ロードバイクの情報を発信しています!

2023 ツール・ド・フランスのコース発表 TTは1回でクライマーにはチャンスか?

海外情報
Photo credit: Cycling Man on VisualHunt
この記事は約6分で読めます。

2023ツール・ド・フランスのルート発表が行われた。

プレゼンテーションには、タデイ・ポガチャル、ジュリアン・アラフィリップ、グレッグ・ファンアーヴェルマート、マーク・カヴェンディシュなどが参加。

来年のルートの特徴は、2022ツールで2回行われた個人タイムトライヤルが第16ステージの1回のみとなっていること。しかも、22kmとそれほど長くない。

これならば、個人タイムトライヤルで総合順位が決まるというツールではなくなる。2023ジロのTTが非常に長いことを考えると、多くのクライマーをツールに引き寄せるのは間違いない。

スポンサーリンク

2023 ツール・ド・フランス

こちらは来年のルート

 

 2023 De Tour de France 
コースの概要
  • 2023ツール・ド・フランスは2年連続でフランス国外からのスタート
  • 1992年以来、再びスペインでスタート
  • 早い段階からピレネー山脈を訪れる
  • 1988年以来、ピュイ・ド・ドームの登坂がツールルートに
  • 4つの上り坂フニッシュ
  • ツアーの最高到達点:コル・ド・ラ・ロゼ(標高2,304m)
  • 2カ国、8地域を巡る
  • 8つの山岳ステージ
  • 8つのスプリントステージ
  • 4つの丘陵ステージ
  • 22kmのタイムトライアル1回のみ

 

第6ステージ

第6ステージ Image credit: aso

 

第1週の第6ステージで、山岳ステージの幕開けとなる。アスピン峠とトゥールマレー峠を越えてコートレの頂上フニッシュ。

まだ、これは足試しと言った感じか。

 

第9ステージ

第9ステージ Image credit: aso

 

来年のツールの目玉は、第9ステージに現れるピュイ・ド・ドームの火山だ。大きな溶岩ドームであり、高さ1464 mのフランス中南部オーヴェルニュの中央山塊で最も新しい火山の 1 つ。

ピュイ・ド・ドームは片側からしかアクセスできず、頂上に向かって非常に狭い。そのため、最後の 4kmは非常にハードで、勾配は11%を下回ることがない。

場所によっては16%勾配となる。

一番厳しい所で、一般の観客のファンが入れないという情報がある。まあ、キャンピングカーで大挙して訪れても、ターンする場所もないし。最大の見せ場となるのだけど、仕方ない。

そのため、34年もツールに登場しなかったのだろう。この第1週の最後のステージで、かなり総合の行方も見えてくるかもしれない。

あまりにもタイム差がつくと楽しみもなくなるのだけど。

 

第17ステージ

第17ステージ Image credit: aso

 

第16ステージの個人タイムトライヤルは丘陵コース。翌日には、クールシュヴェルでゴールする山岳ステージが待っている。

4つの峠を登るコースはタイム差をつけるのに十分だ。

今回のツールでの特徴としてスプリンターのためのステージが数多く用意されていること。しかも、6回は純粋にスプリンターに勝利の機会を提供する。パンチャーにも4つの丘陵ステージが用意。

第1週から厳しいステージが現れ、ほぼ予測不可能なツールとなりそうだ。ただ、TTスペシャリストが優位にレースを進めることは出来ない。山岳でトップについて上がるだけでは、勝てないツールとなりそうだ。

一つのミスでも、取り返しがつかないことになりそうな感じもする。

 

2023年コース

 

01/07 – ステージ 1:ビルバオ ~ビルバオ (182 km) 丘陵
02/07 – ステージ 2:ビトリア ガステイス~サン・セバスチャン (209 km) 丘陵
03/07 – ステージ 3:アモレビエタ~ バイヨンヌ (185 km) 平坦
04/07 – ステージ 4: ダックス ~ ノガロ (182km) 平坦
05/07 – ステージ 5: ポー ~ ララン (165km) 山岳
06/07 – ステージ 6: タルブ ~コートレ カンバスク (145km)  登りゴール
07/07 – ステージ 7:モンドゥ・マルサン~ボルドー (170km) 平坦
08/07 – ステージ 8: リブルヌ~リモージュ (201km) 平坦
09/07 – ステージ 9: サン・レオナール・ド・ノブラ ~ ピュイ・ド・ドーム (184km)登りゴール

10/07 – 休息日

11/07 – ステージ 10: ヴルカニア ~ イソワール (167km) 丘陵
12/07 – ステージ 11: クレルモンフェラン ~ ムーラン (180km) 平坦
13/07 – ステージ 12: ロアンヌ ~ ベルヴィル アン ボジョレー 丘陵
14/07 – ステージ 13: シャティヨン シュル シャラロンヌ ~ グラン・コロンビエ (138km)登りゴール
15/07 – ステージ 14: アンヌマス~モンジヌ (152km) 山岳
16/07 – ステージ 15: レ ジェ ~ サン ジェルヴェ モンブラン (180km)登りゴール

17/07 – 休息日

18/07 – ステージ 16: パッシー ~ コンブル (22km、ITT)
19/07 – ステージ 17: サンジェルヴェ モンブラン ~ クールシュヴェル(166km) 山岳
20/07 – ステージ 18: ムティエ ~ ブールガンブレス (186km) 平坦
21/07 – ステージ 19: モワラン・アン・モンターニュ~ ポリニー (173km) 平坦
22/07 – ステージ 20: ベルフォール ~ ル マルクシュタイン (133km) 山岳
23/07 – ステージ 21: サン・カンタン・アン・イヴリーヌ ~パリ (115km) 平坦

 

間違いなく、来年のツールにはクライマーが集結する。これは、誰が勝つのか分からない展開となる。

7月1日にスペインで開幕し、7月23日にパリのシャンセリゼでゴールする21日間。来年の最後のステージでイエロージャージを着ているのは誰になるでしょうね。

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました