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2023 ツール・ド・フランス Bahrain Victoriousのメンバー ミケル・ランダがエースに

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Photo credit: Sum_of_Marc on VisualHunt.com
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ミケル・ランダが、バスクからスタートする第110回ツール・ド・フランスでBahrain Victoriousのラインナップをリードする。

スプリントは、フィル・バウハウスが狙い、英国王者となったフレッド・ライトと、マテイ・モホリッチが逃げでステージ勝利を狙う。

Bahrain Victoriousは、ツール・ド・フランスの期間中パールをイメージした特別ジャージで登場する。

 

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Bahrain Victoriousのメンバー

 

62.ミケル・ランダ
63.ニキアス・アルント
64.ヒィル・バウハウス
65.ジャック・ヘイグ
66.ペッリョ・ビルバオ
67.フレッド・ライト
68.マテイ・モホリッチ
69.ワウト・プールス

 

ミケル・ランダ

 

綺羅星のごとく豪華なメンバーを誇るBahrain Victorious。ツール・ド・フランスのエースは、2021ジロ・デ・イタリア総合3位のミケル・ランダだ。

今シーズンの勝利はないけれど堅実な走りをしている。

  • ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ 総合7位
  • ブエルタ・ア・アンダルシア 総合2位
  • ティレーノ〜アドリアティコ 総合7位
  • ボルタ・ア・カタルーニャ 総合5位
  • イツリア・バスクカントリー 総合2位
  • フレッシュ・ワロンヌ 3位
  • クリテリウム・ドーフィネ 総合22位

目標は、2020年ツール総合4位を上回ることだろうか。そうなると表彰台に立たないといけなくなる。33歳のミケル・ランダにとっては、残り少ない最後のエースの座かもしれない。

 

フレッド・ライト

 
 
 
 
 
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フレッド・ライトは2019年にCCC Teamの研修生として走っていて、2020年からBahrain – McLarenと契約。

ジュニアやU23、2クラスの2018Ronde de l’Oise (2.2)ではステージ優勝していた。

2020ブエルタ・ア・エスパーニャでグランドツアーデビュー。第15ステージでは4位にはいるスプリントも見せている。

ブレークしたのは2022年シーズンだ。

  • ロンド・ファン・フラーンデレン 7位
  • ツール・ド・フランス第10ステージ 9位
  • ツール・ド・フランス第13ステージ 2位
  • ツール・ド・フランス第20ステージTT   8位
  • コモンウェルスゲームTT 2位
  • コモンウェルスゲームロード 5位
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ第5ステージ 3位
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ第11ステージ 8位
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ第13ステージ 4位
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ第16ステージ 4位
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ第19ステージ 2位
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ第21ステージ 7位
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ ポイント賞2位

ツール・ド・フランスでの逃げに続いて、ブエルタでも大活躍。しかし、プロ初勝利は中々遠い。それがようやく払拭された。

英国選手権TT2位に続いて出場した英国選手権ロードでの勝利だ。サバイバルレースで完走は20人と厳しいレース。Bahrain Victoriousからはただ一人のエントリーで勝利したのは凄いことだ。

 

ツールでも、逃げを狙えるステージで逃がして貰えれば良い結果が得られるはずだ。ジーノ・マーダーに奉げるステージ勝利を期待したい。

 

ペッリョ・ビルバオ

 

ペッリョ・ビルバオは、2011年Euskaltel – Euskadiでプロデビュー。2014年からCaja Rural – Seguros RGAで3年間走り2017年からAstana Pro Teamに移籍。

2020年からBahrain Victoriousに在籍。現在2年の延長契約で2024年末までチームで走る。

2022シーズンは、これまででベストと自身が言うほどの良い成績。

Pello Bilbao
2022の主な成績
  • UAEツアー 総合3位
  • ストラーデビアンケ 5位
  • ティレーノ〜アドリアティコ  総合9位
  • イツリア・バスク・カントリー 第3ステージ優勝 総合5位
  • ツアー・オブ・アルプス 第2ステージ優勝 総合2位
  • ジロ・デ・イタリア 総合5位
  • ドイツツアー 第4ステージ優勝 総合2位

 

シーズン3勝は2019年と並んで過去最多勝利となっている。ジロ総合5位も2017年以来だった。

 

2023年シーズンのペッリョ・ビルバオも調子がいい。

  • サントス・ツアー・ダウンアンダー第3ステージ優勝 総合3位
  • ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ 総合4位
  • UAEツアー 総合4位
  • ストラーデビアンケ 7位
  • グロサー・プライス・デス・カントン・アールガウ 3位

今年のツール・ド・フランスは、スペインのビルバオで始まる。母国のステージでということでペッリョ・ビルバオも気合が入っているはずだ。ただ、ライバルは多いのでステージ優勝となると難しい。

今回ランダがエースとなっているが、何かあればペッリョ・ビルバオが変わりとなるかもしれない。

タイムトライヤルは、ランダよりもペッリョ・ビルバオのほうが速いので、エースが逆でも良いような気がする。

 

マテイ・モホリッチ

 

マテイ・モホリッチは2018年にUAE Team Emiratesから移籍。チーム在籍中にキャリアの最大の成果のほとんどを享受している。

2013世界選手権U23チャンピオンである26歳のマテイ・モホリッチは、2021スロベニア選手権ロードの国内タイトルをタデイ・ポガチャルを破って獲得している。

2021ツール・ド・フランスでは、2回のステージ優勝を果たす。ただ、ゴールのボーズで少し問題にもなったけど。

 

その後、2021ツール・ド・ポローニュでも総合2位、2021ベネルクスツアーでステージ優勝と総合2位にもなっている。

そして、2022ミラノ~サンレモでドロッパーシートポストを使用して下りからアタック。見事にモニュメントを獲得してみせた。

 

ただ、2022ツールでは不調。コロナの影響もあり2022年の次の勝利はCROレースの総合優勝までお預けとなった。

今シーズンは、ツアー・オブ・スロベニア第5ステージで見事な逃げ切り勝利。

 

総合でも2位に入る好走を見せる。スロベニア選手権ロードではタデイ・ポガチャルに大きく遅れて3位。このツールでは、フレッド・ライトと共に逃げでステージを沸かせて貰いたい。

2021ツールのように逃げれば勝つという強さの復活が期待される。

 

チームはジロ・デ・イタリア総合19位のジャック・ヘイグも出場する。完全にアシストとして出場ならば、山岳では心強いアシストとなる。

 

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