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タデイ・ポガチャルが山岳でもエアロロードColnago Y1Rに乗る理由とは?

機材情報
Photo credit: Glory Cycles on Visualhunt
この記事は約4分で読めます。

タデイ・ポガチャルは、2025 ツール・ド・フランス第13ステージの山岳タイムトライヤルで軽量化されたY1Rを使用。

 

第18ステージのクイーンステージでも、特別仕様のColnago Y1Rを使う予定だ。何故軽量ロードバイクであるColnago V5Rではないのか。

ここには明白な理由がある。

 

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Colnago Y1R ブラックバージョン

 
 
 
 
 
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タデイ・ポガチャルは、Y1Rを使用してすでに2025 ツールで4勝を挙げている。チームメイトとのティム・ウェレンスもY1Rでステージ優勝しており、計5勝をY1Rで勝利している。

タデイ・ポガチャルは、モン・ヴァントゥもY1Rで走り切った。これは何故か?

理由は簡単で、現代のロードレースのように平均スピードが上がり続けている場合、重量よりもエアロがより重要になってくるからだ。

軽量かエアロかの分岐点は8%を越える勾配だが、レースの中で勾配が8%を越える登りは、限られている。

特に、モン・ヴァントゥのように前半が平坦な場合には、エアロロードで省エネルギーで走りフレッシュな状態で登りに入ったほうが理にかなっている。

重量に関して言えば、UAE Team Emirates – XRGの通常のレース仕様のColnago Y1Rは7.2~7.5kg。

ポガチャルが第13ステージの山岳タイムトライアルで使用したY1Rは6.9kg。今回のバージョンはそれよりも重くなるが、それほど大きな差はない。

風洞テストによると、新しい8:1フレームルールを採用したY1Rsは時速50kmで約20-25ワットを節約し、Y1RsとV5Rsの約150-200gの重量差を上回っているとColnagoは説明する。

実験でのモデリングによると、エアロバイクは10%までの勾配でも決定的な秒数を維持する。このため、ポガチャルはY1Rsで第4ステージ4の15%の傾斜を攻めている。

エアロロードは進化し続けているのだ。

 

Colnago Y1R ブラックバージョン Spec

 
 
 
 
 
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  • フレーム : Y1R ブラックバージョン
  • グループセット : Shimano Dura-Ace 9200 Di2
  • クランク :  165mm
  • ギアリング : Signature 55/38T Carbon-Ti chainrings
  • ハンドル : CC.Y1
  • ボトムブラケット: Bikone  カップにはポガチャルの象徴的な「ハルク」モチーフが陽極酸化処理
  • ホイール :  ENVE SES 4.5 Pro
  • タイヤ : Continental GP5000 TT 28mm
  • ボトルゲージ : Elite Leggero Carbon bottle cages
  • サドル : Fizik Argo R1 Adaptive
  • Carbon Ti スルーアクスルで軽量化
  • ダイレクトマウントハンガー : Framesandgear
  • 可能な限りステンレスボルトに変更

 

以下の記事では、各チーム共にエアロロードで全てレースをこなす考えとなっていることがわかる。スピード、エネルギー節約、効率化が重要となっている。

 

 

 

 

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