ジョナサン・ディッベンは、2017年から2年間チームスカイで走っていた。
だが、2018年Ride Londonでの落車により2年目に成績は降下したために、契約延長は得られなかった。
そのため2019年シーズンは、Madison Genesisで走っていたが、このチームも2019年シーズンを持って消滅することが決定していた。
2020年シーズン、ジョナサン・ディッベンは再びロット・スーダルでワールドツアーを走ることになる。
2016年世界選手権トラックチャンピオン
ジョナサン・ディッベンは、2020年にロット・スーダルとワールドツアーレベルで2度目のチャンスを生かすために準備を急いでいる。
彼は2015年からチームウィギンズに所属。2016年にはUCI世界選手権トラックでポイントレースで世界チャンピオンとなっている。
2016年に8月よりCannondale-Drapac Pro Cycling Teamでトレーニーとして走るが、2017年シーズン契約したのはチームスカイ。
2017年シーズンはツアー・オブ・カリフォルリアの個人TTで優勝を飾り、順調なシーズンを送っていた。
だが、2018年序盤より上手く走れず7月から上向いた時に、Ride Londonで落車。
その後、成績は振るわず2018年末で契約は打ち切られた。
5月よりMadison Genesisのコンチネンタルチームでイギリス国内のレースを主に走ることに。
イギリスのレースはフルガスで最初の丘で一気に30人に人数が減るほど激しい。だが、ヨーロッパでトップチームでプロとして走っていた選手だ。再び輝かしい世界で走りたいと思うのは当然だ。
9月のツアーオブブリテンの終わりにMadison Genesisが存在しなくなるというニュースは多くの人にとって驚きだったが、ジョナサン・ディッベンは2019年のシーズンに後悔はない。
2度目のチャンスを生かす
地元イギリスでの1年は、元世界トラックチャンピオンに最高のステージで再びレースする動機を与えた。
2018年の終わりにも、一度ロットからコンタクトがあったが契約には至らない。だが、今は違う。カレブ・ユアンという最高のスプリンターの為のトレインを強化しなければならない。
チームスカイで走り、トラックで強化したスピードのあるジョナサン・ディッベンに再びチャンスが訪れた。
ロットは来シーズンに向けて、Trakからジョン・デゲンコルプの獲得。
そして、フィリップ・ジルベールとティム・ウェレンスを中心に構成された非常に強力となったクラシックチームにより、ジョナサン・ディッベンのチャンスが不足することはない。
彼は、UAEツアー、そしてベルギークラシックのレースに先立って、オーストラリアのツアー・ダウンアンダーでシーズンを開始する予定だ。
ジョナサン・ディッベンがアシストするのは、カレブ・ユアンだけではない。レースによってはジョン・デゲンコルプ。ジャスパー・デブイストなども支えていくことになるだろう。
競争の激しかったチームスカイとは違い、力の伸ばせる環境となるかもしれない。
2017年に戻って改善する2回目のチャンスです。Skyで多くのことを学び全てを受け取った。
レースがどのようになるか少し知識があると、再びプロに転向しているように感じる。
すでに12月に調子が良くなっており、それが今シーズンにつながることを願っている。とにかくケガはしないようにしたい。今チャンスがあるので、私はそれを最大限に活用したいと考えている。
再び巡ってきた2度目のチャンスを、元スカイライダーは生かせることが出来るだろうか?
チャンスは自分の足でつかむしかない。
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