マーク・カヴェンディシュは完全復活を果たし、13年前に初めてツールで勝利したシャトールーでハットトリックを達成した。
第4ステージの勝利に続いて、第6ステージで今大会の2勝目をあげている。
実は、この第6ステージの勝利の時にゴールでチェーンが外れていた。そして、ツアー・オブ・ターキー第2ステージでもゴールでチェーンが落ちたまま勝利している。
チェーン落ちの原因は?
So folks, why did Mark Cavendish’s chain drop the moment he stopped sprinting?
Watch.
Video from GCN+. pic.twitter.com/Lu45nKmQME— Owen Rogers (@OwenRogers) April 12, 2021
ペダリングを停止した時に、チェーンが外れている。
そしてツール第6ステージでも同じようにチェーンが外れた状態でマーク・カヴェンディシュはゴールしている。
この時も足を止めている。この足を止めるのがチェーン落ちの原因かもしれない。
オックスフォード大学で工学を専攻し、実世界でのホイールの挙動に関する画期的な研究を行ったParcours wheels社のDov Tateがこの疑問について答えを出している。
興味深い質問ですね!
まず注目すべきは、Deceuninck-Quick-StepはRovalのRapide CLXホイールを使用していることだ。
このホイールはフリーハブにDT Swiss EXPラチェットシステムを採用しており、我々が使用している爪ベースのデザインとは異なっている。
このフリーハブが、スプリントという(かなり過酷な)状況下でどのように反応するのか、100%の自信はありません。
私の考えでは、スプリントの様子をスローモーションで見ると、カブはスプリント時の体の動きが明らかに “激しく “なっていて、(優勝を狙うときに)ペダリングの動きがあんなに急に止まるのは彼だけだと思う。
つまり、足を止めずに駆け抜けている場合にはチェーン落ちは起こっていないということだ。ゴールで足を止めるために急激にハブに力がかかるのだろう。
他の選手がペダリングしたままラインを通過するのに対して、彼は体を起こすときに左膝をロックしているので、おそらくドライブトレインにわずかな後退の勢いが加わっているのでしょう。
彼のチェーンはスプリント中にすでにあちこちで “スロッシング “しているので、チェーンがジャンプしてドロップするのにそれほど時間はかからないでしょう。
まあ、あまりにも強いパワーがかかってチェーンが暴れている時に、足を止めるのだからチェーンが落ちても仕方ないということかな。
足を止めなければ、チェーンが落ちることもないので安全のためにも踏み込み続けたほうが良いかもしれない。下手したら落車してしまう。
次のスプリントでは、マーク・カヴェンディシュのチェーンがどうなっているのかも注目しておこう。
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