ジロ・デ・イタリア最終ステージは、個人タイムトライヤル。
後半は直線が多くタイムとイヤルスペシャリスト向きのコースだった。だが、ゴール前には90度のカーブもある。
第1計測ポイントを3位で通過していた、レミ・カヴァニャ(Deceuninck-Quick-Step)は後半凄いペースで追い込んでいた。
ホットシートに座って待っている、フィリッポ・ガンナはパンクでタイムロスしており、それが敗因になるのではないかと気が気でなかっただろう。
だが、レミ・カヴァニャはコーナーで落車してしまう。これについて、レミ・カヴァニャがゴール後に落車した理由について語っている。
勝つチャンスがあった
💗Giro 2021 – Stage 2⃣1⃣
⏱️ Senago – Milano ITT @TISSOT📽️ @remicav crash#Giro pic.twitter.com/iH8se6zxtm
— Giro d’Italia (@giroditalia) May 30, 2021
画像を確認すると、レミ・カヴァニャは33分8秒で落車している。フリッポ・ガンナが同じコーナーを通過した時には、タイム表示がなかった。
その後、コーナーを通過した後のガンナのタイム表示は33分12秒。
33分12秒の時、レミ・カヴァニャは落車から立ち直って、スタッフに押して貰っている時だ。つまり、レミ・カヴァニャは落車したコーナーまでフィリッポ・ガンナのタイムと同じくらいで走っていたことになる。
落車がなければ勝っていた可能性は高い。落車で身体も痛めているはずだし。
ゴール後のレミ・カヴァニャは
残念だ。全てのリスクを負い走っていたが、最終コーナーを忘れていた…。
速いペースで走って転んでしまった。バイクに戻ったが、その時点で他に何もすることがなかったので、本当に残念だ。
今日は勝つチャンスがあったと感じていたので悔しいが、ピッチですべてを尽くしたので、2位でフィニッシュできてがっかりしたとは言えない。
実に惜しい。
アドレナリンが出過ぎて、コーナーのことまで頭に浮かんでこなかったのだろう。
今年のレミ・カヴァニャは、運が悪い場面が多い。パリ~ニースでもタイムトライヤルでわずかなアクシデントが原因で0.83秒差で負けている。
クレルモンフェランのTGVとよばれるレミ・カヴァニャ。
次のレースは、6月17日のフランス選手権タイムトライヤルだ。その後、オリンピックにもフランス代表として出場するだろう。
この時こそ、落車などのないガチンコ勝負でフィリッポ・ガンナと戦って貰いたい。けっして、ガンナもロボットではないので勝てる可能性は高い。
次の対決を期待しておきたい。
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