ロードバイクの情報を発信しています!

2022 ブエルタ・ア・カスティーリャ・イ・レオン第1ステージ 灼熱のスペインのレースを勝利したのは?

海外情報
Photo credit: Jose Javier Martin Espartosa on Visualhunt.com
この記事は約16分で読めます。

ブエルタ・ア・カスティーリャ・イ・レオン。Vuelta a Castilla y Leon(2.1)

スペインのカスティーリャ・イ・レオン州で行われる2ステージのレース。現在、スペインは猛暑なので走るライダーは大変だ。

過去の優勝者

  • 2021  LOUVEL Matis
  • 2019 ダヴィテ・チモライ
  • 2018  PLAZA Rubén
  • 2017  HIVERT Jonathan
  • 2016 アレッサンドロ・バルベルデ
  • 2015 ピエール・ロラン
  • 2014  BELDA David
  • 2013  PLAZA Rubén
  • 2012  MORENO Javier
  • 2011  TONDO Xavier

 

スポンサーリンク

第1ステージ ベナベンテ~モラレス・デル・ビノ 156.7km

コースプロフィール phot vueltacastillayleon

 

コースはスペイン独特の広陵とした道路の中で行われる。暑いのに日陰もない。

それほど、大きな山岳もなく最後はスプリントで決着となりそうなコースだ。

 

  1. スプリントポイント Tabara
  2. 3級山岳 Alto de Camona  4.7km・4.6%
  3. スプリントポイント Alcanices
  4. 3級山岳 Alto de Viladepera   2.8km・5.6%

 

注目のライダーは

  •  Team Arkéa Samsic ダニエル・マクレイ
  •  Movistar Team イバン・ガルシア、ゴルカ・イサギレ
  •  Astana Qazaqstan Team ヴィンチェンツォ・ニバリ
  •  UAE Team Emirates ルイ・コスタ、ジョージ・ベネット
  •  EF Education-EasyPost エスデバン・チャベス、ヒュー・カーシー
  •  Team BikeExchange – Jayco サイモン・イェーツ
  •  Israel – Premier Tech ジャコモ・ニッツォーロ
  •  Burgos-BH アンヘル・マドラソ
  •  TotalEnergies ジュリアン・シモン

 

スタート前

YouTube動画より 以下同様

スタートでは、スペインチームが最前列に。

 

右端に今年で引退となるAstana Qazaqstan Team のヴィンチェンツォ・ニバリも並ぶ。

 

さあ、スタートだ。

 

0kmからアタック!

 

3人の逃げ

ファーストアタックが成功して3人が逃げだす。最初はTotalEnergiesのアラン・ジュソームだったのだけど、ミケル・ヴァルスに代わっている。

  1. アンヘル・マドラソ Burgos-BH
  2. ミケル・アリスティ Euskaltel – Euskadi
  3. ミケル・ヴァルス  Manuela Fundación Continental

 

残り68kmで1分51秒差に。観客もいないし、何もないところをタンタンと走るのは結構きついかも。だが、これがスペインのレースだ。

 

残り56.5kmでアンヘル・マドラソがペースアップ。

 

この登りの動きで先頭は二人となる。

  1. アンヘル・マドラソ Burgos-BH
  2. ミケル・ヴァルス Manuela Fundación Continental

 

3級山岳 Alto de Viladepera   2.8km・5.6%

集団からサイモン・イェーツがアタック!

サイモン・イェーツは、2日前のプルエバ・ビリャフランカ・オルディジアコ・クラシカを勝利したばかりだ。好調のようだ。

 

サイモン・イェーツのアタックは強烈で、集団が登りで絞り込まれていく。

 

先頭二人は4秒差。これは追いつかれる。モトバイクが抜いていくと、そろそろ捕まる合図だ。

 

さあ、サイモン・イェーツが追いついた。

 

追いついたのは4人だ。Movistar Teamのゴルカ・イサギレもいる。エスデバン・チャベスも逃げにはいった。

  1. サイモン・イェーツ Team BikeExchange – Jayco
  2. ゴルカ・イサギレ Movistar Team
  3. エスデバン・チャベス EF Education-EasyPost
  4. アンドレア・ピッコロ Drone Hopper – Androni Giocattoli
  5. アンヘル・マドラソ Burgos-BH
  6. ミケル・ヴァルス (Manuela Fundación Continental)

 

ここが3級山岳の頂上だったのか、後方からミケル・ヴァルス (Manuela Fundación Continental)がダッシュして看板を通過。

 

集団は16秒後ろに迫っており、先頭の足が止まる。

 

追走が追いついた。

 

追いついたタイミングでEF Education-EasyPostのヨナタン・カイセドがアタック!

 

ただ、直線だし広陵とした広い道路なので視界に捕らえられているので逃げにくい。

 

ヨナタン・カイセドは後方を確認して足を緩めた。

 

ヨナタン・カイセドは捕まり、新たな逃げが出来そうだ。またもEF Education-EasyPostだ。

 

残り47.2kmで集団は戻ってきている。これは逃げきるのは難しい。

 

ヨナタン・カイセドからバトンタッチしたのは、EF Education-EasyPostのゲオルク・シュタインハウザー。今年、Tirol KTM Cycling Teamから移籍した20歳の1年生だ。

 

下りなので追いつかれてしまう。

 

コマーシャルの間にChina Glory Continental Cycling Teamのショーン・ベネットが逃げている。2021年までTeam Qhubeka NextHashで走っていた。

だが、ショーン・ベネットも捕まる。

 

二人が集団から抜けた。ジョージ・ベネットは、ツールをコロナでリタイヤしたが復帰してますね。

  1. ジョージ・ベネット UAE Team Emirates
  2. ゲオルク・シュタインハウザー EF Education-EasyPost

 

ただ、二人は集団から逃げ切れなかった。

 

残り31kmで単独アタックが。TotalEnergiesのジェレミー・カボだ。

 

ジェレミー・カボは捕まり次のアタックが。カメラの調子が悪くて画面がゴールに切り替わること度々。

 

China Glory Continental Cycling Teamのショーン・ベネットが再び単独アタック!

 

登りで何人かかが追いついてきた。

 

最後尾はDrone Hopper – Androni Giocattoliのアンドレア・ピッコロ。Gazprom – RusVeloから3月1日に移籍している。

 

逃げていたTotalEnergiesのビクトル・デラバルテのゼッケンナンバーは手書きだ。よく見るとTotalEnergiesのライダーのナンバープレートは全部手書き。なんで?

 

もう、ゴールまで25kmなので逃げはすべて捕まえられてしまう。

 

残り24.2kmでヴィンチェンツォ・ニバリがアタック。

 

相棒は、UAE Team Emiratesのヴェガールステイク・ラエンゲンだ。ツールをコロナでリタイヤしていたが復帰している。

 

集団は後ろなので厳しい。

 

ヴィンチェンツォ・ニバリに後続が追いつく。

 

5秒程度集団から抜け出している。

 

ヴィンチェンツォ・ニバリは逃げ集団の先頭を引くが集団が見えている状態。

 

ヴィンチェンツォ・ニバリが作り出した集団は捕まってしまう。

 

残り15kmから単独アタックが。

 

China Glory Continental Cycling Teamのウィリアム・スミットだ。昨年までBurgos-BHで走っていた。よく逃げを見せてくれる選手だ。

 

あ~、ウィリアム・スミットも捕まった。

 

今度は、サンチェス・エウジェニオ(Equipo Kern Pharma)が単独アタック。

 

集団から見えており、ほどなくして吸収。

 

カウンターアタックでTotalEnergiesのボール・ウルスランがアタック!

 

残り6.8km。後続は見えなくなったが大集団が追っている。

 

残り2.5km。10秒程度のリードを保っている。

 

あまりにもバイクが遠すぎて見えないけど、残り1kmでボール・ウルスランが捕まってしまう。

 

ゴール200m手前のカーブに先頭で現れたのはMovistar Teamのイバン・ガルシアだ!

 

イバン・ガルシアをIsrael – Premier Techのジャコモ・ニッツォーロが抜いた。後ろからは、Team BikeExchange – Jaycoのディオン・スミスがまくりに入る。

 

ジャコモ・ニッツォーロが抜け出した!

 

ジャコモ・ニッツォーロは、そのままゴール~!

ジャコモ・ニッツォーロは、Israel – Premier Techに移籍して初勝利となった。

やはり、このコースはスプリントで決着のつくレイアウトで冷静にまくったジャコモ・ニッツォーロの完勝でしたね。

Israel – Premier Techも2022年末のワードチーム降格のピンチにあるので、この勝利は嬉しいはずだ。

明日は、今日よりも厳しい丘陵ステージとなるのでジャコモ・ニッツォーロの総合が守れるのかはわからない。

 

スポンサーリンク

リザルト

第1ステージ リザルト

ジャコモ・ニッツォーロのコメント(公式サイトより)

チームは一日中ハードワークした。集団スプリントを望むチームが少なかったこともあり、一日中、レース全体をコントロールすることができた。この勝利をチームに返すことができて、とてもうれしいよ。

調子はいいと思う。明日は厳しい戦いになるだろうけど、全力を尽くして戦うつもりだ。失うものは何もないんだ。

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 NIZZOLO Giacomo
Israel – Premier Tech 14
10″
3:24:00
2
 SMITH Dion
Team BikeExchange – Jayco 5
6″
,,
3
 GARCÍA CORTINA Iván
Movistar Team 3
4″
,,
4
 DE KLEIJN Arvid
Human Powered Health     ,,
5
 SIMON Julien
TotalEnergies     ,,
6
 MCLAY Daniel
Team Arkéa Samsic     ,,
7
 PEÑALVER Manuel
Burgos-BH     ,,
8
 MESA Santiago
Manuela Fundación Continental     ,,
9
 GIBBONS Ryan
UAE Team Emirates     ,,
10
 CANAL Carlos
Euskaltel – Euskadi     ,,
11
 MARTIN David
EOLO-Kometa     ,,
12
 JAIME Álex
Equipo Kern Pharma     ,,
13
 FEDELI Alessandro
EOLO-Kometa     ,,
14
 GONZÁLEZ David
Caja Rural – Seguros RGA     ,,
15
 FREITAS Daniel
Rádio Popular – Paredes – Boavista     ,,
16
 GALVÁN Francisco
Equipo Kern Pharma     ,,
17
 DELAPLACE Anthony
Team Arkéa Samsic     ,,
18
 PICCOLO Andrea
Drone Hopper – Androni Giocattoli     ,,
19
 CHAVES Esteban
EF Education-EasyPost     ,,
20
 BIERMANS Jenthe
Israel – Premier Tech  
1″
,,
21
 BARCELÓ Fernando
Caja Rural – Seguros RGA     ,,
22
 LOBATO Juan José
Euskaltel – Euskadi     ,,
23
 NICOLAU Joel
Caja Rural – Seguros RGA     ,,
24
 EZQUERRA Jesús
Burgos-BH     ,,
25
 NIBALI Vincenzo
Astana Qazaqstan Team     ,,
26
 HERNAIZ Vicente
Rádio Popular – Paredes – Boavista     ,,
27
 CAICEDO Jonathan Klever
EF Education-EasyPost  
3″
,,
28
 ELOSEGUI Iñigo
Movistar Team     ,,
29
 SMIT Willie
China Glory Continental Cycling Team     ,,
30
 DE BOD Stefan
Astana Qazaqstan Team     ,,

総合

これがリーダージャージなのかな。かなりカラフルですね。

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 NIZZOLO Giacomo
Israel – Premier Tech 3
10″
3:23:50
2
 SMITH Dion
Team BikeExchange – Jayco  
6″
0:04
3
 GARCÍA CORTINA Iván
Movistar Team  
4″
0:06
4
 CAICEDO Jonathan Klever
EF Education-EasyPost  
3″
0:07
5
 LASTRA Jonathan
Caja Rural – Seguros RGA  
2″
0:08
6
 JOUSSEAUME Alan
TotalEnergies  
2″
,,
7
 BIERMANS Jenthe
Israel – Premier Tech  
1″
0:09
8
 MADRAZO Ángel
Burgos-BH  
1″
,,
9
 DE KLEIJN Arvid
Human Powered Health     0:10
10
 SIMON Julien
TotalEnergies     ,,
11
 MCLAY Daniel
Team Arkéa Samsic     ,,
12
 PEÑALVER Manuel
Burgos-BH     ,,
13
 MESA Santiago
Manuela Fundación Continental     ,,
14
 GIBBONS Ryan
UAE Team Emirates     ,,
15
 CANAL Carlos
Euskaltel – Euskadi     ,,
16
 MARTIN David
EOLO-Kometa     ,,
17
 JAIME Álex
Equipo Kern Pharma     ,,
18
 FEDELI Alessandro
EOLO-Kometa     ,,
19
 GONZÁLEZ David
Caja Rural – Seguros RGA     ,,
20
 FREITAS Daniel
Rádio Popular – Paredes – Boavista     ,,

ポイント賞

Rnk Rider Team Points
1
 NIZZOLO Giacomo
Israel – Premier Tech 25
2
 SMITH Dion
Team BikeExchange – Jayco 20
3
 GARCÍA CORTINA Iván
Movistar Team 16
4
 DE KLEIJN Arvid
Human Powered Health 14
5
 SIMON Julien
TotalEnergies 12
6
 MCLAY Daniel
Team Arkéa Samsic 10
7
 PEÑALVER Manuel
Burgos-BH 9
8
 MESA Santiago
Manuela Fundación Continental 8
9
 GIBBONS Ryan
UAE Team Emirates 7
10
 CANAL Carlos
Euskaltel – Euskadi 6

山岳賞

Rnk Rider Team Points
1
 VALLS Miquel
Manuela Fundación Continental 3
2
 OURSELIN Paul
TotalEnergies 3
3
 ELOSEGUI Iñigo
Movistar Team 2
4
 YATES Simon
Team BikeExchange – Jayco 2
5
 IZAGIRRE Gorka
Movistar Team 1
6
 POLANC Jan
UAE Team Emirates 1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました