あらら、ジロをリタイヤしたAlpecin-Fenix のティム・メルリエがロンド・ファン・リンブルフで勝ってる!

ジロ・デ・イタリア第2ステージでスプリント勝利をあげたティム・メルリエだったが、胃の問題と倦怠感のために第10ステージを最後にリタイヤ。

 

ジロ・デ・イタリアで勝利をあげたスプリンターが静かにさる　最強スプリンターの行方は?

なんと、ジロ・デ・イタリア最強と思われていたカレブ・ユアンに続き、もう一人の有力スプリンターもジロを去ることが発表された。 それは第2ステージてスプリント勝利したティム・メルリエ(Alpecin-Fenix)。 カレブ・ユアンがいなくなった...

chan-bike.com

2021.05.18

現在は、次のツール・ド・フランスに向けてゆっくりと休養しているのかと思ったら。

なんと、ベルギーのワンデイレース、ロンド・ファン・リンブルフで優勝している。これでシーズン5勝目というチーム最高の勝利数を上げている。

ハッセルト～トンガレン　199.8km

コースプロフィール photo procyclingstats

ロンド・ファン・リンブルフは、1933年に初開催。1994年に一旦中断。2012年から再び1クラスのレースとして復活している。

ベルギーのレースらしく、石畳のセクションが8か所出てくる。住宅の横を走る狭い道のあるベルギー特有のレースだ。

ワールドチームは、Lotto Soudal、Intermarché-Wanty-Gobert、Team Qhubeka ASSOSと3チーム。プロチームが6チーム。全部で21チームが出場している。

最後は40kmの周回を2周半してゴールするコース。

photo Tiz-cyclingストリーミングより　以下同様

曇り空の中レースはスタート。実は、ジロ・デ・イタリアのテレビ放送が切れた時に、チラチラみていただけなので詳しくはレース内容をしらない。

レースは何度か逃げが出来たが、最終的に60kmを越えて決まった逃げは3人。

1. ブレント・ファンムール (Lotto Soudal) 
2. Cedric Beullens (Sport Vlaanderen-Baloise)
3. Sven Burger (BEAT Cycling)

集団は3人なので、まとまって追う。その後、先頭は5人となっていた。

⏪ Van Moer is intussen begonnen aan een tijdrit van zo’n 15km. Kan hij het peloton voor blijven? De groep volgt op zo’n 50″. #RVL21 pic.twitter.com/GakmR0LYla

— Ronde van Limburg (@RondeLimburg) May 24, 2021

残り16kmの石畳のセクターでブレント・ファンムール (Lotto Soudal) がアタック!

後続は、Team Qhubeka ASSOSなどが追うが、Lotto Soudalが当然邪魔をする。

ラスト15kmで45秒のタイム差。

後方では、ロットのSébastien Grignardが落車。

ブレント・ファンムールは、ラスト3kmで25秒のタイムギャップを持っていた。ソロで勝てるチャンスだった。

だが、タイム差が13秒となったところで、なんとカーブを間違えて曲がってしまい集団に追い抜かれてしまう。

ラスト500mのことだ。

これにはさすがにハンドルを叩いて悔しがる。プロ初勝利に向かって走っていたのに残念。道路脇に立っている2人の係員に右に曲がるように指示されたのが原因。

ゴール前で捕まるのならばわかるけど、指示ミスで最後まで走れないとはねえ～。

結局最後は、集団スプリントに。

Drama! Merlier wint de Ronde van Limburg nadat Van Moer verkeerde afslag pakt in het slot pic.twitter.com/ByQnrLLksV

— Sporza 🚴 (@sporza_koers) May 24, 2021

ティム・メルリエは、アルケア・サムシックのダニエル・マクレイをまくって勝利。3位はロットのジョン・デゲンコルプ。ブレント・ファンムールの逃げを生かすことは出来なかった。

しかし、ティム・メルリエはスプリントでは素晴らしい足を持っている。完璧なトレインを作っていたアルケア・サムシックを抜いていくのだから凄い。

最後は、少し登り勾配だったがそれも関係ない。これはツール・ド・フランスでのスプリントも期待できるだうろ。

リザルト