サントス・ツアーダウンアンダー最終ステージは思いもかけない幕切れとなった。
ウィランガヒル7連勝をかけて軽快に駆け上がるリッチー・ポートが最後は捲くられる展開に。
リーダージャージを着るダリル・インピーも力なく集団から遅れるとは~。
波乱のステージを制したのは、マシュー・ホームズ(Lotto Soudal)26歳。
ウィランガヒル最速はリッチー・ポートだが~
🥇Race Finish and the winner of Be Safe Be Seen Stage 6 is Matthew Holmes and @Lotto_Soudal 🥇#tourdownunder #stagewinner pic.twitter.com/ZOGipnyzxf
— Santos Tour Down Under 🚴🚴♀️ (@tourdownunder) January 26, 2020
ケニー・エリッソンドのアシストを受けてアタックを開始したリッチー・ポート。サイモン・イエーツがくらいつくが加速するボートにはついてけない。
先頭集団にいて、前待ちしたような形になった、マシュー・ホームズ。
リッチー・ポートの加速に一度は、間をあけられるが再度加速して後ろにはりついた。
こうなると、いくらリッチー・ポートでも降り切れない。リッチー・ポートが後ろを振り向いた瞬間にアタックしてマシュー・ホームズが振り切った!
ウィランガヒルの登りのスピードはリッチー・ポートが最速だろう。総合優勝も勝ち取った。だが、ステージは取れなかったリッチー・ポート。
さぞ悔しいことだろう、と思ったがゴールでは手を上げていたので納得かな。
マシュー・ホームズ
イギリスのコンチネンタルチーム、マディソン・ジェネシスで6シーズン走っていたマシュー・ホームズ。
今シーズンからLotto Soudalに加入。
2019年東京2020テストイベントでは4位にはいったマシュー・ホームズ。
ロット・スーダルから連絡が入ったのは東京から帰ってからだった。すでにマディソン・ジェネシスが来シーズンの活動がないかもしれない状況で受けた連絡は嬉しいニュースとなった。
マシュー・ホームズは、英国でのレースから世界中のレースへと大きなステップとなり夢のようだと語っている。
ワールドツアーに昇格して初めて走ったステージレース。今日はカレブ・ユアンのステージではないので、自由に走らせてもらったのだろう。
Jens chats with Matthew Holmes from @Lotto_Soudal about that amazing stage win. #tourdownunder #stagewinner pic.twitter.com/NLjs9hbYEB
— Santos Tour Down Under 🚴🚴♀️ (@tourdownunder) January 26, 2020
先頭集団で前にいたのは幸運だった。後ろからポートが迫ってくるのを見ていたのでためて待つことも出来た。
だが、リッチー・ポートの加速に一度はちぎれながらも、再度ついていけたのも自信になるだろう。
なによりも、大きなプロ初勝利ではないだろうか? クライマーでツール・ド・ヨークシャーでも総合5位となったこともある力のあるライダー。
これをきっかけに更に飛躍して貰いたいと思う。
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