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2023 パリ~ツール グラベルロードのあるスプリンターズクラシックを制覇したのは?

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Photo credit: Photo by Kunze on VisualHunt.com
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バリ~ツール(Paris–Tours)は、パリ郊外から大聖堂の街トゥールまで毎年10月に開催されるフランスのワンデーのプロレース。Paris – Tours Elite(1.Pro)

シュブルーズ渓谷とロワール渓谷を通る主に平坦なコース。最高点はル・ゴー・デュ・ペルシュの200m。丘のような感じだ。

フィニッシュ時にスプリントで終わることが多いため、「スプリンターズクラシック」として知られていた。

 

過去の優勝者は

  • 2022    アルノー・デマール
  • 2021    アルノー・デマール
  • 2020    カスパー・ピーダスン
  • 2019 イエール・ワライス
  • 2018    アスビャアン・クラーウアナスン
  • 2017    マッテオ・トレンティン
  • 2016  フェルナンド・ガビリア
  • 2015  マッテオ・トレンティン
  • 2014 イエール・ワライス
  • 2013 ジョン・デゲンコルプ
  • 2012 マルコ・マルカート
  • 2011 グレッグ・ファンアーヴェルマート
2018年からグラベルロードが加わっているので、スプリンターが残るのが難しくなっている。
 
 
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シャルトル~トゥール 212.5km

コースプロフィール photo paris-tours

 

パリ〜ツールは1896年にアマチュア向けに最初に開催され、世界で最も古いサイクリングレースの1つとなっている。

決勝はフィニッシュから49.5kmのコート・ド・ゴゲンヌで始まる。ここから登りと7つの未舗装の道路が現れる。

未舗装の道路の距離はそれほど長くはないが、連続して現れるのでグラベルライドが得意なライダーには有利だ。

スプリンターが残れなくなっているのでQuick-Step Alpha Vinyl Teamのパトリック・ルフェーブルなどは反対し、それ以来チームを派遣していない。

しかし、2021・2022年とアルノー・デマールが優勝してるので、スプリンターが勝てない訳ではない。

 

  1. Côte de Limeray 900m
  2. Côte de Goguenne 650m・7.5%
  3. Côte du Bois de Chancay
  4. Côte de la Vallée du Vau 600m
  5. Côte de la Rochère  1200m
  6. Côte de la Vallée Chartier 900m
  7. Côte de Vouvray
  8. Côte de Rochecorbon

 

注目のライダーは

  • Team Arkéa Samsic アルノー・デマール、ダニエル・マクレイ
  • Jumbo-Visma クリストフ・ラポルト、ディラン・ファンバーレ
  • AG2R Citroën Team グレッグ・ファンアーベルマート、ブノワ・コヌフロワ、スタン・デウルフ、オリバー・ナーセン
  • UAE Team Emirates マッテオ・トレンティン、パスカル・アッカーマン、ティム・ウェレンス
  • Lidl – Trek ジャスバー・ストゥイヴェン、エドワード・トゥーンス
  • Lotto Dstny アルノー・デリー、ヴィクトール・カンペナールツ
  • Groupama – FDJ ポール・ペンホーエ、ルイス・アスキー
  • BORA – hansgrohe ヨルディ・メーウス、ダニー・ファンポッペル
  • Alpecin-Deceuninck カーデン・グローブス、ドリース・デポント
  • Cofidis ブライアン・コカール
  • Team dsm – firmenich ジョン・デゲンコルプ
  • Intermarché – Circus – Wanty ビニヤム・ギルマイ、マイク・テウニッセン
  • TotalEnergies アントニー・テュルジス、ジェフレ・スープ
  • EF Education-EasyPost マグナス・コルトニールセン、シュテファン・ビッセガー
  • Uno-X Pro Cycling Team ラスムス・ティレル 、ソーレン・ヴァーレンショルト
  • Israel – Premier Tech ジャコモ・ニッツォーロ、デレク・ジー

 

スタート前

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

優勝候補の一人は、3連覇を目指すアルノー・デマール。Lotto-Dstnyのアルノー・デリーとの戦いとなりそう。

 

このレースで引退となるリオデジャネイロオリンピック金メダリストのグレッグ・ファンアーベルマート、同じく引退レースとなるLidl-Trekのトニー・ガロパンが先頭に。

 

5人の逃げ

残り174kmから5人が逃げている。

  1.  ルイス・アスキー (Groupama – FDJ)
  2.  DELACROIX Théo (St Michel – Mavic – Auber93)
  3.  ROSSKOPF Joey (Q36.5 Pro Cycling Team)
  4.  JARNET Maxime (Van Rysel – Roubaix Lille Métropole)
  5.  NARBONNE ZUCCARELLI Axel (Nice Métropole Côte d’Azur) 

 

集団はグラベル区間。先頭はUAE Team Emiratesのポルトガル王者ルイ・オリヴィラ。

 

先頭は残り56.1kmで3分9秒差。

 

先頭からGroupama – FDJのルイス・アスキーがアタック!

 

ルイス・アスキーは、この距離から独走するつもりなのか。

 

後続は追えないか。

 

集団からヴィクトール・カンペナールツが飛び出している。

 

これは、集団からそれほど離れていない。

 

追走は2人に。

  1. ヴィクトール・カンペナールツ Lotto-Dstny
  2. ナダヴ・ライスバーグ Israel – Premier Tech

 

依然としてルイス・アスキーが少し前を走っている。

 

グレッグ・ファンアーベルマートは、すでに集団の後方。

 

ルイス・アスキーに、ようやく3人が追いつくか。

 

Côte du Bois de Chancay

残り43.2km。集団まで1分55秒差に。

 

ヴィクトール・カンペナールツは、追走グループに。

 

追走が先頭からちぎれた2人を吸収。

 

ルイス・アスキーは、単独で走り続けている。集団まで2分12秒。

 

あららっ、ヴィクトール・カンペナールツの追走は集団に捕まってしまった。

 

今度は、EF Education-EasyPostのヨナス・ルッチが抜け出してを図ろうとしている。Uno-X Pro Cycling Teamのソーレン・ヴァーレンショルトもいる。

 

Côte de la Vallée du Vau 600m

だが、危険な逃げは捕まった。

 

Côte de la Rochère  1200m

ルイス・アスキーは、1分7秒差で第4セクターに。

 

Lidl-Trekのエドワード・トゥーンスが追走に出ているけど、Team Arkéa Samsicのクレモン・ルッソがチェックしている。

 

ルイス・アスキーは、短い登りに。

 

Côte de la Vallée Chartier 900m

ルイス・アスキーは、第3セクターに。

 

エドワード・トゥーンスは、捕まった。

 

UAE Team Emiratesのマッテオ・トレンティンは切れてしまった。マッテオ・トレンティンもUAE Team Emiratesでは最後のレースだ。

 

クリストフ・ラポルトが、ラスムス・ティレル 、トビアスハラン・ヨハンネンセンらと飛び出している。

 

Uno-X Pro Cycling Teamのラスムス・ティレル だけが追走で粘っている。

 

スプリントでは、勝ち目がないのでUno-X Pro Cycling Teamは逃げて勝つしかない。

 

クリストフ・ラポルトは、サポートカーを呼んでいる。

 

パンクだ。

 

Côte de Vouvray

ルイス・アスキーは、38秒差まで迫られる。

 

Groupama – FDJのオリバー・ルガックなど4人が抜け出した。

 

ルイス・アスキーは、驚異的な粘りを見せている。

 

集団先頭はJumbo-Vismaのディラン・ファンバーレ。

 

ルイス・アスキーは、短い登りに。

 

追走は4人。Uno-X Pro Cycling Teamのトビアスハラン・ヨハンネセンも頑張っている。

 

集団からIntermarché – Circus – Wantyのビニヤム・ギルマイがアタック。スプリントでは勝てないと思っているのだろうか。

 

追走先頭はIsrael – Premier Techのtrainee(研修生)ライリー・シーハン。

 

Côte de Rochecorbon 800m

ルイス・アスキーは、最後のセクターに。

 

ビニヤム・ギルマイは捕まって集団の2番手に。

 

追走4人も中々、ルイス・アスキーに追いつかない。それだけ、ルイス・アスキーが速いということか。

 

ルイス・アスキーが最後の登りに。

 

ルイス・アスキーがついに追いつかれる。

 

Groupama – FDJのオリバー・ルガックが先頭に。これでGroupama – FDJは二人となる。

  1. オリバー・ルガック Groupama – FDJ
  2. ルイス・アスキー Groupama – FDJ
  3. ライリー・シーハン Israel – Premier(Techtrainee(研修生))
  4. トビアスハラン・ヨハンネセン Uno-X Pro Cycling Team
  5. ヨリス・デルボベ(St Michel – Mavic – Auber93)

 

先頭は5人となって、25秒差に。

 

あとは、スプリンターチームとの戦いだ。

 

集団は、Cofidis、Team Arkéa Samsic、Jumbo-Vismaと引く。

 

あと、5.1kmで17秒差に。

 

残り3.9kmで16秒差。これはギリギリまでいける。

 

あら~。タイム差は広がった。22秒ある。これは行ったか。

 

残り2.6km。18秒差。こうなるとGroupama – FDJが二人いるので有利だ。

 

残り1.9km。ルガックが先頭に出る。

 

残り1.2km。この中から優勝者が出る。

 

残り1km。牽制している暇はない。

 

Groupama – FDJのオリバー・ルガックがスパート。これはルイス・アスキーでゴールを狙うようだ。

 

オリバー・ルガックが引き終わる。

 

先頭にたったのは、Israel – Premier Techのライリー・シーハンだ。

 

ライリー・シーハンが伸びる。ルイス・アスキーは、逃げで足を使い過ぎている。

 

ルイス・アスキーが諦めた。

 

ライリー・シーハンが勝利だ!

23歳のアメリカ人。2クラスのレースでは優勝しているが、1クラスでは当然初勝利。現在はDenver Disruptorsに所属しているが、厳しいレースを勝ち残って勝利することは難しい。これでテストは合格なのでは。

 

Lidl-Trekのトニー・ガロパンもプロ最終レース。最後はチームメイトに祝福されてゴールしている。プロキャリア12勝をあげている。

 

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リザルト

ライリー・シーハンのコメント

これは私にとってすべてを意味する。ここの特別な大会で大きな勝利を収めることは、私のキャリアにとって大きなスタートだ。言葉がない。

グラベルストリップや丘陵地帯までは落ち着いて、スプリンターが位置にいることを確認する必要があった。それから私は逃走者を追って丘の中へ行かなければならなかった。それはうまくいった。

最終的に街中で先頭集団のスプリントに勝つことに成功しましたね。

ブルータル。ゴールまであと2kmの時点で、勝てるだろうと確信した。そのおかげで完璧な位置からスタートすることができた。St Michel – Mavic – Auber93のあの人は早くから始めた。

私は彼と一緒に行かなければならなかったが、それ以来振り返っていない。

グラベルレースで優勝したという事実は、大きな驚きですか?

ジュニア時代、そしてその前の数年間、私はシクロクロスレースにたくさん参加した。コロラドにはこうした道路がたくさんあり、本当に楽しかった。

しかし、これは驚異的であり、将来を楽しみにしている。

 

2位のルイス・アスキーのコメント

最後の10kmで少し回復できたが、スプリントで少し引っかかってしまった。他の人たちはすでに全力疾走できていたのに、私はブレーキをかけて再スタートしなければならなかった。

戦術的に失敗してしまった。決勝ではまだ足がつることがあったが、スプリントで勝つ脚はあった。それは私のせいだ。

本当に良い一日を過ごせた。こういうレースが好きだ。これらは私がレースに出場するレースです。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 SHEEHAN Riley
Israel – Premier Tech 200 4:39:05
2
 ASKEY Lewis 
Groupama – FDJ 150 ,,
3
 JOHANNESSEN Tobias Halland
Uno-X Pro Cycling Team 125 ,,
4
 DELBOVE Joris
St Michel – Mavic – Auber93 100 ,,
5
 LE GAC Olivier
Groupama – FDJ 85 0:07
6
 LAPORTE Christophe
Jumbo-Visma 70 0:09
7
 VAN ASBROECK Tom
Israel – Premier Tech 60 ,,
8
 DÉMARE Arnaud
Team Arkéa Samsic 50 ,,
9
 THEUNS Edward
Lidl – Trek 40 ,,
10
 PENHOËT Paul
Groupama – FDJ 35 ,,
11
 DEGENKOLB John
Team dsm – firmenich 30 ,,
12
 TILLER Rasmus
Uno-X Pro Cycling Team 25 ,,
13
 TURGIS Anthony
TotalEnergies 20 ,,
14
 GIRMAY Biniam
Intermarché – Circus – Wanty 15 ,,
15
 NIZZOLO Giacomo
Israel – Premier Tech 10 ,,
16
 VAN BOVEN Luca
Bingoal WB 5 ,,
17
 DE BONDT Dries
Alpecin-Deceuninck 5 ,,
18
 BISSEGGER Stefan
EF Education-EasyPost 5 ,,
19
 COQUARD Bryan
Cofidis 5 ,,
20
 RAISBERG Nadav
Israel – Premier Tech 5 ,,
21
 ADRIÀ Roger
Equipo Kern Pharma 5 ,,
22
 RESELL Erik Nordsæter
Uno-X Pro Cycling Team 5 ,,
23
 PEYSKENS Dimitri
Bingoal WB 5 ,,
24
 FRISON Frederik
Lotto Dstny 5 ,,
25
 KEUKELEIRE Jens
EF Education-EasyPost 5 ,,
26
 LEVEAU Jérémy
Van Rysel – Roubaix Lille Métropole 5 ,,
27
 DEWULF Stan
AG2R Citroën Team 5 ,,
28
 TEUNISSEN Mike
Intermarché – Circus – Wanty 5 ,,
29
 GACHIGNARD Thomas
St Michel – Mavic – Auber93 5 ,,
30
 HOLLENSTEIN Reto
Israel – Premier Tech 5 ,,

 

 

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