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2024 ジロ・デ・イタリア Team Visma | Lease a Bikeは何を狙うのか?

海外情報
UnsplashBrett Jordanが撮影した写真
この記事は約8分で読めます。

2023年シーズンを支配したと言ってもよいJumbo-Visma。

  • ジロ・デ・イタリア  :  プリモッシュ・ログリッチ
  • ツール・ド・フランス  : ヨナス・ヴィンゲゴー
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ :   セップ・クス

ブエルタでは、表彰台を独占するという快挙を成し遂げている。2024年も支配が続くのかと思われたが、プリモッシュ・ログリッチはヨナスとの競合を避け、BORA-hansgroheに移籍。

ヨナス・ヴィンゲゴーは、イツリア・バスクカントリーで鎖骨骨折に鎖骨骨折、肋骨骨折数本、肺挫傷と気胸で手術を受けている。ツールに間に合うかは微妙だ。

ワウト・ファンアールトも骨折。クラシックライダーも体調がよかったのはマッテオ・ヨルゲルソンぐらいのものだ。

 

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Team Visma | Lease a Bikeのメンバー

 

171.クリストフ・ラポルト
172.エドアルド・アッフィニ
173.ロベルト・ヘーシンク
174.オラフ・コーイ
175.ヤン・トラトニク
176.シアン・エイテブルックス
177.アッティラ・ヴァルテル
178.ティム・ファンダイク

 

土壇場で、2022ジロ山岳王のクーン・ボウマンが交代。どこまでもチームはついていない。

 

シアン・エイテブルックス

 
 
 
 
 
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エースナンバーはクリストフ・ラポルトだが、総合を狙うのはシアン・エイテブルックスだ。

シアン・エイテブルックスは17歳の時にBORA-hansgroheと契約。この時の契約では、2024年までだったが。

 

シアン・エイテブルックスの活躍を初めて見たのは、2021年のGrand Prix West Bohemia (1.1)。70kmの独走を見せてくれた。

 

2023年シーズンは、ツアー・オブ・オマーン総合9位、ボルタ・ア・カタルーニャ総合9位、ツール・ド・ロマンディ総合6位、ツール・ド・スイス総合7位と上位に入る活躍を見せる。

そして、初めてのグランドツアーであるブエルタ・ア・エスパーニャで、総合8位。だが、この時にはアレクサンドル・ウラソフとの微妙な関係をコメントしていた。

また、第16ステージ終了時には、Jumbo-Vismaのチーム総合力について優位性を認めている。

 

その自らも認めるチームへの移籍なのだから、本人も満足だろう。シアン・エイテブルックスは、限界利益を突き詰める現代のライダーだ。

Team Visma | Lease a Bikeの細かい綿密なトレーニング、装備、サポートがあっている。とくに、BORA-hansgroheのタイムトライヤルバイクに対する批判もしていたが、これからはないはずだ。

 

2024年シーズンは、グラン・カミノ総合5位、ティレーノ〜アドリアティコ 総合7位。共に、ヨナス・ヴィンゲゴーをアシストしての成績だ。ジロ・デ・イタリアでは、トップ10入りが目標といっているけど、トップ5も可能のはず。

 

シアン・エイテブルックスのコメント

私は自由な役割を持ち、GCで良い結果を目指す。それが個人的な目標。

チームの目標は、できるだけ多くのステージ優勝を獲得すること。オラフ・コーイ、クリストフ・ラポルト、そのためにふさわしい選手が揃っている。

ボルタ・ア・カタルーニャでは棄権を余儀なくされてましたが。

スタート数日前に少し体調を崩してしまい、レース中は回復が遅れ、寒くなってからは完全に調子を落としてしまった。この悪い結果は、コンディションが悪かったからではない。

今シーズン、Team Visma | Lease a Bikeに移籍した。この選択については?

超プロフェッショナルなチームで、ライダーとしても人間としても、僕にとても合っている。すべてが細部にまで行き届いていて、ライダーとして現実的な問題を心配する必要がない。そのおかげで、トレーニングや休養により集中することができるんだ。

私はまた、データと価値を重要視するライダーでもある。今日のサイクリングにおいて、科学はますます重要な役割を果たすようになり、その点で、Team Visma | Lease a Bikeほど良いチームはないと思う。

私は構造が好きな人間だが、自分の意見も持っている。だから、ライダーとして決定に対して発言権があるのは素晴らしいことだと思う。そういう相談する文化がとても好きなんだ。

 

オラフ・コーイ

 
 
 
 
 
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進化を続けるオラフ・コーイ。ついにジロ・デ・イタリアのグランドツアーの舞台にたち、一流スプリンターとの戦いとなる。

オラフ・コーイは、昨シーズン、2023 パリ~ニース第5ステージでシーズン初勝利。

 

ダンケルク4日間では、ステージ2勝をあげてポイント賞獲得。ヘイレン・ファストフート・ヘイストス・ペイルで石畳のレースを制した。

 

ZLMツアー最終ステージで勝利して総合優勝を飾る。

 

圧巻は、ツアー・オブ・ブリテンでワウト・ファンアールトのリードアウトを受けて驚異的な4連勝を上げたことだ。

 

2024年シーズンも勢いと止まらず、4勝をあげる。さらにミラノ~サンレモ14位、ヘント〜ウェヴェルヘムでも6位となっており、将来の可能性を見せている。

22歳のオラフ・コーイがトップスプリンターをジロで破るのか大いに注目だ。

 

オラフ・コーイのコメント

今のところ、すべてがうまくいっている。春のクラシックの後は休養を取り、ジロに向けて徐々に調子を上げていった。それは間違いなく僕の助けになっている。

ジロではスプリンターのチャンスがありますね。

自分には6〜7回のチャンスがあると思う。楽観的に考えれば、もしかしたら8つかもしれない。とても素晴らしく、強力な参加者たちだ。簡単ではないけれど、彼らを打ち負かすことができると信じている。UAEツアーでのステージ優勝がそのいい証拠だ。

ジロでは、ワウト・ファンアールトのリードアウトをうける予定でしたが、それについては?

もちろん、彼がその場にいられないことは信じられないほど悔しい。彼にとっても、私にとっても、チームにとってもね。私たちはこの瞬間を楽しみにしていたし、このジロの目標を立てていた。でも、これが現実なんだ。

ワウト・ファンアールトにかわるのは、クリストフ・ラポルトですね。

クリストフは経験豊富で、何をすべきかを知っている。絶対に頼れる人。

22歳にしてこのジロでグランツールデビューを果たす機会を得たことについては?

このチームでジロからスタートできるのは素晴らしい。毎年、スポーツのあらゆる面で大きなステップを踏むことができる。今年のジロが僕にとって初めてのグランツールになることは分かっていたし、とても楽しみにしているよ。

 

シアン・エイテブルックスのアシストは、山岳序盤はロベルト・ヘーシンク、最後はアッティラ・ヴァルテルとなりそう。クーン・ボウマンがいないのは痛い。

オラフ・コーイのリードアウトはクリストフ・ラポルト。昨年のようにジロを制することは難しいだろうけど、どこまで成績を残すことができるのか注目だ。

 

 

 

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