2021年は、ヴェルバーニア出身のフィリッポ・ガンナにとって魔法の年であり、素晴らしい成績と結果を残した。
初戦のエトワール・ド・ベセージュで逃げり勝利と個人TTの勝利。
ジロ・デ・イタリアでは初日からマリア・ローザを着用。欧州TTTのタイトルに、オリンピックの金メダル獲得。そして、世界選手権個人タイムトライヤルのタイトルも防衛した。
来シーズンは、ついにツール・ド・フランスの舞台に立つ。それは、初日の個人タイムトライヤルからマイヨジョーヌを獲得するチャンスが訪れるということだ。
アワーレコード挑戦と合わせて、ガンナの来シーズンの目標はツールとなるだろう。
マイヨジョーヌを目指す
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今シーズンを振りかえっての感想は?
2021年は非常に濃密で豊かな1年だったが、来月から新しいシーズンが始まるので、今は少しでも回復させることを考えている。
オリンピックはもちろん、世界選手権も今年のハイライトだった。チームも白紙委任をしてくれて助かったし、代表チームも重要な役割を担ってくれた。今年一年を喜びで締めくくり、新シーズンに向けて良いスタートを切ることができる。
来シーズンに向けて、レーススケジュールはどうなってますか?
この先、いろいろなことがあると思うが、どうするかはチームと相談して決めたいと思っている。1月はアルゼンチンでのレースから始まり、サンファン、そしてUAEツアー、ミラノ~サンレモ、パリ~ルーベと続く。
ジロでは今年もマリアローザを着用しました。来シーズンはツールでイエロージャージを着ることが出来ますか?
イエロージャージは、ずっと抱いていた夢なんだ。最初のチャンスは第1ステージですぐにやってくるので、簡単にはいかないにしても勝ちたいですね。
あとはレースがどうなるかだけど、ひとつだけ確かなことは、毎日がタフだということだ。
東京オリンピックでは、チームパーシュートで金メダルを獲得しました。来シーズンはアワーレコード挑戦と言われてますが、どう考えてますか?
アワーレコードに関しては、思い通りにできるかどうか。何事も運任せではいけないから、考えているし、チームと一緒に取り組んでいる。
多くの人がアドバイスしてくれたように、高地ではやらないが、海面ではやりたい。こうすれば、これまでとは違った満足感が得られるからだ。
チームには、あなたにとって友人であり重要な仲間であるエリア・ヴィヴィアーニが戻ってきました。
シーズン序盤は一緒に多くのレースを戦って、その後は別々の道を歩むことになる。決勝で再会し、一緒にレースができるのは本当に嬉しいことだ。
アワーレコードを高地でチャレンジしないのは、高地だからという枕詞がつくことを嫌っているからだ。ブラットリー・ウイギンズも平地で行って記録を出している。
誰にも、文句を言われない形で、世界最速記録を出すつもりだ。
来年はツール初参戦でマイヨジョーヌを初日からゲットするのが最大の目標となる。ツールでマイヨジョーヌを着れれば最高のシーズンの更新となる。
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