Bora-Hansgroheが次のレムコ・エヴェネプール2世と言われているベルギーの17歳と契約した。
名前は、シアン・エイテブルックス(Cian Uijtdebroeks)。ベルギー人だが母親がポーランド出身のため名前が独特になっている。
彼を争奪していたチームは、Team Jumbo-Visma、Team DSM、Israel Start-Up Nation、Deceuninck – Quick Stepなど。
特に、Deceuninck-Quick Stepは、相当入れ込んでいて7月には、高度トレーニングキャンプに、彼を招待している。普通、ここまで見込んでいたら、そのまま契約となりそうなものだが。
シアン・エイテブルックス
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Deceuninck-Quick Stepは、レムコ・エヴェネプールを育てたように若い選手の発掘をするのが非常に上手い。
今回も契約したかったはずだが、Bora-Hansgroheに負けてしまった。この理由だが、Bora-Hansgroheの場合、2024年までスボンサーが契約を保証しているからだった。
Deceuninck-Quick Stepの場合、そこまでの長期契約を結べる保証がない。これが決め手だったようだ。
それにしても、17歳の若手と4年も契約するとは凄いこと。
シアン・エイテブルックスの2021年シーズンは、ドイツを拠点とするTeam AutoEderに参加する。これはBora-HansgroheのU19のジュニアチーム。
このチームにはマキシミリアン・シャフマンなども在籍していた。
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彼の実績だが、2020年ジュニアのクールネ〜ブリュッセル〜クールネ (1.1)でいきなり優勝。
チームメイトを含む4人で逃げていて、アタックをかけて45kmを逃げ切っている。その時のゴールが上のインスタの写真だ。
ヨーロッパジュニアTTでは9位。欧州選手権とベルギー選手権はクライマーやTTが得意な選手に適したルートではなかった。コロナでレースも少なかったこともあり6レースしか走っていない。
シアン・エイテブルックスは、まだ学校に通っているが、12月下旬にTeam Auto Ederのクロスカントリースキーキャンプに参加し、2021年にはチームの伝統的なトレーニングキャンプに参加する。
17歳ながら、183cmあり、この1年で5cm伸びたそうだ。まだ大きくなるだろう。今後、どこまで強くなるかは10代でどこまで伸びるかにかかっている。
Bora-Hansgroheでどこまで、成長するのか見ものだ。
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