Lotto-Dstnyのマキシム・ファンジルスが クリテリウム・デュ・ドーフィネで、Ridleyのプロトタイプのバイクに乗っているのが発見されている。
バイクには、UCIのプロトタイプを示すシールも貼られていることから、Ridleyの新型バイクであることは間違いない。
Ridleyのプロトタイプ
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Image credit: Will Jones
プロトタイプのバイクは手前のゼッケンナンバー141のマキシム・ファンジルスの乗るバイク。後方143番はトーマス・デヘントが乗るNoah FAST エアロバイクだ。
Lotto-Dstnyのメンバーは、Noah FAST エアロバイクと軽量のHeliumから選択できる。ただ、今回のプロトタイプは、著しく新しい機能が追加されているようには見えない。
プロトタイプでは、シートステーとシートチューブの接合部が異なっており、シートステーのドロップがわずかに少なくなっているように見える。
トップチューブは、より水平になっているように見える。普通のオールロードバイクのような感じのフレームとなっている。
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Image credit: Will Jones
シートチューブに、UCIのプロトタイプと書かれたシールが貼ってある。そのため、1年以内には新型として発表されるのは間違いない。
ちなみに、Ridleyの名前は、創設者が映画エイリアンが大好きで、監督していたリドリー・スコットの名前にちなんでつけられている。
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Image credit: Will Jones
プロトタイプに乗るは、マキシム・ファンジルスだけで、あとの装備は他のバイクと同じようになっている。
Deda 一体型ハンドルバーとステム、Dura-Ace グループセット、ゴールドの KMC チェーン、DT Swiss と Vittoria タイヤとホイールの組み合わせが装備されている。
Vittoriaのタイヤは新製品だ。
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Image credit: Will Jones
Ridleyは、独自の風洞施設を持っているので、空力的にこのフレームが良いとの結果は出ているのだろう。
ただ、他のブランドが大きくフレーム形状なども変えてきている今、UCIのフレーム緩和規定などを踏まえた斬新な形状が見てみたかった気もする。
Lotto-Dstnyが契約がありながら、Ridleyとの契約を早期に打ち切ろうとしているのも、こんな要因もあるのかもしれない。常に革新していかないと、進歩も得られない。
しかし、コメントにもあるようにオーソドックスなスタイルが良いと思う人もおり、企業としては当然な戦略とも言える。
コメント
正直、ホビーライダー側からすれば下手に奇抜な路線に舵を切るよりもシンプルでオーソドックスなデザインの方が好きというユーザも一定数存在するから別にいいと思いますよ。
最終的にはエンドユーザに受け入れられて売れなければ企業としても存続していられませんしね。
確かにそうですね。風洞実験も行われているので、性能的には間違いないですしね。言われる通りです。