イタリア選手権ロードをもってQ36.5 Pro Cycling Teamに所属するジャコモ・ニッツォーロが引退となった。
レースは現在マアチュアチームに所属するフィリッポ・コンカが優勝。昨年まではジャコモ・ニッツォーロとチームメイトだった。来シーズンまでイタリアのチャンピオンジャージは多くのプロレースで見られないのだろか。
ジャコモ・ニッツォーロは、最後のイタリア選手権ロードを、フィリッポ・コンカから1分19秒遅れの24位で終えている。
2度のイタリアチャンピオン
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ジャコモ・ニッツォーロは、2011年にLeopard Trekでプロ生活を始める。2015、2016年と連続してジロ・デ・イタリアのポイント賞を獲得。
ただ、ジロ・デ・イタリアの勝利は2021年の第13ステージのみ。そのかわり2位は11回もある。
2020年には、ヨーロッパロードチャンピオン、2020 イタリアロードチャンピオンの2冠を達成している。
2021年に、Team Qhubeka ASSOSで走っていた時には、ヨーロッパ王者のチャンピオンジャージにカスタムペイントされたBMC Timemachine Roadに乗っていた。
2022年にIsrael – Premier Techに移籍しているけど、ブエルタ・ア・カスティーリャ・イ・レオン第1ステージの勝利だけとなっている。2022年11月には鎖骨骨折している。


2023年には、トロ・ブロ・レオンで勝利。
だが、2023年12月23日、トレーニング中に転倒し、右脚の脛骨内側高原を骨折。 その後、脛骨の内側プラトーに15本のスクリューと2本の人工関節を装着し、2024年5月から9月までのレースに出場した。
この間、2024 シビウサイクリングツアー第4ステージで勝利。
9月にはグランプリ・ディスベルグで鼠径ヘルニアの影響で落車。10月初めにヘルニアの手術を受け、月末には右足のネジと人工関節を取り除く手術を受けている。
ジャコモ・ニッツォーロにとっては、2024年シーズン序盤は骨折明けからのレース。さらに人工関節をつけてのレースが続いた。
また、9月に落車と10月に2回の全身麻酔での手術と大変なシーズンとなってしまった。これらが与えた影響は非常に大きかったはず。2025年シーズンは7回のトップ10フニッシュをするにとどまっていた。
ジャコモ・ニッツォーロは、キャリア31勝、2度のイタリアチャンピオン、2020 ヨーロッパ選手権ロード優勝と数々のパルマレスを残して36歳でバイクをフックにかける。
契約は2025年末まであるけれど、レースに出るのはイタリア選手権が最後だった。
ジャコモ・ニッツォーロの投稿
🇮🇹 この日曜日、私は最後のイタリア選手権に出場する。このレースは私にとって常に特別なものであり、三色旗のジャージを着て誇らしげに2度優勝する栄誉に浴した。
今年はまた違ったものになるだろう。 このレースに参加するのはこれが最後であり、私のプロとしてのキャリアの最後のシーズンでもある。 プロとして15年、私の人生のこの素晴らしい章が今年いっぱいで幕を閉じることを発表する時が来たと感じている。
この素晴らしい時期に、私はあらゆることを、特にイタリア人大衆の熱意を大切にしたい。サイクリングは30年間、私の人生そのものだったし、これからもその一部であり続けるだろう。
このような素晴らしい機会を与えていただき、本当にありがとうございます。
ありがとう、みんな。
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