Astana Qazaqstan Teamの開発チームに所属するイルハン・ドスティエフが、UCIから暫定的な出場停止処分を受けた。
2024年7月30日に、競技外ドーピング検査でCERA陽性反応を示したため。
Astana Qazaqstan Teamの処分は
Membre de la conti Astana, Ilkhan Dostiyev (22 ans, 🇰🇿) a été contrôlé positif à la CERA le 30 juillet dernier, comme indiqué sur le site de l’UCI (via @jauzy19). Il a terminé 2e du Tour du Val d’Aoste cet été derrière Jarno Widar et gagné ensuite le Tour de Roumanie. pic.twitter.com/WqTKPeJWl2
— Le Gruppetto (@LeGruppetto) September 9, 2024
UCIからの報告をうけたAstana Qazaqstan Teamは、イルハン・ドスティエフに聞き取り調査。
すると、あっさりとドーピングしていたことを認めている。
イルハン・ドスティエフが使っていたのは、EPOの変種のCERA。赤血球の産生を刺激し、血液中のヘモグロビン濃度を高めるホルモン。
過去には、リカルド・リッコ、ダニロ・ディルーカ、シュテファン・シューマッハらもCERAを使用していた。
イルハン・ドスティエフは、Astana Qazaqstan Development Teamのリーダー役だった。
2月のツール・ド・ルワンダでは、Israel – Premier Techのジョセフ・ブラックモア次ぐ2位に入っている。
今シーズンのU23や、ネイションズカップでは何度も勝利している。
UCIは月曜日に暫定的な出場停止処分を発表したが、この出場停止処分はまだ最終的なものではない。
まだBサンプルの検査を受けることができる。だが、すでにイルハン・ドスティエフは、ドーピングを認めており、Astana Qazaqstan Teamから解雇となっている。
出場停止処分の4年間が過ぎても、雇ってくれるチームはないだろう。
さらに困るのはAstana Qazaqstan Teamだ。UCI獲得ランキングで脱落しそうなのに、チーム内でドーピングをしていたライダーがいたとなるとスポンサー離れともなりかねない。
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