チームイネオスは、英国ナショナルチャンピオンのベン・スウィフトとエディ・ダンバーの契約更新を発表した。
ベン・スウィフトは2年の延長契約。
エディ・ダンバーは3年の延長契約となっている。
SWIFT Ben
ベン・スウィフトは、2年ぶりにUAEチームエミレーツから帰ってきた。
2010年のチームスカイ発足当時から走っていたが、2017年から2年間はUAEに移籍。
チームに復帰したベン・スウィフトだったが、シーズン当初はトレーニングの最中に脾臓の破裂という大事故から始まってしまう。
これだけの大事故ながら、早期に復帰出来たのはやはりチームの力も大きいと思う。
常に最善の治療とケアをして貰えるチームだからこそ、迅速な対応により復帰が長引くこともなかったのだ。
順調に回復したベン・スウィフトは、8回目の挑戦で英国ナショナルチャンピオンにもなれた。
これには、チームメイトが4人乗っていたこと。最後の逃げにもイアン・スタナードがいたことも大きな要因の一つだった。
ベン・スウィフトは、今年の世界選手権には英国代表として出場する。ヨークシャーはベン・スウィフトが生まれ育った場所からそれほど遠くない。
出来る限りの努力をして母国のレースで結果を残すことを目指している。
Eddie Dunbar
“I was over the moon when I found out it was a three-year deal and I was going to be able to stay and learn from the best riders in the world.”
— Team INEOS (@TeamINEOS) September 6, 2019
After an impressive 12 months @EddieDunbar has signed a new three-year contract at Team INEOS.
📢 : https://t.co/sug0Kh5XE6 pic.twitter.com/cioSlkaRrB
Aqua Blue Sportブロコンチネンタルチームで走っていたエディ・ダンバーは2018年9月14日にチームスカイに移籍してきた。
Aqua Blue Sportは、2018年シーズンが終了する前に、チーム自体がなくなってしまう。
その時の契約では、2019年シーズン終わりまでチームスカイで走れる契約だった。つまり1年契約だったのだ。
それが、3年契約を結んだということは、彼に対するチームの評価の表れだ。
チームイネオスの一員となって風洞実験室でタイムトライヤルのポジション調整も行った。
実質1年目で、ジロ・デ・イタリアに出場し、パヴェル・シヴァコフをアシストしながら総合22位でフニッシュ。
ジロ以降も活躍は続き
ステージレースで才能を発揮している。
アイルランドの国内選手権では、ロードもTTも2位となっており、国内チャンピオンになるのも時間の問題だろう。
タイムトライヤルも強く、山岳にも強いオールラウンダータイプで、将来的にグランツールの中心選手としてチームを支える活躍をする選手の一人となるはずだ。
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