マチュー・ファンデルプール(Alpecin-Fenix)のこれまでの目標の一つにオリンピックのマウンテンバイクで金メダルを取るというのがあった。
4年計画で2020年には金メダルを取れる位置までたどり着くことが出来ていた。だが、それも夢に終わってしまう。
来年オリンピックが開催され、ツール・ド・フランスに出場した場合、非常にタイトなスケジュールになる。
だが、マチュー・ファンデルプールは、マウンテンバイクに集中する訳にはいかない。チームはワールドツアーレースには自動招待にもなっているし。
難しいスケジュールになるが、これについて海外サイトSPORZAで答えている。
マチューは、ツール・ド・フランスの出場に対して、どう思っているのか聞いてみよう。
ツールは不便だが、スポンサーに借りがある
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マチュー・ファンデルプールはツールとオリンピックの組み合わせについて、とても苦心している胸の内を打ち明ける。
マウンテンバイクはシクロクロスよりも、さらに具体的だ。自分はテクニカル的にシクロクロスではトップに属しているが、マウンテンバイクではミドルクラスだと思っている。
昨年4年計画のトレーニングの後、ワールドカップで勝利したことにより達成されたと感じた。
オリンピック延期は自分にとってデメリット。
去年は希望の場所にいて、オリンピックに向けて準備が出来ていた。マウンテンのワールドカップはほぼすべて乗っていたし、自分の立ち位置もわかっていた。バイクに乗っていて最高の気分だった。
マウンテンバイクにほとんど座っていなかった一年が過ぎさった。これもクエスチョンマークですね。オリンピックゴールドへの夢と希望は確かに消えていないが、それははるかに難しいだろう。
シクロ、ロード、マウンテンバイクを比べると、マウンテンが最も競技として難しいとマチューは言う。切り替えも難しく、準備期間も長く必要だ。
仮にオリンピックの金メダルを獲得することを第1目標とするならば、マウンテンワールドカップを転戦し、ライバルとの力関係を確認しておかなければならない。
だが、チームはワールドツアーには自動招待で、マチューは来シーズンもポイントゲッターとして活躍しなければらならない。マウンテンに集中することは出来ないのが実情だ。
はい、ツールはとても不便です。ツールは私の気持ちの中では、オリンピックの二の次だが、フランスに行って10日間で走るのをやめて東京に出発するつもりはない。
ツールに参加するのはスポンサーのおかげだと思っている。シーズンは難しいパズルで、自分の野望だけがカウントされるわけではない。
私は決してスポンサーの重要性を軽視していません。彼らがいなければスポーツは成り立たない。でも自分のやりたいことが全然できない。
チームやスポンサーのために、自分の夢はあきらめないといけないかもしれない。
流石に1年もマウンテンバイクに乗っていないのに、金メダルを争う走りが出来るほど甘いものではないからだ。
だが、仮に金メダルが取れた場合には、ご褒美で自分にプレゼントを買うそうだ。時計にも興味があるそうで、必ずしも高価である必要はなく、欲しかったものを買うらしい。
10%のためなら 他のチームとは契約しない
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マチューは、チームが彼に多くの自由を与えていることを認めている。彼は今でもGMのルードホフト兄弟とよい関係を保っている。
新人の頃に初めてバイクを買ってもらった。そのタイヤは私にとってとても大切なものです。彼らは上司ではなく友達です。
どうやってマチュー・ファンデルプールにチームに、とどまるように説得しているのかという質問に対して
実際のサラリーが役割を果たしている、私はそれについて隠そうとは思わない。私はいつもいい暮らしをしてきた、自分から昇給を求める必要はなかった。私はいつも自発的にそれを手にいれた。
私は永遠にここにいるかもしれないが、私は変わることを否定しない。
オファーがたくさんあるかどうか?
それはそれで悪くない。まだ2023年までの契約が残っていて、ほとんどのチームを怖がらせている。チームとの契約書にサインするのに一瞬も躊躇しなかったし、あと10%のために、他の場所では絶対にサインしない。
Deceuninck-Quick Step? パトリック・ルフェーヴルが私に直接問い合わせたことはない。
チームがマチューを手放すことは、まずないだろう。スボンサーにとっても、ロード・シクロ・マウンテンのすべての分野でバイクを宣伝できるライダーは滅多にいない。
市場価値はとても高い。マチュー・ファンデルプールは、2023年まではAlpecin-Fenixで自由に走りそうですね。
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