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2025 ツール・ド・フランス第13ステージ タデイ・ポガチャルは、無線・ボトル・TT装備なしで問題なし

機材情報
Photo credit: contourcycleclub on Visualhunt
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7か月前からこのペイラギュードに登る山岳タイムトライヤルのことを考えていたタデイ・ポガチャルとUAE Team Emirates – XRG。

彼らが出した答えは、普通のColnago Y1Rエアロロードバイクで登ることだった。総合トップライダーはTTバイクまたは、TTバーのアタッチメントをつけて走っていた。

  • プリモッシュ・ログリッチ Red Bull-BORA-hansgrohe
  • フローリアン・リポウィッツ Red Bull-BORA-hansgrohe
  • レムコ・エヴェネプール Soudal – Quick Step Specialized Shiv TTバイク
  • ヨナス・ヴィンゲゴー Team Visma | Lease a Bike  Cervelo P5 TTバイク

 

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タデイ・ポガチャルの山岳TTに特化したY1R

 

タデイ・ポガチャルは山岳では軽さに拘るのは以前からだ。リムプレーキが使える間は常に山岳で使っていたほど。

 

今回のTTは、距離にすると10.9km。しかも平坦は最初の3kmまで。TTポジションを取って得られるタイムメリットは限られていた。

そして、なによりも重力に逆らって上がるのだから軽いほうが良いのが当然だと思う。さらに、タデイ・ポガチャルの戦略は最初から最後まで全力。

これは全てのステージに当てはまり、特に短い10.9kmの山岳TTでは無線も必要なしと判断している。パワーメーターはついているのでペースは自分でわかるのだ。

YR1にも軽さに拘る工夫が存分に図られている。

  • 黒塗装で軽量化
  • TTヘルメットなし
  • バーテープなし
  • ボトルなし
  • Carbon Ti スルーアクスルで軽量化
  • タイヤ : 28c Continental GP5000 TT TR
  • ホイール :  ENVE SES 4.5 Pro

ホイールとタイヤだけでも、217g軽量化されており全体で7~7.1kgだったと思われる。ライバルよりも間違いなく軽量。

また、ロードのヘルメットはMET Trenta Carbon Mipsで第6ステージから使用。これも新型で通気口が多くなっている。TTではエアロヘルメットだったけれどヨナス・ヴィンゲゴーのように巨大なTTヘルメットではない。

 

結局、これだけの勾配をあがるのだから快適に上がったほうが良い。特にゴール手前は蛇行するライダーが多数いたほど厳しかった。

タデイ・ポガチャルの最初から最後まで全力。快適に走る作戦は見事に成功した。

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