2013年から始まっているさいたまクリテリウム。
ツール開催第100回を記念して始まった大会。2020年と2021年はコロナにより開催されず、今年は3年振りの開催となる。
過去の優勝者は
- 2019 新城幸也
- 2018 アレハンドロ・バルベルデ
- 2017 マーク・カヴェンディシュ
- 2016 サガン
- 2015 ジョン・デゲンコルプ
- 2014 マルセル・キッテル
- 2013 クリス・フルーム
チームタイムトライアルレース
タイムトライヤルのコースは3.1km。国内チームからスタートする。最低2人がゴールすれば良いルール。INEOS Grenadiersはヨナタン・カストロピエホが来ていないので二人しかいない。
日本チームのトップはシマノレーシングから。今回は全員がTTバイクではなくドロップハンドルのロードバイクでスタート。
海外チームのトップはMovistar Teamから。アレハンドロ・バルベルデ、エンリク・マス、イノマル・エルビティ、ホセ・ロハス。
Israel – Premier Techは4人。クリス・フルーム、サイモン・クラーク、ユーゴ・ウル、ギョーム・ボワヴァン。
レジェンドチームは3人なのできつい。新城幸也、マーク・カヴェンディシュ、ジャスパー・フィリップセン。
Astana Qazaqstan Teamは4人。ヴィンチェンツォ・ニバリ、アントニオ・ニバリ、サムエーレ・バティステッラ、ジャンマルコ・ガロフォリ。
INEOS Grenadiersは2人。ゲラント・トーマス、マグナス・シェフィールド。
Cofidisは4人。ギヨーム・マルタン、シモン・ゲシュケ、マキシミリアン・ヴァルシャイド、トム・ポーリ。
Jumbo-Vismaは最後の出走。ヨナス・ヴィンゲゴー、セップ・クス、ステファン・クライスヴァイク。
Israel – Premier Techは最後は二人でゴール。3分48秒と暫定トップに。
リザルト
Israel – Premier Techは本気で走っていたようでトップタイムを獲得。前回はシマノが優勝したけど、日本チームの連覇はならず。
ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム
コースは1周3.5kmの周回コース。これを17周する。
さいたま新都心の中心部を駆け抜けるクリテリウムだ。シンガポールでは、ヨナス・ヴィンゲゴーが勝利したけど、埼玉では誰が勝つだろうか?
今年の前夜祭では浴衣姿でクイズに答えていたレジェンド達が、スタート最前列に。ヴィンチェンツォ・ニバリとアレハンドロ・バルベルデは本当に最後の走りなのではないかな。
モナコクリテリウムがあるけど、二人はモナコに住んでないので出ないでしょうね。
まずはゆっくりとスタート。
最初から日本チャンピオンの新城幸也が逃げに入った。これはスプリントポイントを他のチームに取らせないためかな。
Movistar Teamのホセ・ロハスも入っている。MATRIX POWERTAGのマンセボも、スペイン人。
2周目 スプリントポイント
1回目のスプリントポイントは新城幸也が獲得。
- 新城幸也 レジェンドチーム 5ポイント
- ホセ・ロハス Movistar Team 3ポイント
- NAKAJIMA Yasuharu KINAN RACING TEAM 2ポイント
- HASHIMOTO Eiya (SPECIAL TEAM JAPAN FOR SAITAMA) 1ポイント
新城幸也が集団に戻り、シマノから一人先頭にジョイン。ただ、集団はすぐ後ろ。
Cofidisが先頭を引いて逃げは吸収。
4周目 山岳ポイント 1回目
山岳ポイントは、Cofidisのシモン・ゲシュケがトップ通過。
新城幸也が逃げのチェックに入る。
本気で逃げる感じではなくて、集団の前に出ている。
二人は、5秒ほどリード。
- 新城幸也 レジェンドチーム
- YASUHARA Daiki (MATRIX POWERTAG)
新城幸也は捕まってしまう。
6周目 スプリントポイント2回目
マーク・カヴェンディシュとマキシミリアン・ヴァルシャイドがスプリントポイントで対決!
マーク・カヴェンディシュがギリギリで差し切った。
- マーク・カヴェンディシュ レジェンドチーム 5ポイント
- マキシミリアン・ヴァルシャイド Cofidis 3ポイント
- ホセ・ロハス Movistar Team 2ポイント
- KARIYA Kazutoshi (KINAN RACING TEAM) 1ポイント
日本人選手を含む逃げが出来そう。
7周目
シモン・ゲシュケと新城幸也が逃げにのっている。この後、山岳ポイントもゲシュケがトップ通過。
8周目
これは逃げしてくれそうもない。7秒差となった。
残り30kmを切って、先頭は5秒差。
集団は、INEOS Grenadiersのマグナス・シェフィールドが引き続ける。
先頭から一人が単独で飛び出す。
- TORIBIO ALCOLEA Jose Vicente(MATRIX POWERTAG)
先頭は二人に。
- TORIBIO ALCOLEA Jose Vicente(MATRIX POWERTAG)
- NAKAI Tadaaki(SHIMANO RACING)
先頭二人はスプリントポイント前に捕まった。
10周目 3回目のスプリントポイント
ここもまたも、マーク・カヴェンディシュが1位通過。
- マーク・カヴェンディシュ レジェンドチーム 5ポイント
- マキシミリアン・ヴァルシャイド Cofidis 3ポイント
- ホセ・ロハス Movistar Team 2ポイント
- KARIYA Kazutoshi (KINAN RACING TEAM) 1ポイント
スプリントポイント通過で新たな逃げが。ここにはヨナス・ヴィンゲゴーも入ってきた。
7人が逃げに。
8秒差とリードは少ない。すんなりとは逃がしてくれないだろう。
逃げには、エンリク・マス、アントニオ・ニバリ、ヨナス・ヴィンゲゴー、シモン・ゲシュケと良いメンバーが乗っている。
12周目 3回目の山岳ポイント
ここも先行するヨナス・ヴィンゲゴーをシモン・ゲシュケが抜いて1位通過。山岳賞はほぼ決まりだ。
- シモン・ゲシュケ Cofidis 3ポイント
- ヨナス・ヴィンゲゴー Jumbo-Visma 2ポイント
- エンリク・マス Movistar Team 1ポイント
新城幸也の引きで、先頭は捕まってしまう。
13周目
なんと、ヴィンチェンツォ・ニバリとアレハンドロ・バルベルデのレジェンドが逃げに。
この二人が逃げたら、流石に少し集団もしばらく追わないだろう。日本のレースで二人が逃げが見れるなんて。
残り16.2km。タイム差は11秒開いて集団が見えなくなる。
二人は21秒のタイム差を貰う。
14周
そろそろ追走が追いついて貰いたい所か。
追走は4人。豪華すぎる。
- ヨナス・ヴィンゲゴー Jumbo-Visma
- ジャスパー・フィリップセン Alpecin-Deceuninck
- ゲラント・トーマス INEOS Grenadiers
- クリス・フルーム Israel – Premier Tech
15周目
先頭まで12秒。どこで追いつくだろうか?
後方からMovistar Teamのエンリク・マスが追ってきている。
エンリク・マスが追走に追いついた。
残り8.6kmで16秒差と変わらない。あまり早く捕まえるとエンリク・マスがアレハンドロ・バルベルデのリードアウトをしそうだ。
16周目
二人は捕まりそう。
ヴィンチェンツォ・ニバリとアレハンドロ・バルベルデは握手して吸収される。こんな二人の逃げも初めてで、最後だ。
カウンターで、ゲラント・トーマスがアタック。エンリク・マスが反応する。
二人が抜け出した。
これは二人で決まったかな。
いや、ゴール手前で追走が追いこんできた。
ヨナス・ヴィンゲゴーと、ジャスパー・フィリップセンがゲラント・トーマスにジョイン。
この3人が追走から完全に抜け出した。
- ヨナス・ヴィンゲゴー Jumbo-Visma
- ジャスパー・フィリップセン Alpecin-Deceuninck
- ゲラント・トーマス INEOS Grenadiers
後方も必死で追うが追いつきそうもない。
後方はクリス・フルームが必死で引いている。
残り1.8km。ジャスパー・フィリップセンは後方との差を確認。
残り1kmを切って、ヨナス・ヴィンゲゴーが前に。
おっ、これはヨナス・ヴィンゲゴーが行ってしまうのか。
いや、ジャスパー・フィリップセンが足を使ってヨナス・ヴィンゲゴーを捕まえる。
残り250m。後方から追いこんでくるので牽制なしで3人がスプリントに。
ヨナス・ヴィンゲゴーとゲラント・トーマスも頑張るが。
しかし、ジャスパー・フィリップセンが伸びる!
やはり、ジャスパー・フィリップセンがゴールを制した!
スプリンターで唯一逃げに入り込んだので、当然の結果ではあるのだけど強かった。レジェンドチームはゴール勝利に、スプリント賞もマーク・カヴェンディシュが獲得で見事な走りとなった。
前半の逃げに入った新城幸也は敢闘賞を獲得。
集団の頭は、マーク・カヴェンディシュが全開で引いて取っている。
リザルト
ジャスパー・フィリップセンのコメント
最初は大丈夫かなと思うようなコンデションだったけれど、最後には調子が良くなってよかった。
レジェンドチームについては?
新城幸也とマーク・カヴェンディシュとのチームは最高だったね。昨日は、3人でカラオケにも行ったんだ。
来年のツール・ド・フランスの目標は?
まだ若いのでグリーンジャージを持ち帰れるように頑張りたいと思う。
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