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2023 ツール・ド・フランス Lotto-Dstnyのメンバー発表

海外情報
Photo credit: Ronan Caroff on Visualhunt
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ジロをスキップしたLotto-Dstnyがツール・ド・フランスのメンバーを発表した。

勝利を狙うのは今年もカレブ・ユアン。そして、下椎骨折して3か月離脱していたヴィクトール・カンペナールツもツールに間に合った。

毎年集団を引く姿が見られるトーマス・デヘントは出場していない。

 

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Lotto-Dstnyのメンバー

 

181.カレブ・ユアン
182.ヴィクトール・カンペナールツ
183.ジャスパー・デブイスト
184.パスカル・エーンクホーン
185.フレデリック・フリソン
186.ジャコポ・グアルニエーリ
187.マキシム・ファンジルス
188.フロリアン・フェルメルシュ

 

カレブ・ユアン

 

2019ツール・ド・フランスでステージ3勝。シャンセリゼも制したカレブ・ユアン。2020ツールも2勝。だが、2021ツール第3ステージで落車。鎖骨骨折でリタイヤしている。

 

続く2022年も悲劇が続く。ジロ・デ・イタリア開幕戦でゴール前で大落車。膝の痛みで途中リタイヤとなりジロでの勝利はなかった。

 

2022ツール・ド・フランスでも、ギリギリで落車を回避など、結局未勝利に終わっている。

 

2023年シーズンもカレブ・ユアンにとってはアシクデントの連続。UAE第1ステージでは、僅差というよりは髪の毛のではないかというようなティム・メルリエとのゴールスプリント。

無常にも判定は2位となっている。

 

そして、グランプリジャンピエール・モンセレのゴールスプリントでは、カレブ・ユアンが先に勝ったとコールされていた。それなのに、後から2位に降格。

写真判定が不明瞭で全くわからないのに、2位と判定されている。

 

結局カレブ・ユアンの今シーズンの勝利はファン・メルクシュタイン・フェンスクラシックの1勝止まり。

 

カレブ・ユアンは28歳。脂の乗り切った絶頂の時期に、この勝利数はチームにとっても誤算だ。2022年シーズンにチームを支えたアルノー・デリーは骨折してようやく復帰という状態。

カレブ・ユアンが先輩として勝利をあげないといけない。

チームはカレブ・ユアンの勝利が最優先なので、まずはスプリントが出来る態勢を目指す。

スプリントトレインは、Groupama – FDJから獲得した、ジャコポ・グアルニエーリ、フレデリック・フリソン、フロリアン・フェルメルシュ、リードアウト役はジャスパー・デブイストとなり、ユアンは、ツール通算6勝目を目指す。

 

ヴィクトール・カンペナールツ

 

ヴィクトール・カンペナールツは、骨折のためにツール出場はないと言われていた。これが実現したのは、復帰した クリテリウム・デュ・ドーフィネでの活躍に他ならない。

春のクラシックシーズンを骨折により棒に振ったヴィクトール・カンペナールツ。

だが、 クリテリウム・デュ・ドーフィネでは第2ステージで150kmの逃げ。第7・8ステージでも逃げて山岳賞は確実かと思われるほどの活躍。

アワーレーコードを獲得したTTスペシャリストから、クラシックハンターへ。そして、山岳でも活躍できるスーパーなライダーとして、その多才ぶりを広げている。

チームが求めるのは、2021ジロ・デ・イタリア第16ステージで見せたような逃げ切り勝利だ。

今では、逃げのスペシャリストととしてマークされているが、それでも狙えるステージはある。是非とも、狙いすませて果敢な逃げを見せて貰いたい。

 

パスカル・エーンクホーン

 

Jumbo-Vismaから移籍して最も輝いている2022オランダロード王者。たぶん、Jumbo-Vismaにいたらここまでの目立った活躍はできていなかったはず。

クライミング能力とも合わさって、ツール・ド・スイスではついに山岳賞も獲得した。続くツールでも狙っていけるチャンスは十分にある。

マキシム・ファンジルスも、そこまで総合上位に入れるとは思えないので、アシスト作業もないのでは。ヴィクトール・カンペナールツとならんで、逃げて勝利を狙えるポジションだ。

Lotto-Dstnyも狙うはツールでの3年振りの勝利となる。

 

 

 

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