フランス選手権個人タイムトライヤル　なんとレミ・カヴニャが～

海外情報

Photo credit: joménager on VisualHunt

2021.06.18

この記事は約5分で読めます。

各国の選手権が行われている。

Deceuninck-Quick-Stepのライダーも順調に勝っていて

カスパー・アスグリーン　デンマーク
ヨセフ・チェルニー　チェコ
イヴ・ランバールト　ベルギー

ウルフパックから3人のチャンピオンが出ている。最終的には更に増えるだろう。

フランスでは、クレルモンフェランのTGVこと、レミ・カヴァニャが連続で優勝となるのは目に見えていた。

フランス選手権

コースマップ　

若干の起伏があり、ゴールも少し登っているが気になるほどではないだろう。女子のTTではスタートでこける選手もいたが、とにかく出場選手の数は他の国に比べて圧倒的に多いのが印象的。

こちらは27位となったDAUSCHY Guillaume。コフィディスのライダーかと思っていたら、無名の選手だった。

フランス人の名前はわかりにくいのと参加人数が82人もいてわかりにくい。

アレクシー・グジャール

AG2Rからの参加は少なくて二人。アレクシー・グジャールはAV45.311km/hで26位。

オレリアン・パレンパントル

今年、ツール・ド・フランスのメンバー入りしている、オレリアン・パレンパントル。

58分12秒。av47.064km/h。暫定10位。

トーマス・デプラス

こちらは、AG2R Citroën Teamの開発チームのトーマス・デプラス。22歳の若手で、59分16秒。av46.164km/h。

アントニー・ぺレス

コフィディスのアントニー・ぺレス。57分21秒。av47.074km/h。クライマーだが、8位となった。

今年のツール・ド・フランスのメンバーであり、パリ～ニースでは山岳賞も獲得している。

クリストフ・ラポルト

スプリンターのクリストフ・ラポルトは56分47秒。av48.183km/h。5位に入った。

今年は、エトワール・ド・ベセージュ開幕戦で勝利している。

エトワール・ド・ベセージュ開幕戦　登りゴールを制したのは誰か?【ラスト動画追加】

南フランスで開幕されるエトワール・ド・ベセージュが無事にスタートした。出場選手については、以下の記事で少し書いているので参考までに。全部で5ステージで行なわれる欧州最初のステージレースを制するのは誰だろう。第1ステージから追ってみよう。St...

今年も、ツール・ド・フランスのメンバー入りだ。

バンジャマン・トマ

Groupama-FDJのバンジャマン・トマが55分16秒で暫定トップに。昨年もレミ・カヴァニャに続いて2位だったので、これくらいのタイムは出してくることは予想されていた。

ここまでの暫定トップ、チームメイトのブルーノ・アルミライルの記録を31秒も上回る好タイムだ。

レミ・カヴァニャ

クレルモンフェランのTGVは、今年タイムトライヤルでは絶好調。

不運も何度かあった。

ジロ最終タイムトライヤルで落車したレミ・カヴァニャが原因について語る　勝っていたかも

ジロ・デ・イタリア最終ステージは、個人タイムトライヤル。後半は直線が多くタイムとイヤルスペシャリスト向きのコースだった。だが、ゴール前には90度のカーブもある。第1計測ポイントを3位で通過していた、レミ・カヴァニャ(Deceuninck-Q...

レミ・カヴァニャは2日連続で涙　パリ～ニース第4ステージで遅れた理由があきらかに

Deceuninck - Quick Stepのレミ・カヴァニャはパリ～ニース第3ステージの個人タイムトライヤルで0.83秒差で2位となっていた。この時には、ゴール手前の登りで前走者を追い抜くためにカーブでブレーキをかけて遅れてしまう。続く...

レミ・カヴァニャがパリ～ニース第3ステージで0.83秒差で勝利を逃した理由について語る

パリ～ニース第3ステージ個人タイムトライヤルは、EF Education – Nippoの新鋭シュテファン・ビッセガーが勝利した。2位となったレミ・カヴァニャ(Deceuninck - Quick Step)は、わずか0.83秒差で負けてし...

だが、ツール・ド・ロマンディでは名だたるタイムトライヤルスペシャリストを抑えて優勝している。

当然このフランス選手権で勝つことはマストであったはず。だが、レミ・カヴァニャはメカトラで、途中バイク交換をしてしまう。

しかも、暑さのために全く力が出なかったと。第1計測でもバンジャマン・トマに大きく遅れている。

最後はうなだれてゴールとなってしまった。レムコ・エヴェネプールも、ベルギー選手権TTでは暑さにまいったと言っていた。

東京では暑さプラス湿度も加わる。これは外人が体験したことのない種類の暑さだろう。

レミ・カヴァニャが東京オリンピックに来るのかとはわからないが、暑さに弱いのならば良いタイムは出ないだろう。

優勝は、Groupama-FDJのバンジャマン・トマとなった。

リザルト

Rnk	Rider	Team	UCI	Pnt	Time	Avg
1	THOMAS Benjamin	Groupama – FDJ	50	15	0:55:16	49.505
2	ARMIRAIL Bruno	Groupama – FDJ	30	7	0:31	49.047
3	BRUNEL Alexys	Groupama – FDJ	20	2	0:55	48.698
4	LATOUR Pierre	Team TotalEnergies	15		1:10	48.482
5	LAPORTE Christophe	Cofidis, Solutions Crédits	10		1:31	48.183
6	DAVY Clément	Groupama – FDJ	5		2:01	47.763
7	CABOT Jérémy	Team TotalEnergies	3		,,	47.763
8	PEREZ Anthony	Cofidis, Solutions Crédits	3		2:05	47.707
9	ROSSETTO Stéphane	St Michel – Auber93	1		2:24	47.445
10	GUERNALEC Thibault	Team Arkéa Samsic	1		2:43	47.186

レミ・カヴァニャは、23位。5分1秒も遅れてしまっている。