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ゲラント・トーマスは2023ツール・ド・フランスのコースに失望 未完のジロに向かうのか?

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Photo credit: Ronan Caroff on Visualhunt
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2023ツール・ド・フランスのコースが発表されたが、個人タイムトライヤルは1回限りで、しかも22kmしかない。

 

これを見て、2022ツール・ド・フランス総合3位だったINEOS Grenadiersのゲラント・トーマスは、失望を隠せないでいる。

逆に、2023ジロ・デ・イタリアには3回のTTが設定されている。

ジロは、TTの得意な選手を集めようという意図が非常に強いコース設定となっている。

 

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未完のジロに向かうのか?

ゲラント・トーマスは、2022さいたまクリテリウムで見事な走りを披露

 

Gことゲラント・トーマスは、さいたまクリテリウムでのインタビューで以下のように語る。

 

なぜ彼らがそんなことをしたのか、よくわからないよ。2007年に初めてツールに参加したとき、そう、もうずいぶん前のことだけど、50km以上のTTが2回あったんだ。

TTの日は、大きな象徴的なステージでもあるんだ。今年は3つの大きな集団スプリントしかなかったけど、それも象徴的なステージだ。

多分、完全にミックスしようとしているんだろうね。タイムトライアルが少ないのは残念なことだ。

 

では、来年は3回のタイムトライヤルがあるジロに向かうのですか?

まあ、そんなふうに考えている。ジロは、雰囲気も含めて、あまり激しくないんだ。また乗ってみたいね。

過去2回のレースでは転倒してしまったけれど、いつも楽しんでいるレースだ。また行って、完走できたらいいなと思う。もしかしたらという思いも少しはある。

2020年は本当に調子が良かった。その前にバイクが路上に止まっていたときも…。自分がどうなっていたのか、本当に見てみたかったですね。

 

では、ジロでの目標はマリアローザですか?

ジロに出場するためには、とにかくベストを尽くすこと。それがステージを目指すことになるのか、GCを走ることになるのか、それはまた別の問題だ。でも、ジロには出たい。

今年のツールと同じように、ベストな状態で参加し、そこから出発することになる。

 

キャリアを仕上げる

 

ゲラント・トーマスは、2018ツールを制したが、2020ジロではボトルを踏んで骨盤骨折。2021ツールで落車。東京オリンピックでも落車。2017ジロでも総合2位まで行ったのにリタイヤ。

とくかく、良い状態の時に落車など不運が多い。

 

ゲラント・トーマスが、未完のジロに向かうのはツールのコース設定もあるだろうけど、キャリアでやり残したことを仕上げる意味もある。ジロ制覇だ。

ジロには、移籍してきたテイレン・アレンスマンの名前も暫定リストにある。ダブルエースで望むのだろうか。INEOS Grenadiersのグランドツアーのメンバーの振り分けも気になるところだ。

 

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