2024 ヘイストス・ペイル 　ベルギーの石畳のレースを制したスプリンターは?

ベルギーのワンデーレース。ヘイレン・ファストフート・ヘイストス・ペイル。Heylen Vastgoed Heistse Pijl(1.1)

ワールドチームが7チーム参加する1クラスのレース。

過去の優勝者は

• 2023　オラフ・コーイ
• 2022    アルノー・デリー
  
• 2021　パスカル・エーンクホーン
• 2019　アルバロホセ・ホッジ
• 2018　エミルス・リエピンス
• 2017　ジャスパー・デブイスト
• 2016　ディラン・フルーネウェーヘン

 

フォッセラール～ハイスト＝オプ＝デン＝ベルグ　196.5km

 

ベルギーのアントワープ県フォッセラールをスタート。

リール、ヘール、ウェスターロー、ヘレンタルス、ヘレントハウトのケンペン自治体を通過し、ベルラールを経由してハイストベルクに到着する。

ハイステベルクの登りを含む 20.7km のローカルラップを6 周で決着となる。ハイストベルク教会広場への登りは、石畳とカーブのある急な斜面で、攻撃する場所となる。

最後のハイストベルグはゴール手前1km。ここで抜け出した選手を捕まえるとスプリントとなる。

 

1. 山岳ポイント　ハイストベルグ　0.5km・5.8% max14%
   
2. 山岳ポイント　ハイストベルグ　0.5km・5.8% max14%
3. 山岳ポイント　ハイストベルグ　0.5km・5.8% max14%

 

注目のライダーは

• Alpecin – Deceuninck　サイモン・デヘアーズ、ローレンス・ウィーク
• Arkéa – B&B Hotels　アルノー・デマール、デビット・デッカー、ダニエル・マクレイ
• BORA – hansgrohe　サム・ウェルスフォード、ライアン・ミューレン、ヨルディ・メイウス
• Cofidis  ミラン・フレティン
  
• Intermarché – Wanty　ヘルベン・タイッセン
• Team dsm-firmenich PostNL　エミルス・リエピンス、ジョン・デゲンコルプ、キャスパー・ヴァン・ユーデン
• Team Visma | Lease a Bike
• Lotto Dstny　ライオネル・タミニオー
• Uno-X Mobility　アレクサンダー・クリストフ

 

スタート前

優勝候補は、Uno-X Mobilityの大ベテラン、アレクサンダー・クリストフ。ここで優勝すると、36歳と332日で大会の最年長優勝者となる。

 

Team dsm-firmenich PostNLは、キャスパー・ヴァン・ユーデンをジョン・デゲンコルプがアシストするパターンだ。

 

BORA-hansgroheは、ヨルディ・メイウスがスプリントを狙う。事前情報では、トレーニング中に、膝をハンドルバーに打ち付けて調子が悪いので、DNSという話だった。

今日は、最後まで膝が持てばいけると。

 

ヘルベン・タイッセンは、シュヘルデプライスで落車して復帰してしばらくたつ。そろそろ、勝利を勝ち取れるか。

 

Alpecin-Deceuninckは、サイモン・デヘアーズがスプリントを狙う。シクロクロスで活躍するローレンス・ウィークが開発チームから出場している。

 

ニュートラルスタート。

 

オフィシャルスタート。

 

 

スタートから逃げが決まる。

 

5人の逃げ

5人が逃げに。

1. Daan van Sintmaartensdijk (BEAT Cycling Club)
2. Axel van der Tuuk (Metec – SOLARWATT p/b Mantel)
3.  Maxime Duba (Parkhotel Valkenburg)
4. Jente Klaver (VolkerWessels Cyclng Team)
5. vormen samen met Belg Mauro Verwilt (Tarteletto-Isorex) 

 

Team Visma | Lease a Bikeのトッシュ・ファンデルサンドが追走に。

 

トッシュ・ファンデルサンドは、先に追走をかけていたヤン・ウィレム・ファン・チップに追い付いた。

1. トッシュ・ファンデルサンド　Team Visma | Lease a Bike
2. ヤン・ウィレム・ファン・チップ　Parkhotel Valkenburg 

 

ヤン・ウィレム・ファン・チップが使っているハンドルは以下の物では。

 

みよ。これだ。このハンドルバーの狭さは凄い。

 

下ハンならば35cmはあるのだろうけど、上はメチャクチャ狭い。ヤン・ウィレム・ファン・チップは、194cmもあるので本当に小さく見える。

 

確かに、これだけハンドル幅が違えば、空気抵抗も小さくなる訳だ。

 

ヤン・ウィレム・ファン・チップは、2023年にはヨエリ・ハヴィクと組んで、マディソンの世界チャンピオンとなっている。

 

山岳ポイント　ハイストベルグ　0.5km・5.8% max14%

先頭はハイストベルグへ。

 

残り3周

集団も残り3周に。2分40秒差。

 

あれれ、集団が後ろに見えだした。二人は先頭まで追い付くかと思ったけれど、思いのほか先頭が速い。

 

山岳ポイント　ハイストベルグ　0.5km・5.8% max14%

先頭は石畳のハイストベルグの登りへ。

 

二人に集団が迫る。

 

残り2周

先頭は、残り2周に。

 

追走の二人に集団が迫る。

 

トッシュ・ファンデルサンドは、もう足を止めている感じ。

 

ゴールラインで、二人は捕まってしまった。

 

集団はBORA-hansgroheが、3人で引き始めた。

 

残り33.6kmで1分12秒差に。

 

集団から抜け出しがかかる。

 

残り28km。BORA-hansgrohe、Intermarché – Wanty、Uno-X Mobilityが集団けん引に。

 

先頭から一人切れた。

 

山岳ポイント　ハイストベルグ　0.5km・5.8% max14%

先頭から一人抜け出した。

 

残り1周

単独で通過。

1. VAN DER TUUK Axel (Metec – SOLARWATT p/b Mantel)

 

残り12.1km。まだ、リードしている。

 

先頭から切れた3人が集団に飲み込まれる。

 

残り10.5km。集団が後ろに見えてくる。

 

残り8.3km。

 

先頭は、カメラに敬礼をして飲みこまれていった。これで逃げは消滅。

 

残り6.3km。各チームが隊列を組んで進む。

 

残り4.5km。ハイストベルグの登りに向けて位置取り。

 

Alpecin-Deceuninckの先頭は、ローレンス・ウィークだ。

 

Team dsm-firmenich PostNLのジョン・デゲンコルプが先頭に。

 

        

残り2.4km。位置取りが激しい。

 

残り1.7km。

 

山岳ポイント　ハイストベルグ　0.5km・5.8% max14%

Lotto Dstny先頭であがる。

 

ハイストベルグを下ってきた。

 

Uno-X Mobilityは、前方にアレクサンダー・クリストフを抱えている。

 

Uno-X Mobilityが先頭でトレインを組んでいる。

 

Uno-X Mobilityの後ろに、BORA-hansgroheのヨルディ・メイウスと、Team dsm-firmenich PostNLのキャスパー・ヴァン・ユーデンがいる。

 

残り150m。トルド・グドメスタッドから、アレクサンダー・クリストフが発射!

 

アレクサンダー・クリストフが先頭。ヨルディ・メイウスがフェンスに押し込まている。

 

ヨルディ・メイウスが怒っているぞ。

 

左から、Arkéa – B&B Hotelsのアモリ・カピオが追いこんでくる。

 

キャスパー・ヴァン・ユーデンが、足を止めてしまった。

 

アレクサンダー・クリストフが、大会最年長優勝者の記録を破った!

 

 

なんという強さ。この1か月で、4勝を固めてあげてしまった。ツアー・オブ・ノルウェー第4ステージに続いて連勝。これで通算92勝。目標の100勝が見えてきた。

 

リザルト

アレクサンダー・クリストフのコメント

最後の登りのハイストベルグは大混乱だった。だからリードアウトがうまくいかなかった。エリック・レッセルはギアをクラッシュモードにしていたから、そこで少し遅れてしまったんだ。もうダメだと思ったんだ。

でも、石畳に向かうターンの直前で、トルド・グドメスタッドと僕はお互いを見つけたんだ。登りでもいいポジションをキープして、最後のストレートまで待った、待った、待った。

私は彼に全力疾走するよう叫んだ。彼は素晴らしいリードアウトをしてくれた。結局、僕はできる限り速く走った。多分、もっと大きなスプロケットを付けるべきだったんだろうね。

もう高いケイデンスをペダリングできなかったから。年をとったから、脚のスピードが少し遅くなったんだ(笑)。