ナミュールで開催されるヨーロッパ選手権シクロクロス。土曜日の男子U23、女子エリートに続いて日曜日には女子U23と男子エリートで欧州チャンピオンが決定する。
過去の優勝者は
2021: ラース・ファンデルハール
2020: エリ・イーゼルビット
2019: マチュー・ファンデルプール
2018: マチュー・ファンデルプール
2017: マチュー・ファンデルプール
2016: トーン・アールツ
2015: ラース・ファンデルハール
2022ヨーロッパ選手権シクロクロス
ナミュール城塞の上り坂からスタート。城の頂上には新しい橋と、登りのループが追加されている。人工的なブリッジがある以外は、自然の地形を使って高低差のあるコースを生み出している。
土曜日は雨予報だったけれど、晴れていた。だが、下りの路面はドロドロで選手はかなり足を取られていた。男子エリートはどこまで足をつかずにクリアーしていくだろう。
テクニックの面も注目だ。
女子U23
優勝候補の一人は、シリン・ファンアンローイ。昨年の欧州女王だ。
さらにU23世界女王のパック・ピーテルスール。
英国代表のゾーイ・バクステッド。
登りからペースが上がるが後方は足をついている。先頭は、マリー・シュライバー。
下りで、ゾーイ・バクステッドが追いっきり落車。
これで大きく順位を落としてしまう。
登りから早くもパック・ピーテルスが先頭に。
2周目
パック・ピーテルスは、2周目ですでに12秒のリード。
リードは広がるばかり。
2番手争いが結構し烈。マリー・シュライバーと2021世界ジュニアMTBクロスカントリー女王のリヌ・バーキエ。
3周目
シリン・ファンアンローイが3番手に上がってきた。
下りでマクリーン・ハウエルエラが落車。
4周目
2位争いは、リヌ・バーキエが抜け出した。ギリギリで落車を回避。
2位のリヌ・バーキエと3位のシリン・ファンアンローイの差は8秒。追いつきそうで追いつかない。
6周目
すでにリードは55秒にひろがっている。同じ20歳のフェム・ファンエンペルはエリートで走っているけど、彼女に対抗できるのはパック・ピーテルスだろう。
4位は1周目に大落車したゾーイ・バクステッド。2022世界ジュニアロード王女。
パック・ピーテルスは、ゴールではウイリーでピースサインをする余裕。これでU23シクロ女王に続いて、欧州選手権女子U23も制した。
来年はエリートで走らないと実力が違い過ぎる感じだ。
リザルト
パック・ピーテルスのコメント
スタート後はとてもいい感じだったので、すぐに走ろうと決めました。すぐに穴が開いてしまい、それをさらに広げることができた。
コースは非常にドライになり、タイヤの選択は素晴らしかったです。トラブルがなければここはとてもいいコースです。
Rnk | Rider | Team | Competition points |
Time |
---|---|---|---|---|
1 |
PIETERSE Puck
|
Netherlands | 0:49:02 | |
2 |
BURQUIER Line
|
France | 0:50 | |
3 |
VAN ANROOIJ Shirin
|
Netherlands | 1:27 | |
4 |
SCHREIBER Marie
|
Luxembourg | 1:46 | |
5 |
BACKSTEDT Zoe
|
Great Britain | 1:53 | |
6 |
FOUQUENET Amandine
|
France | 2:39 | |
7 |
BENTVELD Leonie
|
Netherlands | 2:50 | |
8 |
ZEMANOVÁ Kristýna
|
Czech Republic | 3:27 | |
9 |
DURAFFOURG Lauriane
|
France | 4:08 | |
10 |
ONESTI Olivia
|
France | 4:31 | |
11 |
KRAHL Judith
|
Germany | 4:46 | |
12 |
ZONTONE Asia
|
Italy | 4:55 | |
13 |
COUZENS Millie
|
Great Britain | 5:55 | |
14 |
JEŘÁBKOVÁ Barbora
|
Czech Republic | 5:57 | |
15 |
BORELLO Carlotta
|
Italy | 6:11 | |
16 |
CRABBÉ Kiona
|
Belgium | 6:14 | |
17 |
WLODARCZYK Dominika
|
Poland | 6:33 | |
18 |
SCHNEEBELI Jacqueline
|
Switzerland | ,, | |
19 |
MACLEAN-HOWELL Ella
|
Great Britain | 7:03 | |
20 |
SEIDEL Clea
|
Germany | 7:38 |
男子エリート
ラース・ファンデルハールは連覇なるか?
ライバルはエリ・イーゼルビット。
最初の登りからエリ・イーゼルビットが先頭に。
エリ・イーゼルビットが先頭。2番手はケヴィン・クーン。ラース・ファンデルハールと続く。
2番手にラース・ファンデルハールが上がる。
すぐに、ラース・ファンデルハールがエリ・イーゼルビットを抜いた。
エリ・イーゼルビットが登りでもたついている時に、チェーンも外れた。ラース・ファンデルハールがリードを築く。
2周目
マイケル・ファントーレンハウトが7秒で2位通過。
9秒差でマイケル・ファントーレンハウトが追っている。
下りでラース・ファンデルハールが落車。
マイケル・ファントーレンハウトが追いついて前に。
登りで二人が競り合う。
雨が降ってきているので、滑りやすい。
ラース・ファンデルハールがバイク交換。
ラース・ファンデルハールがバイク交換で少し遅れる。
3周目
またも落車発生。ダーン・ソエテは2度目の落車。
マイケル・ファントーレンハウトが落車。これは痛い。
ラース・ファンデルハールが前に。
マイケル・ファントーレンハウトが登りで遅れる。
4周目
ラース・ファンデルハールがリードを築く。
3番手に、ローレンス・スウェークが上がっているだけど、なんとか下りで落車しないように我慢している。エリ・イーゼルビットはリタイヤした。
ラース・ファンデルハールがバイク交換していると、マイケル・ファントーレンハウトが抜いていく。8秒差を追いついてきた。
マイケル・ファントーレンハウトが登りでリードを広げ始めた。
登りでラース・ファンデルハールが追いついてきた。
しかし、ラース・ファンデルハールが下りで落車してしまう。
すぐに走り始めたが、これは厳しくなったか。
マイケル・ファントーレンハウトは17秒のリードを奪った。
リードが縮まって来なければ逃げ切りだ。
7周目
ライアン・カンプが落車。
ライアン・カンプは、立ち上がったのだけど、またも落車。ここの下りでは何人も落車している。
ディフェンディグチャンピオンのラース・ファンデルハールは、2秒縮めて15秒差。
あ~、またもラース・ファンデルハールが落車。これは勝負あったか。
9周目
ラース・ファンデルハールに対して、40秒のリード。マイケル・ファントーレンハウトは勝利に向かって進む。
タイム差は40秒変わらない。流石に3回も落車して、パンクもしては厳しい。
マイケル・ファントーレンハウトは、2位のラース・ファンデルハールを突き放してゴール。ゴールでは喜びを爆発させて、何度もガッツボーズしたあとにバイクを掲げてバンザイだ。
これで、1年間欧州チャンピオンジャージを着て走ることになる。マイケル・ファントーレンハウトは、今シーズンの3勝目だ。
リザルト
マイケル・ファントーレンハウトのコメント
この数週間は、少し物足りなかった。コッペンベルグでは少し調子が良かったが、超好調のラースに勝てたのは本当に良かった。
最高のスタートを切ったのは、事前に2強と言われていたエリ・イーゼルビットとラース・ファンデルハールでしたね。
このコースでは決してパニックにならず、自分のコースを走るだけでいいんだ。最後に強いライダーが前に出てきたときに、それを見た。私とラースはレースを彩った。今日は一番強かったと思う。
昨年は、ナミュールのワールドカップでも優勝することができましたね。
それは私がやりたいことなんだ。それでもうまくいかなければならない、本当に良い一日を過ごさなければならない。私は今日それを持っていた。
ナミュールのコースは午前中は乾いていたが、エリート男子クロスのスタート直前に雨が降り出しましたね。これについては?
実は、あまり嬉しくなかった。グリフォから始めたかったので、全部変えるのはカオスでしたね。でも、そうですね、すべてがスムーズになったのは、多少なりとも私のアドバンテージになった。それが私には合っている。
最終ラップに入った時点で勝負は決したかに見えましたが、どの時点で勝利を確信したのですか?
フィニッシュの直前でトップに立ったとき、優勝を確信したんだ。危険であることに変わりはない。自分のキャリアの中でも最高の日だったと思っている。
Rnk | Rider | Team | Competition points |
Time |
---|---|---|---|---|
1 |
VANTHOURENHOUT Michael
|
Belgium | 1:06:47 | |
2 |
VAN DER HAAR Lars
|
Netherlands | 0:40 | |
3 |
SWEECK Laurens
|
Belgium | 2:17 | |
4 |
NIEUWENHUIS Joris
|
Netherlands | 2:48 | |
5 |
KUHN Kevin
|
Switzerland | 2:51 | |
6 |
ORTS Felipe
|
Spain | 2:54 | |
7 |
BOROŠ Michael
|
Czech Republic | 3:03 | |
8 |
VANDEBOSCH Toon
|
Belgium | 3:13 | |
9 |
HENDRIKX Mees
|
Netherlands | 3:16 | |
10 |
RÜEGG Timon
|
Switzerland | 3:22 | |
11 |
VANDEPUTTE Niels
|
Belgium | 3:27 | |
12 |
BERTOLINI Gioele
|
Italy | 3:33 | |
13 |
KAMP Ryan
|
Netherlands | 3:41 | |
14 |
ROUILLER Loris
|
Switzerland | 4:02 | |
15 |
MEISEN Marcel
|
Germany | 4:29 | |
16 |
MENUT David
|
France | 4:46 | |
17 |
MOTTIEZ Gilles
|
Switzerland | 5:03 | |
18 |
DUBAU Joshua
|
France | – | |
19 |
JACOBS Johan
|
Switzerland | – | |
20 |
GLENDE Mats Tubaas
|
Norway | – | |
21 |
BARNES Toby
|
Great Britain | – | |
22 |
RISBERG David
|
Sweden | – | |
23 |
HAMM Florian
|
Germany | – | |
24 |
ERIKSSON David
|
Sweden | – | |
25 |
JANSSON Henrik
|
Sweden | – | |
26 |
FEDERSPIEL Daniel
|
Austria | – |
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