで1分54秒まで広がる。

 

追走3人に後ろからヒュー・カーシーが追いつく。

 

追走4人の後ろに集団が迫り、吸収される。

 

スプリントポイント　ポリンカ

どこで越えたかわからなかったけどスプリントポイントも通過。

1. コービー・ホーセンス　Intermarché – Circus – Wanty
2. シアン・エイテブルックス　BORA-hansgrohe
3. イラン・ファンワイルダー　Soudal – Quick Step

 

シアン・エイテブルックスは、コービー・ホーセンスから1分22秒遅れて単独2位。

 

3級山岳　ポリンカ　3.1km・6.2%

残り2.1kmで1分55秒もある。これは逃げ切った!

 

集団は、もう表彰台狙いとなる。

 

シアン・エイテブルックスは、集団から逃げ切れるか。

 

あと1.6kmでゴール。1分41秒あるので大丈夫だ。

 

集団は、前のシアン・エイテブルックスは、捕まえそう。

 

シアン・エイテブルックスの後ろに集団が迫る。

 

シアン・エイテブルックスは捕まってしまう。

 

シアン・エイテブルックスは、捕まってもしばらく集団先頭を引くタフなところを見せる。

 

さあ、コービー・ホーセンスがゴールに単独で帰ってきた。

 

コービー・ホーセンスが見事な逃げ切り勝利だ!

下りで、シアン・エイテブルックスをちぎって単独となったがスピードが衰えなかった。下りでは、かなり危険をおかしてカーブを切り込んだのは間違いない。雨のために、集団も下りは飛ばせていない。

コービー・ホーセンスにとっては恵の雨だったかも。これでコービー・ホーセンスは、嬉しいプロ初勝利となった。

 

集団からは、Burgos-BHのペラヨ・サンチェスが抜け出した。後ろはLotto-Dstnyのレナート・ヴァン・エトヴェルト。

 

2位は、Burgos-BHのペラヨ・サンチェス。3位は、Lotto-Dstnyのレナート・ヴァン・エトヴェルトが入った。

 

リザルト

コービー・ホーセンスのコメント(チーム公式サイトより)

今日、ルイ・コスタと私はこのトロフェオ アンドラッチでプロテクトされたライダーだった。雨が降り出したとき、マイク・テウニッセンに滑りやすい路面を利用して加速し、セレクションを行うように頼んだ。

その後、コルド・クラレでなんとか一人でレースリードにつなげた。シアン・エイテブルックとデュオを組んでからは、コラボレーションが本当にうまくいった。

この天候でのダウンヒルでは、自分の機材に自信があったので、これを利用して彼を引き離した。フィニッシュまですべてを出し切った。

スポーツ・ディレクターのディミトリ・クラエスは、タイム差が広がっていることを常に教えてくれた。それが僕の自信につながった。

最後の上りに差し掛かったとき、足は完全に空っぽになっていたが、2分近い差があったので、勝利のチャンスは現実的だと思った。優勝は今シーズンの大きな目標の一つだったので、2023年の2回目のレースで達成できて本当にうれしい。

自転車を始めたときから、子供の頃から勝つことが夢でした。だから、日々努力している。この勝利は、私の一番近くにいる人と、私を信じてくれているチームに捧げる。

Intermarché – Circus – Wantyでは、互いの成功を喜び合っているんだ。ここマヨルカでは、私たちはとても結束が強く、また強力なグループだ。先週アリカンテで行われたチームのトレーニングキャンプでは、すでに昨年よりもレベルが上がっていることに気づかされた。明日はセラ・デ・トラムンタナのトロフェオに、フレッシュなライダーたちと一緒に参加する。チームメイトが最高の結果を残せるよう、サポートできれば幸いだ。