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2021ツール・ド・フランス第10ステージ スプリンターステージを勝利したのはまさかの~

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Photo credit: Joanbrebo on VisualHunt.com
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あまりにも激し過ぎた第1週を終わって、いよいよ第2週にはいる。

第2週のステージは

  • 第10ステージ アルベールヴィル〜ヴァランス 190.7㎞(平坦)
  • 第11ステージ ソルグ~マロセーヌ 198.9km(山岳)
  • 第12ステージ サン・ポール・トロワ・シャトー〜ニーム 159.4㎞(平坦)
  • 第13ステージ ニーム~カルカソンヌ 219.9㎞(平坦)
  • 第14ステージ カルカソンヌ〜キヨン 183.7㎞(丘陵)
  • 第15ステージ セレ~アンドラ・ラ・ベリャ 191.3km(山岳)

今日は、久々の平坦ステージのような気かする。

 

ここまでのスプリンターのリタイヤは

すでに、第3ステージで勝利したティム・メルリエもいないのだからスプリントの勝利者は新しい顔ぶれが並んできそうだ。

マーク・カヴェンディシュは、第9ステージはタイムアウトギリギリでゴールした。勝利したかと思うほどの喜びようだったけれど。

さあ、第2週最初のスプリンターステージは誰が勝利するだろうか?

 

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第10ステージ アルベールヴィル〜ヴァランス 190.7㎞

第10ステージ photo letour

 

サヴォワ県のアルベールヴィルからスタート。1992年には冬季オリンピックも開催された場所だ。

今日は4級山岳とスプリントポイントが1か所ずつ。

  1. 4級山岳 コル・ド・クーズ 7.4km・2.8%
  2. スプリントポイント プロット

 

これくらいの勾配だと、スプリンターでも登れるので、サガンのためにBORA-hansgroheが引きまくるということもないだろう。

サガンより登れるソンニ・コルブレッリもいるし純粋なスプリンターの争いになるのではないかな。

 

スタート前

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

大ベテラン、アンドレ・グライペル。今年は、2勝をあげておりツールでも活躍が期待されるが、第1ステージで落車しており、第4ステージの10位が最高だ。

 

マイケル・マシューズにもチャンスは出てくるかな。第1ステージで2位となってから4位、9位と勝利が遠い。2017年のポイント賞を獲得もしており、パリまで残ればチャンスはある。

 

コティディスのクリストフ・ラポルトにもチャンスは出てくるか。ここまで第1ステージの5位が最高。ツールでは2位が最高順位だ。

 

8度目のグリーンジャージを狙うサガンだが、ボイント賞争いでは現在72ポイントで8位。かなり厳しい位置にいる。やはりステージ勝利が欲しい。

 

今日も主役となるのかマーク・カヴェンディシュ。今日はゴールでチェーンがどうなるか見ておこう。

 

 

第10ステージ スタートでの4賞

  • 総合 タデイ・ポガチャル(UAE Team Emirates)
  • ポイント賞   マーク・カヴェンディシュ(Deceuninck-Quick-Step)
  • 山岳賞 ナイロ・キンタナ(Team Arkéa-Samsic)
  • 新人賞 ヨナス・ヴィンゲゴー(UAE Team Emirates)

新人賞は2位のヨナス・ヴィンゲゴーが着用。

 

逃げは2人

スタートアタックはかからず、じゃあ逃げようかと言う感じで前にでたけどすぐに捕まる。

 

 Lotto Soudalの157. Tosh Van der Sande(トッシュ・ファンデルサンド)が飛び出す。カレブ・ユアンがいないから誰かが逃げに乗らないといけない。

 

明日も忙しいから今日は休みのようで、二人で決まりのようだ。長い旅になりそう。

  1. 157. Tosh Van der Sande(トッシュ・ファンデルサンド) Lotto Soudal
  2. 186. Hugo Houle(ユーゴ・ウル)Astana-Premier Tech

 

4級山岳 コル・ド・クーズ 7.4km・2.8%

集団先頭はTeam DSMが引いている。ケース・ボルでスプリントを狙うのだろうけど、事前情報では、コンデション不良というのを聞いている。スプリントに絡めるのかな。

 

4級山岳は、ユーゴ・ウルがトップ通過して1ポイント獲得。タイム差は3分くらいしか与えられない。

 

集団は、ティム・デクレルクが引いており、後ろにはヨナス・ヴィンゲゴーをエースとして戦うユンボ・ヴィズマが陣取っている。

 

スプリントポイント プロット

集団後方で落車。トレックのマッズ・ピーダスンとTotal Energiesのジュリアン・シモンが落車したが、なんとか走り出す。

 

1位通過は、トッシュ・ファンデルサンド

 

スプリントポイントでは、マイケル・マシューズ、サガン、ジャスパー・フィリップセン、ソンニコルブレッリが狙う。

登りでのスプリントなのでマーク・カヴェンディシュには厳しく参加出来ていない。

 

3位通過は、登りに強いソンニ・コルブレッリ。15ポイント追加で136ポイントの3位となる。ゴールをゲットすれば50ポイント追加でポイントトップとなる。

4位はマイケル・マシューズ。

 

トッシュ・ファンデルサンドは、ロット一筋の30歳。カレブ・ユアンのスプリトントレインの一人だ。

 

タイム差は86.8kmで1分35秒と縮まる。全くタイム差は与えない。

 

アルケア・サムシックも集団牽引に加わる。こうして多くのスプリンターチームが牽引すれば、タイム差が保たれる。

 

山岳賞となったナイロ・キンタナのアシストには相棒のコナー・スウィフトが当たる。

 

おっと落車発生。ワウト・ファンアールトの手前だ。

  • セップ・クス (Team Jumbo-Visma)
  • マイク・テウニッセン (Team Jumbo-Visma)
  • リッチー・ポート (INEOS Grenadiers)

 

イネオスの、リッチー・ポートが座り込んでいる。

 

 

すぐにトレインを組んで復帰を目指す。

 

リッチー・ポートは、肘を少しこすったようだ。クリテリウム・デュ・ドーフィネ総合優勝した時の調子の良さはなく現在総合39位。

 

残り46.5kmで22秒と詰められてきた。流石に多くのチームが横一線で走ると一気にタイムが縮まってしまう。

 

なんと、残り38.2kmでトッシュ・ファンデルサンドが離脱した。まあ、元々スプリンターですからね。

 

逃げるのを止めたトッシュ・ファンデルサンドは、すぐに集団に捕まる。

 

ポイントのない登りで、Team BikeExchangeが先頭を引く。

 

この後、逃げていたユーゴ・ウルも捕まってしまう。

 

集団先頭は世界チャンピオンのジュリアン・アラフィリップがガンガンに引く。

 

先頭が70km/hで下っているので、後ろはもっとスピードが出ているだろう。

 

イタリアチャンピオンのソンニ・コルブレッリがパンクで遅れた。だが、チームメイトのマルコ・ハーラーが待っており集団復帰を果たす。

 

BORA-hansgroheの引きで、縦に伸びていた集団から20人が前に飛び出す。だが、しっかりとマーク・カヴェンディシュもついているので、全てのスプリンターが落とせた訳ではない。

 

集団はバラバラだ。最初は20人程度だったが、タデイ・ポガチャルは、単独で追いついてきた。これは決まりそうだけど。

 

少しだけ攻撃が緩んで、集団が戻りつつある。

 

集団は縦に長く伸びているが、先頭に追いついたのは80人ほど。

 

後方に取り残されたゲラント・トーマスやリッチー・ポート、クリス・フルームらは追っていない。スプリンターは全て前のグループにいるので問題はなさそうだ。

 

ラスト5kmでディラン・ファンバーレがリチャル・カラパスを引き連れて上がってきた。

 

ジュリアン・アラフィリップが手で制して先頭を引き始める。ショーの始まりだ。

 

世界チャンピオンが先頭を引く。

 

一旦、Team DSMがトップにたち、ケース・ボルをセットアップ。

 

ラスト1.2kmからカスバー・アスグリーンが引く。スピードマンの速さに誰も前に出れない。

 

カスパー・アスグーンが引きまくる。

 

カスバー・アスグーンは残り600mまで引く。マーク・カヴェンディシュは3番手で完璧だ。

 

 

ゴールになだれ込む。ダヴィデ・バッレリーニが引いている。

 

ダヴィデ・バッレリーニが外れた。ミケル・モルコフが最後の発射台だ。

 

ミケル・モルコフのリードアウトを受けたマーク・カヴェンディシュが発射!

 

後ろから、ワウト・ファンアールトとジャスパー・フィリップセンが追い込む!

 

あ~、だが、マーク・カヴェンディシュが勝利だ~!

なんと、ツールでハットトリックを決めてしまった。もう、手がつけられないぞ~。

 

また、マーク・カヴェンディシュはべダルを止めている。チェーンは落ちてないかい?

これで、マーク・カヴェンディシュは50ポイントを追加。パリまで走れればグリーンジャージ獲得だ。

 

こちらはハイライト動画

 

リザルト

第10ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1
 CAVENDISH Mark
Deceuninck – Quick Step 120 100 4:14:07
2
 VAN AERT Wout
Team Jumbo-Visma 50 70 ,,
3
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin-Fenix 25 50 ,,
4
 BOUHANNI Nacer
Team Arkéa Samsic 15 40 ,,
5
 MATTHEWS Michael
Team BikeExchange 5 32 ,,
6
 MØRKØV Michael
Deceuninck – Quick Step   26 ,,
7
 GREIPEL André
Israel Start-Up Nation   22 ,,
8
 SAGAN Peter
BORA – hansgrohe   18 ,,
9
 TURGIS Anthony
Team TotalEnergies   14 ,,
10
 BOL Cees
Team DSM   10 ,,

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 1
 POGAČAR Tadej
UAE-Team Emirates 25 38:25:17
2 2
 O’CONNOR Ben
AG2R Citroën Team   2:01
3 3
 URÁN Rigoberto
EF Education – Nippo   5:18
4 4
 VINGEGAARD Jonas
Team Jumbo-Visma   5:32
5 5
 CARAPAZ Richard
INEOS Grenadiers   5:33
6 6
 MAS Enric
Movistar Team   5:47
7 7
 KELDERMAN Wilco
BORA – hansgrohe   5:58
8 8
 LUTSENKO Alexey
Astana – Premier Tech   6:12
9 9
 MARTIN Guillaume
Cofidis, Solutions Crédits   7:02
10 10
 GAUDU David
Groupama – FDJ   7:22

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 CAVENDISH Mark
Deceuninck – Quick Step 218
2 2
 MATTHEWS Michael
Team BikeExchange 159
3 3
 COLBRELLI Sonny
Bahrain – Victorious 136
4 4
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin-Fenix 133
5 6 ▲1
 BOUHANNI Nacer
Team Arkéa Samsic 117
6 5 ▼1
 ALAPHILIPPE Julian
Deceuninck – Quick Step 99
7 8 ▲1
 SAGAN Peter
BORA – hansgrohe 92
8 7 ▼1
 POGAČAR Tadej
UAE-Team Emirates 89
9 11 ▲2
 VAN AERT Wout
Team Jumbo-Visma 77
10 9 ▼1
 MOHORIČ Matej
Bahrain – Victorious 62

マーク・カヴェンディシュは断トツとなった。これはパリまで行きたい。

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 QUINTANA Nairo
Team Arkéa Samsic 50
2 2
 WOODS Michael
Israel Start-Up Nation 42
3 3
 POELS Wout
Bahrain – Victorious 39
4 4
 O’CONNOR Ben
AG2R Citroën Team 24
5 5
 HIGUITA Sergio
EF Education – Nippo 22
6 6
 MARTIN Guillaume
Cofidis, Solutions Crédits 14
7 7
 MOHORIČ Matej
Bahrain – Victorious 11
8 8
 TEUNS Dylan
Bahrain – Victorious 10
9 9
 POGAČAR Tadej
UAE-Team Emirates 10
10 10
 CATTANEO Mattia
Deceuninck – Quick Step 9

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 POGAČAR Tadej
UAE-Team Emirates 38:25:17
2 2
 VINGEGAARD Jonas
Team Jumbo-Visma 5:32
3 3
 GAUDU David
Groupama – FDJ 7:22
4 4
 PARET-PEINTRE Aurélien
AG2R Citroën Team 11:54
5 5
 HIGUITA Sergio
EF Education – Nippo 44:01
6 6
 MADOUAS Valentin
Groupama – FDJ 1:01:28
7 7
 HAMILTON Lucas
Team BikeExchange 1:02:01
8 8
 DONOVAN Mark
Team DSM 1:05:33
9 9
 POWLESS Neilson
EF Education – Nippo 1:10:43
10 10
 VAN MOER Brent
Lotto Soudal 1:12:03

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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