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クリテリウム・ドーフィネ第2ステージ 山岳ステージで総合シャッフル

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Photo credit: Jean et Coco on Visualhunt.com
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第1ステージはまさかの逃げ切り。

 

ブレント・ファンムール (Lotto Soudal)は、一つ前に出場したロンド・ファン・リンブルフのゴール前まで逃げていたのに、係員の指示ミスで間違った方向に進んでしまい勝利を不意にしている。

今回は、交差点もなく直線道路だったから勝利を噛みしめながら走れたのではないかな。

ブレント・ファンムール は、リーダージャージだが、タイム差は25秒なのでキープは難しい。

 

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第2ステージ ブリウド~ソーグ 172.8km

第2ステージ photo criterium-du-dauphine.f

 

クリテリウム・ドーフィネの2日目は早くも中級山岳ステージとなる。5か所も山岳ポイントが出てくるとは厳しい。

スタートから40kmは平坦だが、1級山岳に登り始めると全く平坦はなくなる。

  1. 1級山岳 8.3km・7.4%
  2. 3級山岳 8km・4.1%
  3. 4級山岳 4km・4.1%
  4. 2級山岳 6.9km・6.4%
  5. 4級山岳 1.5km・5.1%

特に最初の1級山岳が長く勾配も7.4%とキツイ登りだ。イネオスのトレインが最初から見られるかも。

1級山岳を越えると、丘陵ステージのような感じになる。最後は、2級山岳と4級山岳のセット。頂上からはゴールまで4kmなので、すでに勝負はついていそうだ。

 

逃げは5人

tiz-cyclingストリーミングのスクリーンショット 以下同様

こちらは、リーダーとなったブレント・ファンムール。まあ、今日は山岳なのでイネオスにやられちゃうかな。

山岳、ポイント、ヤングライダー賞と全てもっているので、どれかジャージをキープしたいところ。

 

スタート風景。明日のジャージの着用者は大きくかわるでしょうね。

 

スタート後、8kmでできた逃げは5人。

  1. ルーカス・ペストルベルガー (BORA – hansgrohe)
  2. アントニー・ドゥラプラス (Team Arkéa Samsic)
  3. マシュー・ホームズ (Lotto Soudal)
  4. シェーン・アーチボルト (Deceuninck – Quick Step)
  5. ロブ・パワー (Team Qhubeka ASSOS)

 

ロブ・パワー (Team Qhubeka ASSOS)は残り62kmで切れてしまう。

 

4級山岳 Côte d’Auvers

集団はイネオスが引いている。タイム差は残り59.7kmで3分29秒。

 

Groupama-FDJの、エースはダヴィ・ゴデュだ。ツールでもティボー・ピノに変わってリーダーとなるだろう。

 

逃げていたロブ・パワー (Team Qhubeka ASSOS)が集団に吸収される。タイム差は登りで縮まってきている。

 

4級山岳頂上まで、後3.8km。タイム差は3分を切ってきており、逃げ切るならば早く越えたいところ。

先頭はシェーン・アーチボルト。スプリンターのイメージしかないけど、しっかり登れてますね。

 

集団はイネオスに変わって、Bahrain Victoriousが引く。エースは、ディラン・トゥーンス。

 

4級山岳頂上はマシュー・ホームズが1位通過。やはり山岳は強いな。昨年のウィランガヒルでリッチー・ポートを破った彼の力は本物だ。

 

集団後方で、ティモ・ローセン(Team Jumbo-Visma)がバイクチェンジ。素早く、スピードメーターを交換。ボトル2本を背中にいれていた。

 

4級山岳を越えても、まだ頂がある。丘みたいなものだけど、それを越えると30kmほど下る。

 

下りで、先頭集団からルーカス・ペストルベルガーがアタック!

あっと言う間に二人はおいていかれる。

 

こちらは取り残された二人。

  1. アントニー・ドゥラプラス (Team Arkéa Samsic)
  2. マシュー・ホームズ (Lotto Soudal)

 

ルーカス・ペストルベルガー (BORA – hansgrohe)は下りが速い!

少し前も、一人で下りで抜けていたくらい。だから、スプリンターのシェーン・アーチボルトだけついていけたのだろう。

  1. ルーカス・ペストルベルガー (BORA – hansgrohe)
  2. シェーン・アーチボルト (Deceuninck – Quick Step)

 

ルーカス・ペストルベルガーは、キレキレで下っていく。凄いスピードだ。後ろのシェーン・アーチボルトもかなり踏んでいる。

 

集団からトレックの二人のライダーが飛び出している。マッズ・ピーダスンと、ジャスパー・ストゥイヴェンだ。だが、二人は捕まってしまう。

 

先頭では、ルーカス・ペストルベルガーが、シェーン・アーチボルトをちぎっていく。これは逃げ切りを狙っている。

下りで、タイムを稼ぎ出して2分46秒まで広げた。実に下りだけで40秒もタイムを稼ぎ出した。

 

2級山岳 6.9km・6.4%

残り13.8kmでタイム差は、2分52秒。これは逃げ切れるのではないかな。

 

集団先頭には、ユンボ・ヴィズマがあがってきた。エースは、ステファン・クライスヴァイクとセップ・クスだ。

 

逃げていたシェーン・アーチボルトは集団に捕まる。

 

続いて、アントニー・ドゥラプラス (Team Arkéa Samsic)も捕まる。このタイミングで、18歳のマルコ・ブレナー(Team DSM)がアタック。

だが、すぐに吸収される。

 

クリス・フルームが集団後方であえいでいる。まだ登り始めたばかりなのに~。

 

あ~、リーダージャージのブレント・ファンムール (Lotto Soudal)が切れていく。その前には、クリス・フルームがいる。

 

クリス・フルームは、残り9.4kmで切れてしまう。このクリテリウム・ドーフィネで登りのチェックをしたいと言っていたけど、これはまずいのではないかな。

 

集団から今度は、Team DSMのフェリックス・ゴールがアタック。Team DSMは若い選手の波状攻撃だ。だが、彼もイネオスのトレインに吸収される。

 

クリス・フルームは、リーダージャージに引いて貰っている。

 

ルーカス・ペストルベルガーが、2級山岳を越える。タイム差は53秒と縮まってきた。

 

4級山岳 1.5km・5.1%

集団からは、ベン・オコナー(AG2R Citroën Team)がアタックしている。集団には20秒のタイム差をつけた。

 

ルーカス・ペストルベルガーが、4級山岳を越えるた。残り4.1kmでタイム差は51秒。

 

ベン・オコナーは捕まってしまう。

 

集団が追い込んでくる。残り1.3kmで19秒だ。

 

残り1.1km。これは逃げ切った~。

 

ルーカス・ペストルベルガーの見事な逃げ切り。これは下りでタイムを稼いだのが効いている。11秒のタイム差を集団につけてゴール。

どちらかというスプリントが強いのだけど、下りがこれだけ速いのは武器になる。毎年グランツールに出ているが、今年は予定なし。

だが、この勝利でメンバー入りもあるかもしれない。明日から、12秒差でリーダージャージだ。

 

集団の先頭は、2日連続でBahrain – Victoriousのソンニ・コルブレッリが獲得。このメンバーではスプリンターとして抜けている感じだ。

 

こちらはハイライト動画

 

リザルト

第2ステージリザルト

RnkRiderTeamUCIPntTime
1 PÖSTLBERGER LukasBORA – hansgrohe  4:25:20
2 COLBRELLI SonnyBahrain – Victorious  0:11
3 VALVERDE AlejandroMovistar Team  ,,
4 ASGREEN KasperDeceuninck – Quick Step  ,,
5 BYSTRØM Sven ErikUAE-Team Emirates  ,,
6 KONRAD PatrickBORA – hansgrohe  ,,
7 VAN WILDER IlanTeam DSM  ,,
8 VAN AVERMAET GregAG2R Citroën Team  ,,
9 ARANBURU AlexAstana – Premier Tech  ,,
10 GAUDU DavidGroupama – FDJ  ,,

総合

RnkPrev▼▲RiderTeamUCITime
134▲33 PÖSTLBERGER LukasBORA – hansgrohe 8:38:32
22 COLBRELLI SonnyBahrain – Victorious 0:12
311▲8 VALVERDE AlejandroMovistar Team 0:20
49▲5 ASGREEN KasperDeceuninck – Quick Step 0:24
510▲5 ARANBURU AlexAstana – Premier Tech ,,
619▲13 KONRAD PatrickBORA – hansgrohe ,,
717▲10 VALGREN MichaelEF Education – Nippo ,,
815▲7 MARTIN GuillaumeCofidis, Solutions Crédits ,,
922▲13 THOMAS GeraintINEOS Grenadiers ,,
1033▲23 VAN WILDER IlanTeam DSM ,,

アレハンドロ・バルベルデが3位に。ゲラント・トーマスは9位にランクイン。

ポイント賞

RnkPrev▼▲RiderTeamPoints
12▲1 COLBRELLI SonnyBahrain – Victorious44
2  PÖSTLBERGER LukasBORA – hansgrohe35
31▼2 VAN MOER BrentLotto Soudal29
49▲5 ASGREEN KasperDeceuninck – Quick Step28
511▲6 VALVERDE AlejandroMovistar Team26
63▼3 VENTURINI ClémentAG2R Citroën Team20
74▼3 STUYVEN JasperTrek – Segafredo18
810▲2 ARANBURU AlexAstana – Premier Tech16
9  BYSTRØM Sven ErikUAE-Team Emirates16
105▼5 GROVES KadenTeam BikeExchange16

ポイント賞は、ソンニ・コルブレッリに。

山岳賞

RnkPrev▼▲RiderTeamPoints
1  HOLMES MatthewLotto Soudal13
2  PÖSTLBERGER LukasBORA – hansgrohe12
31▼2 VAN MOER BrentLotto Soudal10
4  DELAPLACE AnthonyTeam Arkéa Samsic9
5  ARCHBOLD ShaneDeceuninck – Quick Step4
6  O’CONNOR BenAG2R Citroën Team3
7  RODRIGUEZ CarlosINEOS Grenadiers2
82▼6 GAUTIER CyrilB&B Hotels p/b KTM2
9  KONRAD PatrickBORA – hansgrohe1
10  VAN BAARLE DylanINEOS Grenadiers1

山岳賞は、逃げたマシュー・ホームズに変わった。

ヤングライダー賞

RnkPrev▼▲RiderTeamTime
17▲6 VAN WILDER IlanTeam DSM8:38:56
28▲6 PARET-PEINTRE AurélienAG2R Citroën Team,,
39▲6 SKJELMOSE JENSEN MattiasTrek – Segafredo,,
46▲2 CRAS SteffLotto Soudal,,
512▲7 GAUDU DavidGroupama – FDJ,,
613▲7 MADOUAS ValentinGroupama – FDJ,,
716▲9 GALL FelixTeam DSM,,
811▲3 HÄNNINEN JaakkoAG2R Citroën Team,,
94▼5 VERMAERKE KevinTeam DSM0:20
1018▲8 MONIQUET SylvainLotto Soudal,,

トップは、イラン・ファンワイルダーに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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