Bahrain Victoriousは、公式サイトでサンティアゴ・ブイトラゴが総合を狙うリーダーだと公表。
てっきり、2023 ツール・ド・フランス総合6位のペッリョ・ビルバオがエースだと思っていた。
サンティアゴ・ブイトラゴの山岳アシストは、ペッリョ・ビルバオ、ワウト・プールス、ジャック・ヘイグが担う。スプリントは、ヒィル・バウハウスが狙っていく。
Bahrain Victoriousのメンバー
📣 We are thrilled to announce our lineup for @LeTour!
🇩🇪 @NikiasArndt
🇩🇪 @PhilBauhaus
🇪🇸 @PelloBilbao1990
🇨🇴 @SantiagoBS26
🇦🇺 @jackhaig93
🇸🇮 @matmohoric
🇳🇱 @WoutPoels
🇬🇧 @fred_wright0🙌 Allez TBV!#RideAsOne #rideforGino #TDF2024
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— Team Bahrain Victorious (@BHRVictorious) June 23, 2024
61.ペッリョ・ビルバオ
62.ニキアス・アルント
63.ヒィル・バウハウス
64.サンティアゴ・ブイトラゴ
65.ジャック・ヘイグ
66.マテイ・モホリッチ
67.ワウト・プールス
68.フレッド・ライト
2023年ツールとの違いは、ミケル・ランダのかわりがサンティアゴ・ブイトラゴとなっただけだ。
サンティアゴ・ブイトラゴ
Santiago Buitrago named as Bahrain Victorious leader for Tour de France
Colombian debutant flanked by experience of Mohorič, Bilbao and Poelshttps://t.co/AsuE0uQ9HS
— Cyclingnews (@Cyclingnewsfeed) June 25, 2024
サンティアゴ・ブイトラゴは、2023ジロ・デ・イタリア第19ステージで、前年に続いてジロ2勝目をあげる。
総合では13位で終え、続くブエルタ・ア・エスパーニャで総合10位に。今シーズンは開幕戦のボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナで総合2位。
パリ~ニース第4ステージで、今シーズンの初勝利を挙げている。
サンティアゴ・ブイトラゴの目標は新人賞ジャージと総合順位だ。
サンティアゴ・ブイトラゴのコメント
初めてのツール・ド・フランスにとても興奮している。チームと私はアンドラでのトレーニングキャンプで一生懸命練習してきた。
このツールでは最初のステージから準備を整えていなければならないと思う。本当に厳しい開幕週だ。イタリアからスタートするので、私にとっては嬉しい。ジロのレース経験があり、そこで2つのステージで優勝している。
今年のツールではこれが私に幸運をもたらしてくれることを願っている。総合順位でベストを尽くすために戦っていく。競争は本当に激しいが、自分のレースをしっかりやれば、最高の才能を持つ選手たちと肩を並べ、白いジャージを争えるとわかっている。
これからの3週間、私を導き、助けてくれる経験豊富な素晴らしいチームがいる。
ペッリョ・ビルバオ
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ペッリョ・ビルバオは、2011年Euskaltel – Euskadiでプロデビュー。2014年からCaja Rural – Seguros RGAで3年間走り2017年からAstana Pro Teamに移籍。
ペッリョ・ビルバオは、34歳で15回のグランツールに出場。その15回のうち、最終順位でトップ10に入ったのは5回。
2018ジロ・デ・イタリア総合6位。2020ジロ・デ・イタリア総合5位。また、2019年ジロでは2ステージを制している。
2020年からBahrain Victoriousに在籍。2023ツール・ド・フランス第10ステージでは、ジーノ・マーダーに捧げる貴重な勝利を収めた。総合6位でフニッシュ。
ペッリョ・ビルバオはジーノ・マーダーの意志を継いで募金活動をしている。今年もやるのだろうか。
今シーズンの主な成績は
- ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ 総合6位
- UAEツアー 総合3位
- イツリア・バスクカントリー 総合6位
- ツアー・オブ・スロベニア第4ステージ優勝 総合2位
ツアー・オブ・スロベニアのクイーンステージを制したのは、ツール・ド・フランスに向けて良いステップになっている。
実績、実力からいってエースとして総合を狙えそうだけど、チームとしては、昨年のように逃げに入ってステージ優勝をあげて貰いたいのかもしれない。
ペッリョ・ビルバオのコメント
フィレンツェでのスタートは新しい経験になりそうだ。個人的には、自宅から出発するほどの緊張感はないだろうが、それでもイタリアでスタートできるのはいいことだ。
イタリアでのレースにはいつもいい思い出があるし、ここ数年は大好きなジロにも出ていなかったから、フィレンツェのような素晴らしい街でツールをスタートできることに興奮している。
特に今年はTTの上達のためにハードワークしてきたので、その成果が出るかどうかを確かめたい。そして今年はグラベル・セクターがあり、ここも総合を左右するステージになるだろう。
難関は最初から3週間連続でかなり分散しているので、最初から100%の力を発揮する必要がある。ツールをスタートして、レースでの成長を期待することはできない。準備が非常に重要になる。
僕の野望は明らかに、次のステージで勝つことだ。ツール・ド・フランスのステージ優勝に匹敵するものはない。一方で、GCにも集中し、可能な限り最高のレースをしたい。特にタデジがジロで強い走りを見せた後では、タデジとヨナスのどちらがトップに立つかも興味深い。
全体的に、我々は本当に強いチームを持っているし、毎日がチャンスになるだろう。
マテイ・モホリッチ
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2013世界選手権U23チャンピオンである26歳のマテイ・モホリッチは、2014年にCannondaleでプロスタート。その後は
- 2015 Team Cannondale – Garmin
- 2016 Lampre – Merida
- 2017 UAE Team Emirates
- 2018 Bahrain Merida Pro Cycling
2016年のLampre – Merida時代には、新城幸也と一緒に走っている。
2017年にUAE Team Emiratesに在籍していた時には、ジロとブエルタのダブルツールに出場。ブエルタ第7ステージでは優勝も飾っている。
Lampre – MeridaからUAE Team Emiratesにチーム名変更となったけど、2年在籍しただけで、現在のBahrainに移籍している。また新城幸也と一緒だ。
2021スロベニア選手権ロードの国内タイトルをタデイ・ポガチャルを破って獲得している。
2021ツール・ド・フランスでは、2回のステージ優勝を果たす。ただ、ゴールのボーズで少し問題にもなったけど。
その後、2021ツール・ド・ポローニュでも総合2位、2021ベネルクスツアーでステージ優勝と総合2位にもなっている。
そして、2022ミラノ~サンレモでドロッパーシートポストを使用して下りからアタック。見事にモニュメントを獲得してみせた。
2023年にはグラベル世界選手権で優勝。グラベルレースは初めてなのが凄い。
今シーズンのマテイ・モホリッチは、ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ第2ステージで得意の逃げ切り勝利。
今年は、スロベニア選手権個人タイムトライヤルも制している。マテイ・モホリッチの目標は、ツール・ド・フランス4回目のステージ優勝だ。
マテイ・モホリッチのコメント
個人的には、フィレンツェでのスタートはこれまでにないものだと思う。山岳ステージで始まるし、道は曲がりくねって狭いし、かなり神経質になる。
最初の2日間から本格的なレースになる。GCで誰が脚を持っているかがすぐにわかるので、フランスに移ってもストレスは少ないだろう。
今年はバランスの取れたパルクールが用意されている。個人的に最も楽しみにしているのは、グラベルステージと第18ステージ。決して計画通りにはいかないので、レース中には他のチャンスもあるだろう。
体力的には、ツールに向けて準備万端だし、やる気もある。今年最大のレースだから、このチャンスを最大限に生かせるようベストを尽くすつもりだ。
チームの目標としては、GCを目指す選手や、スプリントでフィルをサポートする選手など、本当に強力なメンバーが揃っている。でも正直なところ、このチームのどのメンバーも今年のツールでステージ優勝を狙えると思う。
Bahrain Victoriousは、山岳アシストにはことかかない。ワウト・プールス、ジャック・ヘイグといる。
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