Uno-X Mobilityは、昨年に続いて、ツール・ド・フランスにワイルドカードで出場。
マグナス・コルトニールセンだけがデンマーク人で、あとは全員ノルウェー人で構成される。
Uno-X Mobilityは、今シーズン絶好調で、すでに10勝をあげており、ワールドツアーレースでも勝利をあげている。
Uno-X Mobilityのスタートリスト
The team for the 2024 edition of @LeTour 🔥 pic.twitter.com/Cu3seHVl3R
— Uno-X Mobility Cycling (@UnoXteam) June 17, 2024
201.マグナス・コルトニールセン
202.ヨナス・アブラハムセン
203.オドクリスティアン・エイキング
204.トビアスハラン・ヨハンネセン
205.アレクサンダー・クリストフ
206.ヨハネス・クルセット
207.ラスムス・ティレル
208.ソーレン・ヴァーレンショルト
マグナス・コルトニールセン
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今シーズン、EF Education-EasyPostからUno-X Mobilityに移籍してきたマグナス・コルトニールセン。
しかし、ティレーノ〜アドリアティコ第6ステージで親指を骨折。復帰したけれど、勝利を中々チームにプレゼントできなかった。
今シーズンの初勝利は、上記のInstagramの映像にあるように、クリテリウム・デュ・ドーフィネ第2ステージの霧の登りゴール。
これがチーム発足以来初めてのワールドツアーでの勝利となっている。チームがマグナス・コルトニールセンに期待するのは意外性のある走りだ。
マグナス・コルトニールセンは面白い記録も持っている。2022ツール・ド・フランスでは11連続山岳ポイント獲得という離れ技も披露した。
マグナス・コルトニールセンは、ブエルタ6勝、ツール2勝、ジロ1勝をしており、チームにツールでの勝利を期待するのは当然だ。
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マグナス・コルトニールセンは、非常に変わった方法で、ツール・ド・フランス出場を喜んでいる。
アレクサンダー・クリストフ
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アレクサンダー・クリストフは、2023年にIntermarché – Wanty – Gobert MatériauxからUno-X Pro Cycling Teamに移籍。契約は3年で、38歳までノルウェーのチームで走る。
スプリンターなので、年齢的にも引退まで走ることは確実と言っても良いだろう。
アレクサンダー・クリストフのパルマレスは素晴らしい。
- ツール・ド・フランス ステージ4勝
- 2014 ミラノ~サンレモ優勝
- 2015 ロンド・ファン・フラーンデレン 優勝
- 2019 ヘント〜ウェヴェルヘム 優勝
- ツール・ド・オマーン ステージ9勝
- ツアー・オブ・ノルウェー ステージ9勝
今シーズン、アレクサンダー・クリストフがチームに加入したのは、大きかった。
2024 ティレーノ〜アドリアティコ最終ステージで2位に入ると、ベルキーのワンデーレース、エルフステッドロンデ・ブルージュで今シーズンの初勝利。
続く、アントワープ・ポート・エビックでも勝利。
ツアー・オブ・ノルウェー第4ステージでも勝利。ゴールのスタヴァンゲルでは2年連続の勝利となっている。
更に、ベルギーのワンデーレース。ヘイストス・ペイルで4勝目をあげる。
びっくりしたのは、ツール前の最終レース、ツアー・オブ・スロベニア最終ステージで逃げにのり、最後は、集団の頭を取って2位に入ったことだ。ベン・ヒーリーの逃げ切りがなければ、スプリントで勝利していたかもしれない。
アレクサンダー・クリストフが、ロードキャンプテンとしてチームを引っ張ることになる。
ソーレン・ヴァーレンショルト
Just like last year, @sorenweren takes the victory in the time trial at @belgium_tour 💨🤩
He is also leading the GC and points classification. Stage 2 tomorrow, let’s go! 🤝
📸: @visualsofharry pic.twitter.com/y3V1uMtQQZ
— Uno-X Mobility Cycling (@UnoXteam) June 12, 2024
ソーレン・ヴァーレンショルトは、2023年にUAE Team Emiratesからの長期契約の巨額オファーを断っている。母国のチームを優先したわけだ。もし、移籍していたら、今シーズンの活躍はなかっただろう。
ソーレン・ヴァーレンショルトは、初戦のアラウルツアー第2ステージで勝利。リーダージャージも着用した。
そして、バロワーズ・ベルギーツアーでは初戦の個人タイムトライヤルで勝利。
わずか、2秒というタイム差だったけれど、最終ステージまで秒単位の争いを制している。総合順位を争える訳ではないけれど、ステージを狙うハンターとして活躍が期待される。
Uno-X Mobilityの誤算は、2023ジロ・デ・イタリア総合8位のアンドレアス・レックネスンがいないことと、トビアスハラン・ヨハンネンセンがいないことだろう。
アンドレアス・レックネスンがいれば、総合トップ10を狙うメンバー構成となっていたかもしれない。だが、まずはチームのツール・ド・フランスでのステージ優勝が最も欲しいものだろう。
なお、Uno-X Mobilityは、来シーズンからバイクがRidleyとなる予定。
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