ポルトガルで行われているヴォルタ・アン・アルガルヴェ第4ステージは2級山岳の山頂フニッシュ。
最終日は個人タイムトライヤルのため、総合でレムコを逆転するにはこのステージでタイム差をつけないと総合優勝はない。
トップを走るレムコは20歳にして世界TT第2位の実力を持つ。このステージでは各ライダーのアタックを封じ込める必要がある。
第4ステージ アルブフェイラ~マルハオ 169.7km
最後に2回登らなけばいけない2級山岳マルハオ峠は、登坂距離3kmで平均勾配9.5%。距離は短いが2回も同じ所を登るのは精神的にきつくないのかな。
最初に逃げを決めたのは3人。
- João Rodrigues (W52-FC Porto)
- Dries de Bondt (Alpecin-Fenix)
- Tiago Antunes (Efapel)
Alpecin-Fenixのドリース・デポンドは今大会2度目の逃げを成功させ、17ポイントを獲得して山岳賞を決めた。
ドリース・デポンドはエトワール・ド・ベセージュの第3ステージで今シーズン1勝目をあげている。
普段は、スプリンターとして活躍しているがチーム戦略として山岳賞狙いで2度目のチャレンジをしたのだろう。
2回目のマルハオ峠で勝負
この大会にはヴィンチェンツォ・ニバリも開幕レースとして走っていたが、ようやくアタックを見せてくれた。だが、逃がして貰えるはずもない。
最後に強烈なスパートをかけてのはスーパーマンことミゲルアンヘル・ロペス( Astana Pro Team)。
ミゲルアンヘル・ロペスがアタックを掛けた時に、レムコはルイ・コスタの後ろにいて反応が遅れてしまう。ダン・マーティンも必死に追うが追いつくことはなかった。
レムコは
とても大変だった。私は戦わなければならなかった。最後の1キロでパワーメーターをみたんだ。
ある瞬間1100ワットで走っていたね。ロペスにはおめでとうと言いたい。今日のチームは素晴らしかった。最終ラウンドで3人もメンバーがいてくれた。
明日は20キロをめいっぱい走るつもりだ。
登りで1100ワットとか、一体どんなパワーなんだか。ゴールスプリント並みのパワーで上がっているのか。
最終ステージは20.3kmの個人タイムトライヤル。一体レムコはどんなタイムで走るのか見もの。
ローハン・デニス(Team INEOS)はすでに圏外ですがTTでは上位に入ってくるでしょう。
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