第20ステージの山岳フニッシュでついにヨナス・ヴィンゲゴーが最後に抜け出して勝利。
ブエルタでの総合優勝をほぼ確実なものとした。セップ・クスによると、ヨナスは咳がひどくて第2週から第3週まで調子は悪かったと。
ジョアン・アルメイダも体調が悪く二人の戦いに持ち込めるだけの脚はなかった。さて、最終ステージ、全員が無事にゴールできるのか、その点が一番気になる点だ。
第21ステージ マドリード~マドリード 103km

コースプロフィール photo lavuelta
抗議活動のため、主催者は地元サーキットにつながるアラバカ地区を通る区間は走らないことを選択。
その結果、ステージの総距離は108kmではなく103kmに短縮。マドリードでは警察の人員が大幅に増強される。
地元警察は500人から800人に増員され、国家警察も1,100人を追加配備。ブエルタ最終ステージの混乱を防ぐため、合計1,900人の警察官が配置される。
- スプリントポイント マドリード
スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
ヨナス・ヴィンゲゴーがスタートラインに向かう。
スタート時点の4賞ジャージは
- 総合 ヨナス・ヴィンゲゴー Team Visma | Lease a Bike
- ポイント賞 マッズ・ピーダスン Lidl – Trek
- 山岳賞 ジェイ・ヴァイン UAE Team Emirates – XRG
- 新人賞 マシュー・リシテーロ Israel – Premier Tech
ニュートラルスタート。
残り93.2km。まだレースは始まらない。周回コースからか。
ヨナス・ヴィンゲゴー、トム・ピドコック、ジョアン・アルメイダが肩を組んで走行。ジョアン・アルメイダは別次元の強さとなったのでは。トム・ピドコックもグランツールの表彰台だ。
あ~、始まった。
集団はストップ。
ヨナス・ヴィンゲゴーも憮然とした表情。
どうすんだろうか。
これは危険。
ゆっくり走り出した。あ~あ。ブエルタ終了とのアナウンス。なんだそりゃ。
選手はたまったもんじゃない。
Team Visma | Lease a Bikeは、特別なジャージで走っていたのに最後まで走れないとは。
コースを完全にふさいでいる。
これはひどい。装甲車までいたように見えた。
ステージ優勝なし。そして、なんと表彰式もなし。こんなことがあって良いのか。これはスポーツの祭典だ。
リザルト
第21ステージ リザルト
なし
総合
ポイント賞
山岳賞
新人賞
コメント
デモに対してよそでやってくれと言うのは見当違いも甚だしいからやめたほうがいいとは思うけれど、
なかなか煮え切らない終わり方しましたね……
昨日のポディウムでリッチテッロは結局イスラエルの名前付きのジャージ着て上ったりしたし、デモを沈静化する気も無さそうだったので、
元々最終日は温度感高かったのにイスラエルが余計なことしてるなという印象しか残りませんでした
大会前はイスラエル側もプレミアテックスポンサーの関係でカナダ人も多いし、何か弱いところに非難の矛先が向いているのではないかとか思ってましたけど、大会中のチームや選手の発言や行動はかなりマイナスイメージが大きかったし、デレク・ジーが辞めたのもこの辺りのチームの無神経さなのではと邪推してしまったりもします。
デモの集結はかなり前から予告されてはいましたが、ここまでひどくなるとは。
マドリードにつくまでは、平和的だったのに本当に残念。
表彰式もないというのはあんまりですよね。すでにチームを去っているヤコブ・フルサンも辞めれて良かったといってますし、デレク・ジーがやめたのも正解だったと。