Team Arkéa Samsicのワレン・バルギルがオフの間にトライアスロンに初チャレンジするという情報があった。
結果は、あまり期待はしてなかったのだけど、なんと凄い記録を出している。
La Verticale 0-3000
サンピエールとシラオスの間で行われる人気イベント。レース内容が凄い。
- サンピエールのラグーンで500×3往復の1.5kmのウォータースイム
- 1,800mまで上がる45kmのサイクリング
- 海抜3,071メートルの火山であるピトンデネージュの頂上でフィニッシュする10kmの登山ラン
1,800mの高度差を走る10kmのトレイルランニングを経て、標高3,071mの火山、ピトン・デ・ネージュの頂上にゴールだから、ランニングというよりは登山ランだ。
実際のレースでは、スイムは水質汚染のために2.5kmのランニングに変更となっている。
ワレン・バルギルはサイクリングで当然のように首位に立つ。まあ、プロサイクリストにかなうトライアスリートはいないですよね。
火山の頂上でゴール後のインタビューに答えるワレン・バルギル。
「鉛のようだった。完走できてよかったよ。実は、部屋のエアコンのせいか、ちょっと具合が悪くて起きてしまったんだ。
この高度で呼吸をしなければならないのだから、簡単なことではない。でも、2位になったのは、そのせいではない。本当に特別なもので、スペシャリストやコースを熟知したアスリートのためのものだ。
泳げなかったのが残念だね。楽しみにしていたのに。これで2.5km余分に走ったことになるが、本当にあっという間だった。最高のコンディションで帰ってきて、優勝を狙いたいですね。」
ワレン・バルギルは、サイクリングゴールで2位に7分の差をつけていた。優勝したマウンテンバイカーのシリアン・ブルトンにゴール手前1kmで抜かれて2位。
出場メンバーには、マウンテンバイク世界選手権5連覇を達成しているジュリアン・アブサロンもいた。
ワレン・バルギルは2017ツール・ド・フランス山岳賞を獲得したクライマーであり、バイクで圧倒的リードが奪えるので来年、優勝を目指すのも当然かもしれない。
それにしても、初出場で2位とは凄い身体能力だ。
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