イタリアのフィリッポ・ガンナはUCI世界トラックワールドカップで4km個人追抜で4分の壁を破る直前のタイムを出して世界新記録を達成。
これについて、マーク・カヴェンディシュがイネオスが後押しして、INEOS 3:59 Challengeをしたらどうかとツイート。
平地で4分2秒だから、高地で走れば間違いなく4分の壁は破れるはずだ。
マーク・カヴェンディシュが提唱したINEOS 3:59 Challenge
Ok, here’s one for @TeamINEOS: after @EliudKipchoge & @INEOS159 a few weeks back, how about @GannaFilippo doing an #Ineos359 challenge? A sub-4minute 4km individual pursuit once seemed unimaginable. Like a 4minute mile or a 2hour marathon. Now it seems we have someone to do it ⭐️
— Mark Cavendish (@MarkCavendish) November 3, 2019
マーク・カヴェンディシュは、マラソンの2時間を切るのと同じように4kmで4分を切るのは凄いことじゃないかなと発言。
マーク・カヴェンディシュが言う、INEOS 3:59 Challengeはイネオスが行ったINEOS 1:59 Challengeのパクリ。
イネオスのCEOである、ジム・ラトクリフは大のスボーツ好き。セーリングや自転車、サッカーチームとかの買収の話もあるほど。
ちょっとお金を出してもらって、メキシコの高地に行って記録を出すのを手助けしてくれたら、フィリッポ・ガンナならば4分の壁を破るかもしれない。
いや、間違いなく破るだろう。
世界選手権TTの54キロのコースを世界第3位で走ったフィリッポ・ガンナならばアワーレコードの挑戦だって夢じゃあないと思いますけど、どうでしょうねえ~。
フィリッポ・ガンナの2020年の目標
フィリッポ・ガンナは、2020東京オリンピックでは、イタリアのチームパーシュートで参加する予定。
チームパーシュートは4人で4kmを走る競技。個人パーシュート(4km個人追抜)とは違ってオリンピック種目だ。
バーシュートとは
ホームストレッチとバックストレッチから同じ方向に向かってスタート。4kmを完走するまでの間に、相手チームに追いつけば勝利となる。4kmを1チーム4名(男女共)で、追いつかなければ、3番目の選手の前輪前端が先にゴールしたほうが勝ち。
フィリッポ・ガンナは、アワーレコードにチャレンジするならば、2020年はグランドツアーに乗りたいと望んでいる。
ええ、私はそれを望みます。時間記録が単なるアイデアであったなら、今は目的を追求する。
その前に、私は正しい持久力が必要なので、グランドツアーに乗る必要がある。本当に走りたいけど、チーム次第です。
と彼はチームイネオスに言及して付け加えた。
なんと、アワーレコードも未来の目標の一つになっているような発言もしてますね。
La Gazzetta dello Sportによると、ガンナは2020年にグランドツアーに参加する可能性が高く、ジロ・デ・イタリアが有力視されるが、ブエルタの選択枝もあるという。
4分間の壁を破る
ガンナは1996年にアンドレア・コリネッリ以来の個人追跡世界記録を保持した最初のイタリア人。
ラ・ガゼッタ・デッロ・スポーツは彼の記録がアルベルト・ベティオルのフランダースの勝利と、エリア・ヴィヴィアーニのヨーロッパ選手権優勝に続く2019シーズンの最高のイタリアのパフォーマンスの1つであると称賛している。
エリア・ヴィヴィアーニは、ガンナは世界最速の個人追跡者として生まれたと絶賛。
イタリアのナショナルコーチMarco Villaは、ガンナがさらに速くなり個人追抜の4分間の壁を打破できると確信している。
これまでの世界記録である、ランビーの4分5秒423の記録は、ボリビアのパンアメリカン選手権で2,500m以上の高地で達成されたが、海抜280mにあるミンスクの条件はこれに比べると完全ではない。
フィリッポ・ガンナならば、高地に行かなくも4分の壁を破るかもしれない。オリンピック種目ならば良いが個人追抜は、現在世界選手権でしか競技がない。
アワーレコードに挑戦してヴィクトール・カンペナールツの記録を破るほうがインパクトとしては大きい。
どうだろう、INEOS Challengeでアワーレコード挑戦をしてくれると面白いと思うのは私だけでしょうか?
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