第2回目となるUCIグラベル世界選手権。
イタリアのヴェネト州にあるいくつかの石畳のセクションを通過する。コースは、獲得標高2,000mとかなり厳しい。
男子エリート レ・バンディ~ピエーヴェ・ディ・ソリーゴ 168km
昨年のフラットコースから今年は登りを多く含む厳しいコースとなっている。
ピエーヴェ・ディ・ソリーゴの北東にある周回ルートは、ラーゴ湖の周りを走り、85km後にカデル ポッジョに登る。
昨年のように集団で走るということはなさそうだ。
注目のライダーは
- ジャンニ・フェルメルシュ Alpecin-Deceuninck
- ワウト・ファンアールト Jumbo-Visma
- クイントン・ヘルマンス Alpecin-Deceuninck
- フロリアン・フェルメルシュ Lotto-Dstny
- ヤン・バークランツ 元Intermarché – Circus – Wanty
- ローレンス・ナーセン AG2R Citroën Team
- ローレンス・テンダム
- ニコラス・ロシュ 元Team DSM
- マテイ・モホリッチ Bahrain Victorious
- アレハンドロ・バルベルデ 元Movistar Team
- ダニエル・オス TotalEnergies
- サーシャ・モードロ 元Bardiani-CSF-Faizanè
- アレッサンドロ・デマルキ Team Jayco AlUla
- アンドレイ・アマドール EF Education-EasyPost
- シモーネ・ヴィラスコ Astana Qazaqstan Team
- イバン・ガルシア Movistar Team
- ネイサン・ハース 元Cofidis
- コナー・スウィフト INEOS Grenadiers
- レイナルト・ヤンセファンレンズバーグ EF Education-EasyPost
- ペトル・ヴァコッチ Lidl-Trek
- イーデ・シュリング BORA – hansgrohe
スタート前
ジャンニ・フェルメルシュのコメント
ずっと楽しみにしていた大会だ。やる気満々だよ。今年もレインボージャージを着て走れるといいな。コースは去年と違って、砂利道が多く、高度計もある。
優勝候補のワウト・ファンアールト。果たしてシクロクロス元世界王者はグラベルでもアルカンシェルとなるか。
先頭には、Bahrain Victoriousのマテイ・モホリッチも並ぶ。グラベルレースは初出場だ。
気温21度の中スタート。
ワウト・ファンアールトは、残り90kmで落車にパンク。序盤にもパンクしており厳しい。
先頭は3人に。
6人から3人に減っている。
- マテイ・モホリッチ Bahrain Victorious
- コナー・スウィフト INEOS Grenadiers
- フロリアン・フェルメルシュ Lotto-Dstny
コナー・スウィフトは、グラベルレースも経験済み。フロリアン・フェルメルシュは、パリ~ルーベ2位など石畳もこなすファイターだ。
追走にはアレハンドロ・バルベルデに、Team Jayco AlUlaのアレッサンドロ・デマルキもいる。
すでに、レースは後半。最後の登りが2箇所残っている。ワウト・ファンアールトは、パンクに落車で9分以上遅れている。
残り29kmで3分52秒差。
追走は6人に。Alpecin-Deceuninckのクイントン・ヘルマンスも追いついている。
残り24.9km。先頭のリードは3分59秒あり、この中から世界王者が出るのは間違いない。
ル・セル 2.4km・6%
あら~、先頭は二人に。
なんとコナー・スウィフトは遅れてしまった。これは残念。
二人で登りをクリアー。
コナー・スウィフトは、200m離された。
グラベル区間に小川が2箇所。
やはり、砂利の大きな所ではマテイ・モホリッチは少し遅れる。
舗装路では、マテイ・モホリッチだが、グラベルではフロリアン・フェルメルシュが速い。
残り20.6km。コナー・スフィフトは、1分12秒遅れており追いつくことはない。
Le Tenade 0.9km・6.5%
登りでマテイ・モホリッチが揺さぶる。
さあ、マテイ・モホリッチが離すか。
あ~、フロリアン・フェルメルシュが離れる!
フロリアン・フェルメルシュの姿が小さくなる。
マテイ・モホリッチがダンシングで引き離す。
フロリアン・フェルメルシュは、14秒離された。
残り16.4km。マテイ・モホリッチが16秒のリード。
マテイ・モホリッチは、ゴールに向かうだけだ。
あ~、フロリアン・フェルメルシュはチェーンが外れてしまった。またもタイムロス。
残り9.3kmで36秒差に。
残り6.5km。フロリアン・フェルメルシュは、45秒差に。
残り3.4km。マテイ・モホリッチがカーブで落車。
でも、すぐに立ち上がって走り始める。
残り1.6km。マテイ・モホリッチは、最後の平坦区間を爆走している。
マテイ・モホリッチがアルカンシェルだ!
マテイ・モホリッチがゴール!
喜びを爆発させてバイクを担いでいる。
2位はフロリアン・フェルメルシュ。2021パリ~ルーベ2位の石畳のスペシャリストはまたも2位だ。
3位はINEOS Grenadiersのコナー・スウィフトが入った。
アレハンドロ・バルベルデは元気だ。最後はスプリントで4位に。
リザルト
マテイ・モホリッチのコメント
今日は最高の気分だったし、コースも美しかった。自転車で最高の一日だった。以前はいつもマウンテンバイクに乗っていたんだけど、友達のせいでロードバイクのレースに出ることになったんだ。でも、グラベルでのレースは本当に楽しかったし、うまくいってうれしいよ。
ラスト40kmは偵察していたんだ。最後の40kmは、超テクニカルで、急な登りがあって、僕にぴったりだった。すぐに後続が巻き返していることに気づいたんだ。
最後にカーブで落車してましたが。
リコンでは少し違うラインを走ってしまったが、幸い落ち着いていてパニックにはならなかった。この種目は将来性のあるエリートタイトルだ。
この種目はとても人気が出てきているので、とても誇りに思う。もしうまくいったら、必ずワールドカップに戻ってくるよ。
- Matej Mohoric in 4u52m56s
- Florian Vermeersch op 42s
- Connor Swift op 3m39s
- Alejandro Valverde op 6m47s
- Keegan Swenson op 6m48s
- Quinten Hermans op 7m23s
- Simone Velasco op 7m51s
- Wout van Aert op 8m21s
- Alessandro De Marchi op 9m07s
- Sebastian Schönberger op 9m42s
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