Lotto Soudal のアダム・ハンセンと言えば鉄人と呼ばれ、21回連続グランツール完走という偉業も達成している。
アダム・ハンセンは180mmもある長いクランクで、前乗りポジションで高低差の凄さも有名だが、機材も手作りする器用なライダーだ。
今回は、そんなアダム・ハンセンが本当の鉄人になってしまったというお話。
フロリダ アイアンマンを完走!
元サイクリストがトライアスロンで年代別で活躍するのは良く耳にする話。
先月は、アイアンマン世界選手権70.3で、アスタナのGMアレクサンドル・ヴィノクロフが年代別で優勝。
ジャジャこと、ローラン・ジャラベールも年代別で優勝している。
だが、アダム・ハンセンは現役のプロライダーとして、トレーニングを専門にしてないのにアイアンマンにチャレンジ!
見事、9時間5分54秒でフロリダのアイアンマンを完走。年代別で8位になるという快挙を達成した。
エンジニアであるハンセンは、非常に興味深いパーツの数々を手作り。
まず、Hanseenoブランドのワンピースカーボンシューズを4日前に自作。
Hanseenoブランドは、アダム・ハンセンもシューズ作りに参加しているチェコのブランドだ。
アダム・ハンセンはロードで使用するシューズも自分で手作りしている。彼のシューズの重量は95g。一番軽いのは76gというから驚きだ。私も作って欲しい(^-^;
76gならば、スペシャライズドの99gのシューズより軽いから世界最軽量は間違いないですね。
彼のシューズのつま先についているのは、LEOMOのモーションセンサーだ。アダム・ハンセンはLEOMOともスポンサー契約を結んでいる。
LEOMOについては以下で詳しく解説してます。
アダム・ハンセンは、バイクのみならずランもLEOMOのモーションセンサーで解析してフォームを研究している。
自作シューズ作成の数々
少しだけ、アダム・ハンセンの作ったシューズの紹介。
模様が凄い! 良く見ると自転車の絵柄。
こちらは最近のシューズ。
何種類でも作ってますね。
こちらは、Hanseenoブランドと一緒に開発したシューズ。
見て貰うとわかるけど、かかと全体まで覆ってないので軽量な仕上がりとなっている。今は120gくらいのシューズをロードレースで使用。
何故、手作りしたかというと自分の足型に合うシューズからなかったから、というのが理由のようだ。
ランの練習は15回!
アイアンマンの練習としては、ビルドアップ走で15回ほど20km以内で走ったという。
フルマラソンなんかの練習はしてなかったから、スイム3.8km。バイク180kmのあとのランはかなり厳しかったのでは。
それでも、最後のランを3時間37分で走ったというから驚きの能力!
アダム・ハンセンのバイクタイムは、4時間15分23秒で年代別の最速。当たり前ですね。
こちらの、バイクがまたユニーク。ハンドルのポジションが3か所もある。
高いポジションと前のボジション。これも4日前に作ったというから、また驚き。
38歳になったハンセンは来シーズンもLotto Soudal で走ることはすでに決定済みなので、まだまだ活躍してくれそうですね。
それにしても、現役のブロライダーでアイアンマン完走とは凄過ぎ。普通ブロライダーは歩いたり、走ったりしないので変わっていますね。
昔、峠の機関車と言われたクラウディオ・キャプッチなんかは、エスカレーターでは逆向きになって座って上がってたというほどですから。
アダム・ハンセンには是非、カスタムシューズの販売を将来して欲しいな。
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