世界中のライダーが夢見るツール・ド・フランス。しかし、そのグランツールよりもジロ・デ・イタリアを好むライダーがいる。
イタリア人ではないのだけど、フランスのヘネボン出身のワレン・バルギルは来シーズン、ジロ・デ・イタリアに出場することを熱望している。2021年にも是非出たいと言っていたのだけど。
ワレン・バルギルは2023年シーズンからTeam Arkéa Samsicが乗ることになるBianchiの本社をチームメンバーと尋ねており、ここでインタビューを受けている。
オフにはトライアスロンにチャレンジ
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2022年シーズンを振り返ってどうしたか?
そうですね、ツール・ド・フランスを棄権するまでは、すべてが順調だった。残念ながら、私はグランツールを断念せざるを得ず、ウイルスから回復するのに長い時間がかかった。
2時間バイクで出かけて、あとは寝て過ごすという感じだった。長い闘病生活だったが、ホームレースであるプルアイGPに出場する頃には、ほぼ完治していた。
カナダではうまくいったが、ロンバルディアの前に2人目の父親となり、トレーニングを休むことになった。12位を獲得できたのはコンディションが良かったからだけど、トップ10に入りたかったね。
休日はどのように過ごされましたか?
ラ・レユニオン島に行ってきます。12時間のフライトで、2人の小さな子供と、初めてのトライアスロンが私を待ち受けている。
水泳とランニングは、私が最も苦手とする種目だが、トレーニングを続けている。ロードバイクで1年間サイクリングした後、他のアクティビティで自分を試すのは刺激的だ。
ブルターニュのサン・マロからグアドループのポワンタピートルまでの大西洋横断レース「ルート・デュ・ラム」のスタート地点にいましたね。
クラス40でヨアン・リションムと優勝したパプレック・アルケア・チームのゲストとして参加したが、新しい艇に乗ったイタリアのスキッパーも活躍していた。
冬の間は、サッカーやモータースポーツなど、他のスポーツも観戦するのが好きだ。カタールでのワールドカップ?
私もテレビで見ているが、当然ながらフランスが世界一の代表チームとして確定するよう応援している。一方、イタリアは…。(予選落ちしたアズーリのことを指して苦笑)』。
ジロ・デ・イタリアに出場
2023年に向けて、どのような目標を掲げていますか?
キャリアを終えるまでは、ジロ・デ・イタリアのステージ優勝に最も関心がある。やっとピンクのレースを始めることができ、とてもうれしいんだ。
ジロでは毎日タイムを失う可能性がある。出場したことはなく、テレビで見ただけだが、最もオープンで予測不可能なレースなので、大好きなレースなんだ。
ツールでは(8回走った)どのチームもとても強い。だが、ジロではビッグネームもいるけど、よりバランスが取れていて、何が起こるかわかわからない。
ある日ピンク色に染まったかと思うと、次の日にはステファン・クライスヴァイクのように地団駄を踏むこともあるし、逆に偉業を成し遂げて総合争いを再開することもある。
チームがワールドツアーライセンスを申請したことの重要性は?
とても大切だ。ジロへの招待が確約されているからね。このプロジェクトの始まりである2018年からチームの一員となり、一歩一歩成長していく姿を見てきたからこそのプライドだ。
ずっとワールドツアーに参戦したいと思っていて、5年かかってようやくその時が来たという感じだね。イタリアのファンを、ストラーデビアンケに招待し、私たちがレースするのを見て彼らを「夢中にさせる」ことを望んでいる。
そして、イタリア製のバイクに乗って優勝したいと思う。
Team Arkéa Samsicは、総合エースであるナイロ・キンタナが抜ける。ワレン・バルギルは2023ジロ・デ・イタリア出場予定となっているけど、ツールは誰が総合を目指すようになるだろう。
ワレン・バルギルにかかる比重は大きいと思うのだけど果たしてどうなるのか。
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