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波型リムがさらに進化。Princeton CarbonWorksの最高峰Wake 6560 Evolution IIは何が変わった?

機材情報
Photo credit: Glory Cycles on Visualhunt.com
この記事は約5分で読めます。

Princeton CarbonWorksから、ブランドを代表するフラッグシップモデルの第6世代となる新型エアロホイールWake 6560 Evolution IIが発表された。

風洞実験において「同社がテストした中で最速のUCI合法ホイール」と豪語するこの新作は、特徴的な波型のリム形状を継承しつつ、エアロダイナミクスと軽量性をさらに突き詰めた究極のホイールとなる。

フックレスリムが台頭する昨今のトレンドに真っ向から逆らい、あえて「フックあり」を採用し続けている点も大きな注目を集めている。

 

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Wake 6560 Evolution II

 
 
 
 
 
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Wake 6560 Evolution IIは、その名の通り60mmから65mmの間で波打つような波状リムが最大の特徴。

今回のアップデートでは、新設計のカーボンレイアップを採用することで、リム1本あたり50gの軽量化に成功している。

最軽量のハブTactic Racing TR01V2を組み合わせた場合、前後セットでわずか1,250gという、60mm級のディープリムとしては驚異的な数値を叩き出している。

これは前世代と比較してトータルで約10%もの軽量化を果たしたことになり、厳しいUCIの衝撃テスト基準を大きく上回る強度を保ちながら、登りでも強力な武器になる軽さを手に入れている。

 

あえて「フックあり」を貫く理由とこだわりの設計

 
 
 
 
 
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スペック面での大きな変更点として、リム内部幅が21mmから22mmへ、リム外部幅が28.2mmから33mmへとワイド化された。

ここで特筆すべきは、昨今のエアロホイールのトレンドであるフックレス仕様にはせず、従来通りのフックあり(フックドリム)を継続している点だ。

同社のCEOによると、「タイヤの幅をより意図的にコントロールするため」にあえて市場のトレンドとは逆の選択をしたとのこと。

また、リムベッドにはスポーク穴が開いていないためリムテープが不要となっており、チューブレス運用時のトラブル軽減と軽量化に貢献している。

さらに、チューブレスバルブを取り付けた際の重量を相殺し、高速回転時の振動を抑えるためのプレバランス設計が施されているなど、細部に至るまで徹底したエンジニアリングが光っている。

 

 

今回あまり話題にはならなかったけれど、2026 UAE ツアー第4ステージでTeam Picnic PostNのファビオ・ヤコブセンが落車した時に、タイヤとフォームインサートがリムから完全に外れていた。

Team Picnic PostNLが使用しているUrsusのホイールは、旧来のしっかりとしたフック(引っ掛かり)を持たないフックレスリム、あるいは極めてフックの小さいミニフックリムを採用しているはず。

ヤコブセンは落車直後、テレビカメラマンに対して自身の状況と事故のきっかけについて以下のように短くコメントしている。

“I rode over something and my front tyre blew. I went straight down. But I’ll make it home.”

何かに乗り上げてしまって、前輪がバーストしたんだ。そのまま真っ逆さまに落ちたよ。でも、なんとか完走して家に帰るつもりだ。

一気に外れる可能性があるので、Princeton CarbonWorksはあえてフックありにしているのだろう。

 

Wake 6560 Evolution II Spec

 
 
 
 
 
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最大リム幅 : 33 mm
最大リムハイト : 65 mm
最小リムハイト : 60 mm
リム内部幅 : 22 mm
スポーク : Alpina Hyperlite Aero
スポーク数 : 24/24
ハブの種類 : White Industries, DT Swiss 240, CK R45D Ceramic, DT Swiss 180EXP, Tactic Racing TR02, Tactic Racing TR01
フリーボディ : Shimano, SRAM XDR, Campagnolo
フィニッシュ / カラー : Matte/Black, Matte/White, Gloss/Black, Gloss/White, Gloss/Chrome, Gloss/Gold, Gloss/Cobalt, Gloss/Sand, Gloss/Red, Gloss/Chameleon
タイヤ互換性 : クリンチャー / チューブレスレディ

コメント

  1. philopon より:

    新型のスペックは以下の通りかと思われます。
    スポークはアルピナですね、CX-SUPERより軽い(細い)ってどうなんでしょう。

    Wake 6560 Evolution II Spec

    Max Rim Width
    33 mm

    Max Rim Depth
    65mm

    Min Rim Depth
    60mm

    Internal Width
    22 mm

    Spokes
    Alipina Hyperlite Aero

    Spoke Count
    24/24

    Hub Type
    White Industries, DT Swiss 240, CK R45D Ceramic, DT Swiss 180EXP, Tactic Racing TR02, Tactic Racing TR01

    Free Hub Body
    Shimano, SRAM XDR, Campagnolo

    Finish/Color
    Matte/Black, Matte/White, Gloss/Black, Gloss/White, Gloss/Chrome, Gloss/Gold, Gloss/Cobalt, Gloss/Sand, Gloss/Red, Gloss/Chameleon

    Tire Compatibility
    Clincher/Tubeless Ready

    • ちゃん より:

      鋭いご指摘、本当にありがとうございます!
      おっしゃる通り、スペック表の記載が旧モデル(またはPeak等)の数値のままになってしまっておりました。本文と矛盾してしまっておりお恥ずかしい限りです。早速、Alpinaスポークや最新のリム幅を含めて記事のSpec表を修正いたしました。

      スポークがSapimからAlpina(Hyperlite Aero)に変わったのは非常に興味深い変更点ですよね。Sapim CX-SUPERのような極細・超軽量スポークの領域ですが、これによって65mmハイトのクリンチャー仕様でありながら1,250gという常識外れの軽さを叩き出しているのだと思います。

      極限まで軽く細いスポークになったことで、これまでのWakeが持っていた剛性感や乗り心地にどう影響するのか、実走でのインプレッションがますます気になるところです。

      ブログの正確性を高めていただき、本当に助かりました。今後ともよろしくお願いいたしますm(__)m

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