チェコ共和国のターボルで行われたワールドカップ第4戦。
マチュー・ファンデルプールはシクロクロス復帰の第4戦となった。マチューがUCIワールドカップシリーズに出場するのは今シーズン初めてのこと。
シクロクロスのシリーズ戦には次の3シリーズがある。
- UCIワールドカップ
- スーパープレスティージュ
- DVVフェルゼクリンゲン・トロヒィー
このUCIワールドカップでは、ランク順位がスタートに大きく影響する。このためマチュー・ファンデルプールは最初から大きなハンディを負ってしまう。
スタート位置の不利
これは、ワールドカップの順位でトップ24を支持する新しいUCIルールのためだ。3列目からスタートすることになりアドバンテージが得られない。
さすがに、この位置からスタートするとマチュー・ファンデルプールでも前に上がれない。
1周目は15番手辺りを走行することになる。一時は先頭と30秒くらい離れてしまい、もうこれは流石に万事休すかとおもわれたが~。
2周目の終わりになんとか6番手まで上げるが、また30秒以上開いてしまう。
先頭グループにようやくジョイン出来たのは40分過ぎてからだった。
エリ・イーゼルビットとラルス・ファン・デル・ハールと3人となってからも熾烈なレース展開で、何度も先頭が変わる。
まさに、手を汗握るレース展開で、ラストはエリ・イーゼルビットとの一騎打ち。
This guy. 🙌
His cyclocross winning streak has lasted over a year! Today he returned to the #TelenetUCICXWC with both mental and physical strength to take victory.What a great show. Congratulations, @mathieuvdpoel! 🎉 pic.twitter.com/wvBKJA3CAJ
— UCI Cyclocross (@UCI_CX) November 16, 2019
結局わずかな、隙をついてトップに躍り出たマチュー・ファンデルプールのアタックにエリ・イーゼルビットは屈してしまう。
ターボルは、2011年にジュニアワールドカップで優勝した地であり、2015年に史上最年少のシクロクロスワールドチャンピオンになった場所でもあり、この地でまた印象的な勝利を飾った。
3日前に偉大なる祖父のレイモン・プリドールを亡くしたばかりで、この勝利は祖父に捧げるものでもあったのだ。
これでマチュー・ファンデルプールはシクロクロス復帰4戦連続で優勝を飾ることに。圧倒的不利な状況でも勝ってしまう。
マチュー・ファンデルプールは、どこまで連続勝利を続けていくのだろう?
ストリーミングで生中継を見ている時には、画像が乱れてましたが動画のほうは大丈夫そうですね。
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