Astana-Premier Techの若きエース、アレクサンドル・ウラソフは以前から移籍の噂が絶えない。
チームとしては、彼をエースとして留めておきたいが、チーム事情が厳しい。
シーズン途中でイネオスに移籍という噂もあったほどだ。
アレクサンドル・ウラソフにはイネオス以外にも、UAE Team Emiratesも手を伸ばしていた。だが、どうやら移籍を勝ち取ったのはBORA-hansgroheとなりそうだ。
移籍することは確実
情報によると、BORA-hansgroheに加えて、少なくともINEOSGrenadiersとUAE-Emiratesが市場に出て獲得競争を行っていた。
アレクサンドル・ウラソフはチームとの契約は2021年で切れる。チームとしては継続したいだろうけど、大きな予算のチームには勝てない。
アレクサンドル・ウラソフは、Gazprom-RusVeloで2年間走ったあとに、2020年Astanaに移籍。順調すぎるほどに成長している。
アレクサンドル・ウラソフの役割は、短期的にはエマヌエル・ブッフマンとか、ウィルコ・ケルデルマンを助ける山岳アシストになるかもしれない。ただ、成長著しいウラソフならば単独リーダーとなってもおかしくないはず。
TTも強いし、山岳のアタックも鋭い。数年後にはエースとして走っているはずだ。そのための補強も着々と進んでいる。
BORA-hansgroheは大きく変わる
BORA-hansgroheの2022年のメンバー編成は大きくかわる。
まず、サガンが移籍することで、
- ユライ・サガン
- ダニエル・オス
- エリック・パシュカ
- マチェイ・ボドナル
の4人もチームから去る。
パスカル・アッカーマンはUAE Team Emiratesに移籍の予定。ツールに出れるという約束だったのに結局出れなかったのが移籍の理由だ。
代わりに、Deceuninck-Quick-Stepからサム・ベネットが戻ってくる。サム・ベネットのリードトレインとしてダニー・ファンポッペルがIntermarché-Wanty-Gobertから移籍の予定。
山岳アシストは、ジェイ・ヒンドレーがTeam DSMから移籍。
さらに、EF Education-Nippoからセルジオ・イギータが移籍してくる。EF Education-Nippoには、Team BikeExchangeからエスデバン・チャベスが移籍するという噂だ。
これにより山岳メンバーの層が厚くなる。エマヌエル・ブッフマン、フェリックス・グロスチャートナー、マクシミリアン・シャフマン、レナード・ケムナ、ウィルコ・ケルデルマンの5人に加わるのだから凄いことだ。
勝てるエースが問題となりそうだけど。
2022年からベルギーの天才ライダーと呼ばれているCian Uijtdebroeks(18)との契約も結ぶようだ。ニュースがあった時には17歳だった。
2022年のBORA-hansgroheは大きく変貌しそうだ。
コメント