ツール第3ステージは、最終的にスプリントになると予測されており逃げは地元のマグナス・コルトニールセンだけ。
山岳賞ジャージをフランスに持っていきたいマグナス・コルトニールセンは、見事に山岳ポイントの収集を完了した。
予想通りにスプリントとなり、ゴールに向かったけれど4位となったサガンはワウト・ファンアールトを指差しながらゴール。
最初は、ディラン・フルーネウェーヘンを祝福しているのかと思ったけど、これはワウト・ファンアールトに向けての怒りのボーズだった。
サガンの怒りの原因とは
サガンがゴール後に、ワウト・ファンアールトにむかって怒りをぶつけているのはワウト・ファンアールトが真っすぐに進まなかったからだ。
上記動画より 以下同様
ワウト・ファンアールトがクリストフ・ラボルトと共に、ミケル・モルコフを抜いてトップに立ったのが残り170m地点。
だが、ここから白矢印の方向にワウト・ファンアールトが進路を変えてしまう。
残り111mでは、すでにワウト・ファンアールトがフェン際によっている。サガンのスペースがなくなる訳だ。
さらに、後ろのカレブ・ユアンに至っては～。
そりゃあ、サガンも怒るのも無理はない。サガンは、ゴール後のコメントで
しかし、それについては決めかねている。そのために陪審員がいるんだ。でも、テレビの映像では、それが見えるんだ。
もちろん満足はしていないが、ツール・ド・フランスには審査員がいて、その人たちが決めなければならないことなんだ。私ではない。
スプリントを始めたら、だんだん差が縮まってきた。そして、気がつくとフェンスの横にいた。それ以外は何も起こらなかった。それだけだった。
だが、結局陪審員の判定は何もなかった。
サガンは、ゴールしてからは、ワウト・ファンアールトの肩をポンと叩いただけだった。
カレブ・ユアンはゴール前に怒り爆発
Dylan Groenewegen troeft nipt de Belgen af in de sprint en wint rit 3 in de Tour #TDF2022 pic.twitter.com/wlcEoVARML
— Sporza 🚴 (@sporza_koers) July 3, 2022
サガンの後ろにいたカレブ・ユアンは、更に悲惨。足を止めてフェンスにぶつからないようにするだけで精一杯だった。
ワウト・ファンアールトが真っすぐに走っていれば、サガンとカレブ・ユアンも前に出てゴールスプリントが出来ていたはず。
彼らは道路の真ん中で全力疾走を始め、右側は自由だったので、右側に行くことにした。
それから彼らはすべて右側に移動した。それはワウト・ファンアールトから始まり、その後、サガンはもう少し劇的に右に振ったと思う。
スプリントをしようと思ったら、フェンス越ししかないと思っていたのに、囲まれてしまったんだ。しかし、それはスプリントだ。そんなライダーが必ず少しはいるんだ。
チームはとてもいい走りを見せてくれている。でも、スプリントで運があればいいんだ。
このチームには完全なリードアウトができないことは分かっている。彼らができることは、最後の1キロメートルで良いポジションにつけてくれることだ。
2回とも最後の1kmはいいスタートが切れたので、文句は言えない。最後の数メートルで、いつも何かが起こっているんだ。
ユアンは、ゴール前にはハンドルを叩いて悔しがったけど、それもスプリントでは仕方ないことだと、言っている。
ただ、普通にスプリントしていれば、勝てなかったとしても勝利に近い位置にいたはずだとも。
UCIの規則では以下のようなものがある。
UCIの2.12.007、5.1のルール
他のライダーまたは不規則なスプリントを妨害または危険にする選択されたラインからの逸脱（他のライダーのジャージまたはサドルを引く、脅迫または脅迫、頭からの打撃、膝を含む） 、肘、肩、手など）」は500CHFの罰金、ステージ優勝者が獲得したポイントの25％に等しいポイント控除、およびライダーのグループの最後の順位への降格。
ライダーは、スプリントを始めたら真っすぐに走らないといけない。それを守らないと事故が起こってしまう。
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