ミケル・ランダが、バスクからスタートする第110回ツール・ド・フランスでBahrain Victoriousのラインナップをリードする。
スプリントは、フィル・バウハウスが狙い、英国王者となったフレッド・ライトと、マテイ・モホリッチが逃げでステージ勝利を狙う。
Bahrain Victoriousは、ツール・ド・フランスの期間中パールをイメージした特別ジャージで登場する。
Bahrain Victoriousのメンバー
📣 We are thrilled to announce our lineup for @LeTour
🇩🇪 @NikiasArndt
🇩🇪 @PhilBauhaus
🇪🇸 @PelloBilbao1990
🇦🇺 @jackhaig93
🇪🇸 @MikelLandaMeana
🇸🇮 @matmohoric
🇳🇱 @WoutPoels
🇬🇧 @fred_wright0 #RideAsOne #rideforGino #TDF2023🔗 https://t.co/NhUD7oLskN pic.twitter.com/CYIacq3tlw
— Team Bahrain Victorious (@BHRVictorious) June 25, 2023
62.ミケル・ランダ
63.ニキアス・アルント
64.ヒィル・バウハウス
65.ジャック・ヘイグ
66.ペッリョ・ビルバオ
67.フレッド・ライト
68.マテイ・モホリッチ
69.ワウト・プールス
ミケル・ランダ
Pausoz pauso! 💪💪🔥
Thanks @BHRVictorious Let’s go! pic.twitter.com/qIh89JCyVJ— Landa Meana (@MikelLandaMeana) April 5, 2023
綺羅星のごとく豪華なメンバーを誇るBahrain Victorious。ツール・ド・フランスのエースは、2021ジロ・デ・イタリア総合3位のミケル・ランダだ。
今シーズンの勝利はないけれど堅実な走りをしている。
- ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ 総合7位
- ブエルタ・ア・アンダルシア 総合2位
- ティレーノ〜アドリアティコ 総合7位
- ボルタ・ア・カタルーニャ 総合5位
- イツリア・バスクカントリー 総合2位
- フレッシュ・ワロンヌ 3位
- クリテリウム・ドーフィネ 総合22位
目標は、2020年ツール総合4位を上回ることだろうか。そうなると表彰台に立たないといけなくなる。33歳のミケル・ランダにとっては、残り少ない最後のエースの座かもしれない。
フレッド・ライト
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フレッド・ライトは2019年にCCC Teamの研修生として走っていて、2020年からBahrain – McLarenと契約。
ジュニアやU23、2クラスの2018Ronde de l’Oise (2.2)ではステージ優勝していた。
2020ブエルタ・ア・エスパーニャでグランドツアーデビュー。第15ステージでは4位にはいるスプリントも見せている。
ブレークしたのは2022年シーズンだ。
- ロンド・ファン・フラーンデレン 7位
- ツール・ド・フランス第10ステージ 9位
- ツール・ド・フランス第13ステージ 2位
- ツール・ド・フランス第20ステージTT 8位
- コモンウェルスゲームTT 2位
- コモンウェルスゲームロード 5位
- ブエルタ・ア・エスパーニャ第5ステージ 3位
- ブエルタ・ア・エスパーニャ第11ステージ 8位
- ブエルタ・ア・エスパーニャ第13ステージ 4位
- ブエルタ・ア・エスパーニャ第16ステージ 4位
- ブエルタ・ア・エスパーニャ第19ステージ 2位
- ブエルタ・ア・エスパーニャ第21ステージ 7位
- ブエルタ・ア・エスパーニャ ポイント賞2位
ツール・ド・フランスでの逃げに続いて、ブエルタでも大活躍。しかし、プロ初勝利は中々遠い。それがようやく払拭された。
英国選手権TT2位に続いて出場した英国選手権ロードでの勝利だ。サバイバルレースで完走は20人と厳しいレース。Bahrain Victoriousからはただ一人のエントリーで勝利したのは凄いことだ。
ツールでも、逃げを狙えるステージで逃がして貰えれば良い結果が得られるはずだ。ジーノ・マーダーに奉げるステージ勝利を期待したい。
ペッリョ・ビルバオ
Frantzako Tourraren inguruko bideo sailari hasiera emateko Pello Bilbao txirrindulari gernikarrarekin hitzordua egin genuen. Txirrindularitzaren egungo egoera aztertzeaz gain, egun bere momentu gozoaz hitz egin genuen. Ez galdu!https://t.co/1qJ1O0LJOt pic.twitter.com/IsBvLbXepG
— Izerdi Patsetan (@Izerdipatsetan) March 29, 2023
ペッリョ・ビルバオは、2011年Euskaltel – Euskadiでプロデビュー。2014年からCaja Rural – Seguros RGAで3年間走り2017年からAstana Pro Teamに移籍。
2020年からBahrain Victoriousに在籍。現在2年の延長契約で2024年末までチームで走る。
2022シーズンは、これまででベストと自身が言うほどの良い成績。
シーズン3勝は2019年と並んで過去最多勝利となっている。ジロ総合5位も2017年以来だった。
2023年シーズンのペッリョ・ビルバオも調子がいい。
- サントス・ツアー・ダウンアンダー第3ステージ優勝 総合3位
- ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ 総合4位
- UAEツアー 総合4位
- ストラーデビアンケ 7位
- グロサー・プライス・デス・カントン・アールガウ 3位
今年のツール・ド・フランスは、スペインのビルバオで始まる。母国のステージでということでペッリョ・ビルバオも気合が入っているはずだ。ただ、ライバルは多いのでステージ優勝となると難しい。
今回ランダがエースとなっているが、何かあればペッリョ・ビルバオが変わりとなるかもしれない。
タイムトライヤルは、ランダよりもペッリョ・ビルバオのほうが速いので、エースが逆でも良いような気がする。
マテイ・モホリッチ
☝️ For you, GINO!
🙏❤️ Amazing @matmohoric #RideAsOne #RideForGino @TourOfSlovenia
📸 @SprintCycling pic.twitter.com/OAmKN4CA6L
— Team Bahrain Victorious (@BHRVictorious) June 18, 2023
マテイ・モホリッチは2018年にUAE Team Emiratesから移籍。チーム在籍中にキャリアの最大の成果のほとんどを享受している。
2013世界選手権U23チャンピオンである26歳のマテイ・モホリッチは、2021スロベニア選手権ロードの国内タイトルをタデイ・ポガチャルを破って獲得している。
2021ツール・ド・フランスでは、2回のステージ優勝を果たす。ただ、ゴールのボーズで少し問題にもなったけど。
その後、2021ツール・ド・ポローニュでも総合2位、2021ベネルクスツアーでステージ優勝と総合2位にもなっている。
そして、2022ミラノ~サンレモでドロッパーシートポストを使用して下りからアタック。見事にモニュメントを獲得してみせた。
ただ、2022ツールでは不調。コロナの影響もあり2022年の次の勝利はCROレースの総合優勝までお預けとなった。
今シーズンは、ツアー・オブ・スロベニア第5ステージで見事な逃げ切り勝利。
総合でも2位に入る好走を見せる。スロベニア選手権ロードではタデイ・ポガチャルに大きく遅れて3位。このツールでは、フレッド・ライトと共に逃げでステージを沸かせて貰いたい。
2021ツールのように逃げれば勝つという強さの復活が期待される。
チームはジロ・デ・イタリア総合19位のジャック・ヘイグも出場する。完全にアシストとして出場ならば、山岳では心強いアシストとなる。
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