第9ステージで、大きく遅れたのはプリモッシュ・ログリッチ。落車にパンクという不運。
では、それ以外で遅れた総合勢は誰だろうか?
マイケル・ストーラー Tudor Pro Cycling Team
💥 And we have a GC contender down! 🇦🇺 Michael Storer hits the ground as we start the 2nd sector of white roads.
The Aussie goes down with Florian Stork, but the both of them are back on the road. #GirodItalia pic.twitter.com/f8kWiu1XVm
— Giro d’Italia (@giroditalia) May 18, 2025
マイケル・ストーラーは第2セクターで落車。最初はチームメイトのフロリアン・ストークが滑ってしまい、それに巻き込まれた形となっている。
ただ、この落車でマイケル・ストーラーは2分27秒遅れのステージ25位でゴール。総合8位から11位に転落。
2021 ブエルタ・ア・エスパーニャの山岳王で、2024 ジロ・デ・イタリア総合10位のマイケル・ストーラーにとって、このグラベルステージはタイムロスという不運な事態に。
個人タイムトライヤルは、それほど得意というほどではないので第10ステージもタイムロスをおさえないといけない。クライマーのマイケル・ストーラーでも、今後の山岳ステージで3分3秒の総合でのタイム差は埋められない。
ステージハンターとしてステージ優勝を狙ってくるか。
マックス・プール Team Picnic PostNL
“Alles ging mis op het slechtst mogelijke moment” – Max Poole verliest veel tijd in gravelrit Giro d’Italia https://t.co/XeVyvDmJfe
— Wielrennenuptodate (@WielrennenUTD) May 19, 2025
Team Picnic PostNLの、マックス・プールは総合7位と好調なスタートを切ったが、不運が続き、ステージ終了時には総合23位まで順位を下げてしまった。
マックス・プールのコメント
最悪のタイミングで物事がうまくいかなかった1日だった。グラベルでパンクに見舞われたんだ。
僕らは本当によくやったよ。 みんなを誇りに思うよ。 あの後、2、3セクターでロマン・バルデのバイクに乗ったんだ。 アレックス・エドモンソンは戻ってきて仕事をしたし、クリス・ハミルトンは力強いフロントターンを見せた。
チームのダメージ軽減努力にもかかわらず、マックス・プールはアイザック・デルトロに5分2秒の遅れを喫し、総合首位から5分35秒も離されてしまった。XDS Astana Teamとの降格争いをしているチームにとって大きな痛手だ。
ディエゴ・ウリッシ XDS Astana Team
🇮🇹 INTERVIEW: @giroditalia @DiegoUlissi talks on the start in Albania, KOM jersey of @lorenzfortunato, team goals and pink jersey
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— XDS Astana Team (@XDSAstanaTeam) May 19, 2025
第8ステージでマリアローザを着用したディエゴ・ウリッシは、最初のグラベル区間から遅れステージ42位でフニッシュ。総合21位まで落ちた。
イタリア人としては、2021 ジロ・デ・イタリア第4ステージで2位となり、マリア・ローザを着用していたアレッサンドロ・デマルキ(Israel Start-Up Nation)以来のマリアローザだった。
アレッサンドロ・デマルキは第6ステージでマリアローザを失ったので2日間着用。今回のディエゴ・ウリッシは一日だけだったけれど、イタリアのファンは待望のマリアローザだった。
XDS Astana TeamのGMアレクサンドル・ヴィノクロフも喜びの表情だ。すでにXDS Astana Teamは、今回のジロ・デ・イタリアで大成功をおさめている。
ロレンツォ・フォルトゥナート XDS Astana Team
🇮🇹 PHOTOS: @giroditalia
A day in pink for @DiegoUlissi in his homeland Toscana!#GirodItalia #XDSAstanaTeam
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山岳賞ジャージを着用しているロレンツォ・フォルトゥナートは、ディエゴ・ウリッシにアシストしてもらってカンポ広場への登りを上がった。
ただ、ロレンツォ・フォルトゥナートにとって総合順位を下げたことは、山岳賞を狙うには好都合。昨年のジロでは総合12位だったけれど5分8秒差となったからには、総合順位は忘れたほうが良い。
ロレンツォ・フォルトゥナートは、イタリア人として、ステージ優勝と山岳賞1本に絞っていくはず。それでもローマで山岳賞ジャージを着用していれば180UCIポイントが獲得できる。
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